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プロフィール |
コメント数 |
201 |
性別 |
男性 |
年齢 |
41歳 |
自己紹介 |
どんなジャンルでも先入観なしに、出来るだけ楽しくみるよう自分に言ってから、映画観賞していきたいと思います。 |
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1. CUBE
《ネタバレ》 最初は助け合おう。
しばらくしたら、どうすれば私が助かるか。
その一点の描き方が非常に秀逸。
それは、徐々に希望が薄くなっていくと
他責的になり、
かといって他人に自分の希望の責任を追わせるなど、
とにかく寅さんとは逆の時間軸を描いている。
気づけば「ここにずっといれば良かったのよ」
ということに気づくと、
憎むが一周すれば愛しさになるし、
その逆も然りなのだろう。
続編も観た上で観ると少しラストの印象が変わるけど、
この作品に閉じた目線で観ると、
ナチュラルがそのまま人間が放置した感情の中を抜けて出るような描写で
とても好きなラスト。[インターネット(字幕)] 8点(2021-12-05 22:11:09)《改行有》
2. 危険なメソッド
哲学に触れる際に避けて通れないのが自分の存在。
最終的にユングとフロイトを分かつのも自分の存在。
一人、「破壊的なぶつかりが創造する」という女性こそが
二人を破壊したのが痛快といえば痛快。
ただ、写実的な映像は無駄を省いた美しさをつかの間、くれるも
どうも人間的な魅力に乏しい。
実際の哲学者がどのようだったか分からないが、
哲学者だからこそ性欲なり学術的な抑圧なりに素直なのではないか。
その素直さを映画から感じることはできず。
ただ、言葉でやりとりして相手の深層とやりとりした(風)の後に
訣別する流れは好きです。[インターネット(字幕)] 6点(2021-12-12 21:48:03)《改行有》
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