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1. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
デミルやスピルバーグが束になって作ったようなアクション、スペクタクル、冒険がてんこ盛りの楽しさです。印象的な見せ場では、ローハンに援助を求めるためピピンが狼煙を上げると遠い雪山の山頂に次々と狼煙が上がる空撮シーン。映画のスケールの大きさを象徴するような雄大さは感動ものです。巨大翼竜?や巨大マンモスを使っての戦闘シーン、ミナス・ティリアや滅びの山、巨大クモ、CGのゴラムなどの造形。全編すごい映像マジックで圧倒されます。3部のうちでは一番見ごたえがある。
冒頭でゴラムの前身を描くので彼が二重人格風なのも納得。彼は魅力的なキャラです。滅びの山に向かうフロド、サム、ゴラムと平行してアラゴルン達の戦いが描かれるが、双方ともにスリルと迫力でハラハラドキドキの連続。特に滅びの山に向かう3人の話はスリルが一杯。ゴラムにだまされ巨大クモの洞窟に入ってしまうフロド、この時大活躍するのがサム。とにかくサムが主人公というくらいの活躍ぶりです。いくつか疑問点もあるものの、映画史に残るであろう映像を前にすると些細な事などどうでもいいと思えます。(ファンタジーなんだから何でもアリでOKかと)壮大な物語をいっそう盛り上げる音楽も素晴らしい。
9点(2004-02-25 23:18:38)《改行有》
2. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
1作に比べると話の説明部分がないだけ物語がダイナミックに展開する。ニューニーランドの雄大な自然をロケで実写しているのは素晴らしい。これは劇場の大画面で見ると迫力がさらにすごい。後半の戦いのシーンは大群衆の迫力、黒澤の戦闘シーンや時代劇の戦場場面を彷彿とさせる。ゴラムというキャラクターはCGで作ったというが、動きといい表情といい、悪と善を一瞬にして行ったり来たりするキャラは面白い。仲間が3つに分かれるがその位置関係が今ひとつ分からなかったのでまた見てみたい。8点(2003-06-01 20:45:12)
3. ロード・オブ・ザ・リング
原作も知らないし登場人物やその特徴、関係など一度見ただけではよく理解出来なかった。そのせいかいまひとつこの話に入り込めなかった。それは主人公のフロドが指輪を守る、というにしては力強さに欠ける気がしたこともある。K・ブランシェットは存在感があった。ファンタジーなので話や人物関係を理解して見れば、また違った見方になるかもしれない。 <テレビで再見>話がよく分かると話に引き込まれて面白かった。フロドが指輪を持つのも彼の無欲で純真な心の持ち主ゆえという意味があると分かった。ガラドリエルでさえ魔力に負けそうになるのだから。8点(2003-06-01 20:22:07)
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