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1. エンジェル ウォーズ
《ネタバレ》 童心に返ったザッ君が「見て見て!俺こんなん作っちゃったんだ!すげーっしょ?かっけーっしょ!」と、はしゃいでいるような無邪気な作品。
ミュージカルならば歌って踊るところを本作ではバトってみました、的なイメージ。その世界観を楽しめばいいだけの話なんだが、その切り替わり方が雑で脈絡がない。そんなんじゃテンション上がらない。もっと過程を大事にしてほしい。過程があってこそバトルシーンが盛り上がるんじゃないか!
その結果、本来見せ場である筈のバトルパートが、むしろ話のテンポを崩していて、回りくどく感じてしまったのも難点かもしれない。バトルパートより現実パートの方がスリリングで面白いんだもの。現実パートの方の映像センスのがカッコ良いし、むしろそっちの方を丁寧に描いてほしかったくらい。
まあ、そういう大味な感じでゴリゴリ最後までズガーンドカーンってやってくれるなら、それでも良かったのに、最終的には妙に上手におさめちゃったのもどうもなぁ・・・。
ゲーム的にしたら最強のボスキャラが出てこないとダメじゃない?
あ、なんか貶してばっかみたいなんだけど、充分楽しかったのであります。
ツボの突き方がもうちょっと巧みだったら、かなりの絶賛作品になったと思うので、色々言いたくなっちゃうのでした。
名作とは言い難いが、なんとも愛くるしい作品。[映画館(字幕)] 7点(2011-05-05 12:12:20)《改行有》
2. エスター
《ネタバレ》 怖い子供という割と古典的なホラーながら、丁寧な演出が利いていて何もおきてない序盤からかなりいい感じに不穏。特に超能力があるわけでもなく、徹底的に鬼畜で狡猾なだけというリアルな存在エスターは、ダミアン君より怖いかも。
顔が怖い。妙に大人びた顔だなーと思ってたら・・・!!
孤立していく母、母に伝えたい子という構図を作るため、あまりにも無能なお父さんや精神科医達にイライラが募るのも思うつぼなんだろうな。
でも素手でひねりあげた跡と万力でつぶした跡の違いくらいわかるだろ![DVD(字幕)] 7点(2010-03-15 12:28:33)(良:1票) 《改行有》
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