|
1. スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
《ネタバレ》 非常に愉快で、楽しい映画だった。笑いどころも結構あり、場内がドっと湧くシーンもちょこちょこあった。気軽に楽しめるコメディとしては充分。
ただ、どうも惹きこまれない部分が多かった。
●ゲームバトルになる必然性が全くない
無理矢理でもいいから、設定作りをしてくれた方が入り込みやすかったはず。
●ネタは面白いが、本筋のストーリーが面白くない。
本筋は『彼女と付き合うために7人の敵を倒す』だけ。
だったら「全部倒して初めてキスできる」とかの方が物語としては燃えるよね。
●主人公がやってるバンドがなぜかパンク(?)
ゲームの世界をモチーフにしたなら、テクノとかそれっぽいサウンドを盛り込んだ方がオタクっぽくていいんじゃないかと思った。
●ヒロインが非魅力的
全然魅力的に見えないのは個人的な嗜好もあるから、仕方ない。
でも、ドラマーや妹や、周りの子の方が魅力的に見えたぞ。
●主人公モテすぎる。強すぎる。
モテるダメ男って事で、感情移入できないのは良しとしよう。
だけど、なんであんなに強いの?最初は弱いがレベル上げして強くなるとかあれば良かったんだけど。
●ゲームネタのバリエーションが乏しい
もっと色んなゲームネタがあるのかと思いきや、主に格ゲーばかりなのが残念。
敵によって違うジャンルで闘ったり、レトロゲームのテイストを出したりしてくれたら、もっと楽しめたかな。
まあ、グダグダと色々書いてしまったが、細かい事気にせず、個々のネタを素直に楽しむのが正しい。脇役のキャラクターとか、演出も面白かったし、終盤の自尊心を賭けての闘いの辺りは熱かった。
・・・結末は嫌いだけどね。[映画館(字幕)] 7点(2011-05-05 12:42:45)(良:1票) 《改行有》
2. スプライス
《ネタバレ》 開始早々映し出される二体のクリーチャーは、ポコチンそのもの。しかも、筋のとこからなんか放射するんだから、これ狙ってるよね?
テンポはイマイチ悪いんだけど、鬼頭頭ガールが時に気持ち悪く、薄気味悪い一方で妙に愛嬌だしてきて、嫌だわぁ。1組の男女の研究目的で産みだされ、殺すだの生かすだの、
隠すだの、虐待するだの…ネグレクト。この化学者カップルがホント、どうかしてる。
それはダメ!!ってことをふとしたきっかけでしちゃう。
そんな自分勝手でどうかしている二人の人間と一体のクリーチャーを通して、人間の業であったり、命であったり、愛であったりを描こうとしたりなんかしているんだと思う。
でも、やっぱクリーチャーの造形や動きがイチイチ笑えてしまうのは低予算だから?
それを差し引いても、クライマックスは意味わかんない。レギオンみたい(観たことないけど)。
何か最終的にはグチャグチャっとなって、この映画はどの方向に向かってるのか掴めないまま衝撃のラストを迎えるのである。そして、何だか釈然としないまま苦笑いでエンドロールを迎えた。
ストーリーの流れなんかは割とオーソドックスなんだけど、イチイチ趣味が悪い。
クリーチャーはチンコに目が出て足が生えた!みたいな造形だし。
だが、そこが好きだ。 ナイスポコチン![映画館(字幕)] 7点(2011-01-30 11:04:30)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》
3. 300 <スリーハンドレッド>
一騎当千型の爽快なアクション活劇かと思ってみたら、どちらかというと芸術よりの作品でした。丁寧に描きこまれたCG絵画をワンカットワンカットで展示しているようで、美しさやインパンクトのある映像は楽しめました。
ですが、ストーリーとかを追っても面白くないし、アクションシーン自体は割と同じようなことの繰り返しで、興奮させられるようなものではありませんでした。[DVD(字幕)] 6点(2009-02-22 23:55:06)《改行有》
|