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プロフィール |
コメント数 |
43 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
ゾンビが好きです。というよりゾンビになりたいです。 |
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1. 湖のほとりで
《ネタバレ》 イタリアアカデミー賞8部門受賞! という文句に惹かれて借りた。
他の方が言っているように、出だしはとても良い。湖のほとりの小さな町。そこを映し出す青みがかったフィルム。少女の失踪未遂から、美しい死体が見つかるまでの流れは、名画を期待させる出来。
しかし、監督はこの映画をどういうものとして創りたかったのか分からない。ミステリーならもっと衝撃的な秘密が必要だし、ラブストーリーならそれこそ愛が描かれていなければならない。ヒューマンドラマにするならば、魅力的な登場人物をもう少し丹念に描いて、納得するラストを持ってこなければ駄目だろう。
結局のところ、イタリアアカデミー賞の審査員は、この映画をどういう映画と捉え、どの部分を評価したのかが自分には一番分からない。ジャンルがミステリーとなっているのはそういう意味でなのか。あるいは皮肉か。[DVD(字幕)] 1点(2009-12-30 08:52:45)《改行有》
2. サンゲリア
《ネタバレ》 ゾンビの三原則というものがある。走らない、喋らない、考えない、この三つである。これを満たしていなければ、そもそもゾンビ映画ではない。ロメロの最新作を観て落胆した人が多かったのは、この原則を作ったロメロ自身によって原則が打ち破られたからだと思う。その意味で、これは正しくゾンビ映画である。唖然とするほど適当なシーンも多いけど、ゾンビの怖さの本質を捉えた数少ない作品だと感じた。最後の最後、街中をゾンビが蠢くシーンが素晴らしい。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-12-27 17:59:29)
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