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1. RAIN DOGS レイン・ドッグス
いろいろ挫折している青年の立ち直り系青春モノ、のようなのですが・・・各シーンはカメラがただ状況を追っているだけで、何かの表現になっているとは言いがたい。母親とかガールフレンドとか、各種登場人物を配置しようという意図は窺えますが、それも生きていない。役者の表情やアクションの幅の狭さも手伝って、盛り上がりなく終わってしまいました。マレーシアの作品を見る機会は貴重なので、期待したんだけどな・・・。[DVD(字幕)] 4点(2024-03-04 21:44:10)
2. タレンタイム~優しい歌
何かね・・・最初のコンクール(これがやたら長いのも難点)で、「いろんな国籍の生徒が出てきます」「それがそれぞれ芸を披露します」「その生徒たちがそれぞれストーリーを発展させます」という構成になっている時点で、すでにものすごく人工的であり、設定ありきなのです。だから、いくら感動系やホノボノ系のエピソードを放り込まれても、ぐらつきや揺さぶりが発生しません。そして、登場人物も、与えられたシーンの中でそのとおりに存在しているだけであって、生きていません。マレーシアの映画を見る機会はあまりないので、期待したんですけどね。[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-06-18 01:27:25)
3. アイス・カチャンは恋の味
《ネタバレ》 マレーシアの作品というのもあまり見る機会はないし、タイトルからは甘甘の青春初恋ものが出てきそうで期待したのですが・・・中盤まで、登場人物を整理しきれずに描写も雰囲気も拡散してるし、よせばいいのにあちこちで中途半端に笑わせようとするしで、テンションが下がってしまいました。ラストは切なくまとめているっぽい感じで、本来ならそれで美しく結実するはずなのですが、それなら途中の部分でもそこに焦点を絞っていないといけません。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-22 22:40:33)
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