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プロフィール |
コメント数 |
34 |
性別 |
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自己紹介 |
じっくりと作品世界に浸れる映画が好み。 |
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1. 第9地区
《ネタバレ》 何かやたら不安を掻きたてられる怖い映画。
確かに悪趣味でグロい場面も多いが意外にあっさり撮られており、それらが怖いワケではない。
エビ型エイリアン達の造形とか、彼等がスラムに暮らしているとか、地球人との関係etc…設定だけなら突っ込みどころ満載。突拍子もないトンデモB級設定ではあるが、しかし現実にこんな状況に陥ったら、人間は実際こんなふうに振る舞うだろう。醜く、弱く、なし崩し的な対応しか出来ないだろう。山積みの悲惨な問題は全て放置され、主人公は企業利益の為に容赦なく道具として使われ、壊されていく。
SF映画の皮を被ってはいるが、汚い人間の有り様を、ただ当たり前に無造作に映し出している。この悪ノリっぷり、昔の低予算ホラー映画と似たテイスト。低予算を逆手に取った際どいブラックジョーク、メッセージ性、さすがピーター・ジャクソン製作。[DVD(字幕)] 4点(2012-11-22 04:06:43)《改行有》
2. ラスト サムライ
《ネタバレ》 サムライを神秘的なイメージで美化し過ぎ。
潔い死を讃えるかのようなシーンには嫌悪感すら覚える。
が、ズウィック監督にとってはサムライ賛美と云うよりも、
自分たちが「侵略し、略奪し続けてきた」側であることを自覚したうえで、
「違う価値観を受け容れること・異文化に敬意を表すること」が主題・・・だったように思う。
お世辞にも巧みとは言えないが、その生真面目さ、誠意が感じられた。
監督は心底、サムライが象徴する精神性に惹かれ、丁寧に撮りたかったのだろう。
反面、ハンス・ジマーの音楽には辟易させられる。思えば「ブラック・ホーク・ダウン」もそうだったが、
この人の音楽は異文化との交流や対立を軸にした映画に使いやすいのだろうか。
エキゾチックな異文化の音を、口当たり良く巧みに「略奪」して、
勇壮なハリウッド流に仕立て上げる手腕は大したものだが、そこには一片の誠意も感じない。[DVD(字幕)] 4点(2005-06-15 04:00:06)(良:1票) 《改行有》
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