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プロフィール |
コメント数 |
250 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
サンボリズムとリアリズムのバランスのとれた作品が好きです。 評価はもちろん主観です。 評価基準 各2点ずつで計10点 1.物語の内容・映像にリアリティを感じるか? 2.視覚的に何かを象徴できているか? 3.プロットの構成は適切か? 4.画面に映る動き・台詞や音にリズム感があるか? 5.作品のテーマに普遍性はあるか? |
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1. スキャナーズ
スキャナーズと言えば頭が爆発する映画ですが、その肝心の頭が爆発するシーンは序盤に1回あるのみです。それで頭が爆発する以外は何をやっているかというと超能力要素を交えたスパイアクションという趣です。それではわかりやすいエンターテインメントになっているかというとそうでもなく、音楽の使用も最低限に抑えられた良く言えば静謐で上品、悪く言えば地味で退屈な展開です。超能力者が現実の人種差別や科学による人間の能力の拡張のような暗喩になっているかというと別にそうでもなく、当時はなぜか超能力がフィクションで取り扱う題材として流行っていたので適当にスパイもので一本エンタメを作ってみようという程度しか創作のモチベーションが見えてきません。結局見終わった後に頭が爆発するシーンのインパクト以上のものが残らないのも無理はないかなという感じです。[インターネット(字幕)] 4点(2023-08-17 22:46:23)
2. スタンドオフ
カナダ映画らしいですがスタッフ・キャストも内容もほとんどアメリカ映画です、冒頭いきなり星条旗がたなびいております。この映画の簡素さ・静けさはただ低予算であるというだけでなくある程度の思想性も感じさせます。イラク戦争やリーマン・ショックを経験したアメリカでは既存のアクション映画のような楽観的・大量消費的ムードではいられない、そういう内省的・批評的なムードが基調にあると思います。この映画では放たれる弾丸はわずかなものですが、ほぼトーマス・ジェーンとローレンス・フィッシュバーンの視線の交錯だけで一本のアクション映画として成立させています。ガンアクションとは何かというとただドンパチするだけではなく、相手を視界に入れ自分は相手の視界から消えようとする、そういう視線の演出こそが重要なのだと気づかせてくれます。[インターネット(字幕)] 8点(2023-03-15 23:56:45)
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