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1. ラブリーボーン
ハッキリ言って、ピーター・ジャクソン監督作品で一番面白くなかった。
悲劇性を強調しないドライな死の描き方は悪くないんだが、成仏ストーリーにしたいんだか、サイコサスペンスにしたいのか、最後までこの映画の方向性が見えなかった。
あの世のファンタジーと現世のサスペンスがマッチしてない。
ストーリーも面白くないし、死後の世界は映像みせたいだけって感じがした。
原作は面白いのかなぁ? うーむ…。[映画館(字幕)] 4点(2010-01-31 03:20:14)《改行有》
2. ラスト サムライ
《ネタバレ》 トムが日本の捕虜になりながら、日本と馴染んでいくハートフルコメディ的展開の中盤まではなんとも言えない雰囲気と違和感がとても良いです。チャンバラシーンのBGMも和太鼓がドコドコなってて気持ち良いんです。謙さんかっこよすぎなんです。真田さんも良いんです。
しかし、後半トムと小雪が接吻してから急にハリウッド的展開になっていき、引いてしまいました。あそこは着替えだけで終わってれば美しかったのに・・・。
そして、それからはものものしいBGM、わらわらと物凄い人がいりみだれての戦争、血、爆発、予定調和、これでもかとたたみかけられて、風情も品も崩壊し、うんざりしました。最後の30分が一番退屈でした。
もっとさらっとしてればとても好きな映画になったでしょう。
150分の長さは感じさせませんし、出来はとても良いと思います。[DVD(字幕)] 6点(2008-10-29 11:32:23)《改行有》
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