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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 海を飛ぶ夢 《ネタバレ》 死によってようやく苦悩の日々から解放されたラモン。生きることに疲れたのなら、何一つ自分の思い通りにならない人生なら、彼のように死に方とその時期ぐらいは自由に選ばせてほしいよね。人の幸せ、辛さ、苦しみなんて、人それぞれの価値観があるわけで、その人自身にしか分からないもの。彼が死ぬ間際に発した「生きることは権利のはずなのに、私にとっては義務でした」という一言が印象的。そして死を選ぶことも罪ではなく権利だと思う。[地上波(字幕)] 6点(2011-03-06 03:57:41) 2. 赤いアモーレ 《ネタバレ》 主役のティモーテオの娘が事故で負傷、運び込まれた病院で生死の境をさ迷う現在と、彼が不倫相手と出会い彼女の死によって関係が終わるまでの過去の回想が交錯しながら物語が進んでいく。そして「不倫だったけど彼女のことは最後まで愛してました」的な描写がしっかりとなされている。なのでそれほど後味は悪くないんだが。退屈はしなかったが不倫がベースだけに(しかも彼女が死んでるし)あまり気分のいい映画じゃなかった。こんな馬鹿な男に人生捧げたイタリアが不憫だなー。子を堕胎し彼とも関係がうまくいかず街をうろつくイタリア。シラミ対策のために髪の毛をショートカットにし、身なりもだらしなく色気のない風貌だが、唯一女らしさを象徴するかのような赤いパンプスが印象的。でも雨の中で再会した時にセックスしなくてもなぁ、と思った。ところでイタリアよ、そもそも始まりは強姦だったのにいったいこんな男のどこに惚れてしまったんだい。顔かね? 相手が嫌がっていても最初に無理やりやってしまえば女はどうにでもなるんだな、みたいにこんなストーリーを真に受ける観客がいたらいやだな。そもそも二人の関係の始まりは別に強姦じゃなくてもよかったような…。映画の出来には6あげたいところだけど、個人的にはストーリーがアレなので-1の5点で。[地上波(字幕)] 5点(2009-01-25 05:51:54) 3. 自転車泥棒 《ネタバレ》 名作ですね。この映画、封切が1948年ですか・・・。終戦から三年後で、この作品の制作に係わったスタッフ・出演者はほぼ全てあの戦時下での辛酸をウンザリするほど味わった方達ばかりですね。かなり昔にテレビで観たきりなんですが、あのショッキングなラストは忘れられません。そしてここまで哀れな結末の映画を、わたしは知りません。やるせない終わり方でした・・・。[地上波(字幕)] 7点(2007-08-17 12:33:07) 4. 汚れなき悪戯 《ネタバレ》 「ええと・・・・確かこういう内容の映画だったんだけど、タイトルはなんていうんだっけ?」という、名作なのになぜかなかなかタイトルが思い出せなかった作品。かなり前に観たきりですが、涙した悲しいあのラストだけはよく覚えています。イエス様、いたいけな坊やをあんなふうに連れて行くのだけはどうしても納得できません・・・!(涙)[地上波(字幕)] 7点(2007-08-03 08:07:29)
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