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【製作国 : チリ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. NO 《ネタバレ》 まあ、結局のところ大衆が求めているのは、国家の発展でも理想的な世界に導くイデオロギーでも無く、日々の糧と欲望が満たされることであるということなんですよね。 で、「NO側が勝つと日々の糧が失われるかもしれないよ?今のチリを作りあげた現体制の下で更なる国家の発展を!」というある種イデオロギー闘争を仕掛けてきたYES側に対し、「日々の糧はNOが勝っても変わらない!あとは自由だ!」とシンプルに人間の本能に訴えかけたNO側が最終的には勝ったわけです。 国を発展させたがために日々の糧を得ることに慣れ、自由を求める国民にNOを突きつけられたYES側、自分達の主義主張よりも勝利を優先したがために国民から支持を得たNO側・・・国を治めることの難しさを感じましたね。[DVD(字幕)] 7点(2015-05-01 08:19:16)《改行有》 2. マチュカ~僕らと革命~ 《ネタバレ》 チリ・クーデターとはどのようなものであったのか子供たちの視点で鋭くエネルギッシュに描いています。.格差社会における階級対立の哀しさ・醜さ、軍事独裁政権の過酷な反体制派粛清の様子などが生々しく映し出されていて非常に興味深かったですね(非常に哀しいストーリーではありましたけれど)。 コンデンスミルクの口うつしのシーンは、何というか「Love&Peace」という感じで非常に印象に残りました。[映画館(字幕)] 9点(2009-09-28 09:13:34)《改行有》 3. 戒厳令下チリ潜入記 《ネタバレ》 軍事独裁政権下のチリの様子が描かれていて興味深い作品でした。特に、ピノチェトの軍事クーデターのドキュメントでは、当時の無線記録や関係者の証言により生々しく当時の光景が伝わってきました。 [ビデオ(吹替)] 6点(2009-03-04 14:38:18)《改行有》 4. モーターサイクル・ダイアリーズ 《ネタバレ》 医学生の坊ちゃんが革命家の道を進むきっかけとなる南米旅行を描いているのですが、とにかくゲバラの若者特有の「青さ」が非常に印象的でしたね。彼自身は富裕層ではあるけれども、まだまだ半人前の学生の身ですから支配されているという点では貧困層と同じ立場にあるわけで、だからこそ被支配層への視点が極めて同情的なものになり、現状の体制に疑問を抱くようになって革命思想に傾倒していったんでしょうね。 若き頃のゲバラの姿以外にも、南米各国の様々な風景やユーモラスな旅道中なども楽しめる良い作品だと思いました。 [DVD(吹替)] 8点(2009-02-15 22:02:43)《改行有》
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