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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 穴(1960) 《ネタバレ》 脱走映画の歴史的名作とされる。確かにこれほど徹底的に、リアルに描いた脱走作品はそうはないだろう。ただし、この時代のフランス映画の名作=バッドエンドという図式が既に上がってしまっているため、そのために結末が予想できてしまったのはちょっと残念。[DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 20:53:40) 2. アクエリアス D・アルジェントの弟子はやはり只者ではなかった。ぐるぐる動き回るカメラワークが並以上の恐怖感を生む。ラストの死体を並べた真ん中にフクロウが腰掛けるシーンは、芸術の域。尋常でない血糊の量や巧すぎる驚かせ方まで、もっと評価されるべき良質スプラッター・ホラー映画。[インターネット(字幕)] 7点(2010-08-17 13:35:42) 3. ベニスに死す 《ネタバレ》 自らの醜態を晒しても、美を追い求め続ける主人公。それだけで130分の映画として完成されている。他に類を見ないほど贅沢で、豪華で、哀しい物語だった。マーラーの楽曲の力が壮絶に凄い…。[DVD(字幕)] 8点(2009-02-11 21:58:04) 4. カサンドラ・クロス 開始たった10分で、これほど完璧に引き込まれてしまった作品はない。列車の中という舞台の疾走感を存分に活かし、ホラーのような印象すら与える、細菌兵器や鉄橋の描き方も相俟ってサスペンスを盛り上げまくる。だが、この映画のMVPはJ・ゴールドスミスの音楽ではないだろうか。ここぞとばかりに鳴らしまくり、もう気合入りまくり。これでもか、と盛り上げまくる終盤のスコアは神懸り的ですらある。恐らく本人も、『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』並みのヒットになることを期待していたのだろうが、結果は……。[ビデオ(字幕)] 9点(2009-01-01 02:55:37) 5. 顔のない眼 《ネタバレ》 「見せること」「見せないこと」がしっかりしている映像作りで、おどろおどろしさの演出には成功していると思う。ただし私は、あまり音楽を使わない演出が、ストーリーの盛り上がりを損ねているというような印象を持ってしまいました。『悪魔のような女』の時も同様のことを思ったので、どうやら私の肌にはフランスのホラー、サスペンスは合わないようです。[DVD(字幕)] 5点(2009-01-01 02:32:51)
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