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【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 白い家の少女 まだ少女の頃のジョディ・フォスター。 作品としては「タクシードライバー」が有名ですが、ジョディの演技ということでは本作も負けてはいません。 終始無表情で冷めたような表情。しかし時折見せる無邪気な表情・・・。見る者を引きつけるこの存在感。 どうしてもジョディに注目が集まる作品ですが、彼女の前に現れる2人の男を演じた、 まだ若いマーティン・シーンとスコット・ジャコビーも好演しています。 特に嫌な男をねちっこく演じたマーティン・シーンが印象に残る。 中で何か恐ろしいことが起こっているかのような屋敷。 本当に屋敷の中にいるのかいないのか?その存在が謎の親。 どうにかして始末しなければならない、被害者が乗って来たクルマ・・・。 どこかヒッチコックの「サイコ」とも共通する、作品に漂う不安げな空気もいい。 ショパンの調べと、背後で燃えさかる暖炉の炎と、ジョディの表情。このラストも秀逸。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-13 22:11:22)《改行有》 2. 人生、ブラボー! 難しいテーマをうまく泣き笑いのあるコメディに仕上げた作品でした。 まず、ダサくて不器用、でも愛すべき主人公のダヴィッドのキャラクターをうまく創り上げたし、演じる俳優さんの風貌も絶妙。 一方彼の“子どもたち”のキャラクターや、子どもたちと彼との絡みは物足りない部分もあります。しかしそれでも笑いドコロも十分だし、最後はやっぱり家族っていいもんだなあ・・・とホロリとさせてくれる。ちょっと変わったアプローチで家族の絆を描いた人情喜劇であり人生賛歌でした。[映画館(字幕)] 6点(2013-02-13 19:50:40)《改行有》 3. シー・オブ・ラブ 犯人はどうやら女らしい。その女をあぶり出すために策を打つ。刑事がそこに現われた犯人かもしれない女を愛してしまうという、どこかで見たことがありそうな展開ではありますが、真犯人は誰なのかという点は重要ではなく、愛してしまった女がクロなのかシロなのか、この一点だけで楽しめる作品でした。エレン・バーキンの妖しい魅力が良く出ていたしパチーノも頑張って抑えた演技をしていました。個人的にはオーバーアクト・パチーノが好きなのですが元女房が忘れられない哀愁を感じさせ、冒頭の犯罪者をおびき寄せるヤンキースファンの集いに遅刻してきた息子連れの男を放免してやるなど冴えないけど愛すべき人間味を感じさせる刑事ぶりが良かったです。その相棒のジョン・グッドマンもいい味を出していたし、なかなかのいかしたコンビぶりでした。[DVD(字幕)] 6点(2011-04-14 23:46:33) 4. JUNO/ジュノ ジュノと彼女を取り巻く両親に里親夫婦にボーイフレンドといった登場人物の設定がよく考えられていて、軽くサラリと描かれてはいますが、ジュノと彼女を取り巻くこれらの人々との触れ合いが短い尺の中にもしっかり描かれていてよく出来た人間ドラマでした。素朴でやさしさを感じさせてくれる音楽も作品によく合っていて良かったです。しかし、ジュノが悩み自問自答しながらも最終的に自分の子どもを里親に出すという選択をするのなら理解出来ますが、こういうテーマを取り上げたからにはもう少し新しい命を授かるということの重みについても描かれていて欲しかったと思います。[DVD(字幕)] 5点(2010-06-28 21:56:16)(良:1票)
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