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1. キラー・インサイド・ミー
《ネタバレ》 大分、予告編のイメージと違った。シリアスな二重人格もののサイコサスペンスかと思ってたんだが、どこか違う。1人称の形で話が進むから、主人公の行動は、ほぼ分かるようになっているのだが、何を考えているのかがまるでわからない。(独白つきなのに!)
振り返ってみれば、実は普通のサイコサスペンスを犯人サイドから描いているだけかもしれないんだが、視点を変えるだけで、こんな妙な作品になるとは・・・。
狂気を爆発させるわけでもなく、あくまでも淡々と冷静に暴力を奮うフォードさんが、怖い。おそろしいシーンのはずなのに、陽気なカントリーミュージックがかかっちゃうのも、フォードさんの陽気な心境を表しているようで逆に怖かったりする。
最後の終わり方なんか妙に楽しげで、おちょくられた感は強し。笑えないブラックコメディを見させられていたのだろうか・・・。何だか、結局どう評していいか困る作品だが、微妙なタチの悪さや、奇妙さがなかなかに楽しかった。[映画館(字幕)] 8点(2011-04-17 21:37:38)《改行有》
2. CUBE
気がついたら正方形の部屋に人間が数人いた。というところから始まる意味不明で地味なサスペンスホラー作品だが、人間同士のかけ合いがなかなか良くて意外と楽しめる。余韻を残すラストも良く、インパクトの強い作品です。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-27 14:26:42)
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