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1. ソウ6
《ネタバレ》 今回は、ゲームの内容がとにかく酷かった。
ゲームに「テーマ」や「意味」が何もないのだ
保険審査の男が合計4つのゲームに挑むことになる。で、4つゲームのうち、2つは「助ける人間を選ぶ」という同じ方向性のゲームなのだが、それ以外の2つのゲームは全く別のことを要求される。なので、ゲームのコンセプトがバラバラでチグハグなのだ。この時点ですでにこのゲームにテーマ性が欠如しているのが伺える。
何より重大な欠陥なのは、助ける人間を選ばせるゲームも、女性を迷路から助け出すゲームも、あまりに意味がなさすぎることだ。
というのも、例えば、「誰の命を助けるか?」のゲームでは、結局プレイヤーの彼が、どのような行動、選択をしても、その後の進行に何の意味も影響ももたらさないからだ。独身男と既婚女性、どっちを助けようと、もしくはどちらも助けず無視して先に進んでいようと、彼のその後の命運に、何か違いが生じていたのだろうか?
女性を迷路から助け出すことについても、彼女が助かろうが死のうが、それがその後のゲームの結果に何かプラスもしくはマイナスに働いたのだろうか?どちらもNOとしか言いようがない。
何をしようが結果が変わらないゲームに意味などあろうはずがない。
保険金を出すか出さないかで、結果的に命の選別を行ってきた彼が、リアルに命の選別をさせられる、というのが面白いはずなのに、何故それをうまく活かせなかったのか。
ソウと言えばメインとなるゲームにはいつも何かしら重要な意味があったはずだ。それなのに、一体どこをどう間違ったら、今作みたいな何の意味もないクソゲーになってしまったのだろうか?
さらに、ゲームの最後で大きくずっこけることになる。ラスト、あれって、時間制限に間に合わずに檻に入れてなかったら、彼は死なずに済んだのではないの?そんなのでいいの?妹も何のためにかっさらってあそこに閉じ込めたんだ?いる必要なくない?なんか、穴だらけのゲームだな。
全体の筋としては、徐々に明らかになる謎や、今後この連続作品にどう決着をつけさせるのか楽しみが膨らむ部分があったが、今回はゲームの内容がひどすぎる。これは駄作行き。[インターネット(字幕)] 6点(2018-05-15 03:57:15)《改行有》
2. ソウ5
《ネタバレ》 色々と残念な出来。
ストーリーの綿密さは今回あまりなかった。
5人で行われたゲームと、刑事同士の戦いが、最後まで何も関係ないまま終わるというのはあまりにひどい。
もっとも、次回作で実は両者には関係があったってことが明らかになる、とかありそうだけど。もう最近は、そのパートでの不自然な点や、謎なところも、どうせ続編で明らかになるんだろうって感じで見てしまう。末期の癌患者にあんなゲームの下準備は無理だろう→アマンダという協力者がいた→あんな非力な女一人増えたくらいじゃこの仕掛は無理だろう→ガタイのいい刑事の協力者がいた…なんて具合に、色々後で分かるわけだ。
いいのかそれで。
5人のゲームについては、「実は5人力を合わせていれば楽にクリアできた」ということが最後に明らかにはなるのは面白かったが、協力しなくてもクリア(生存)自体は可能、というのはゲームとしての完成度は低い。
新ジグソウ(?)の刑事は少し甘いマスクで不気味さと迫力に欠けるのも残念。こいつも次回ですぐ死にそうだけど。[インターネット(字幕)] 4点(2018-03-31 12:35:16)《改行有》
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