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プロフィール |
コメント数 |
1446 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。 何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。 レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。 でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。 これからも宜しゅうお願いいたします。 |
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1. みなさん、さようなら(2003)
《ネタバレ》 怒髪天を突くってのはこの事である。最初に断っておくが、自分は「たそがれ清兵衛」の絶対的賛同者ではない。レビューはしていないが、あの日本的なしみじみとした味わいは捨てがたいので、点数を付けるなら8点位だと思う。アカデミー外国語映画賞を「たそがれ~」争ったこの映画、これほど登場人物が嫌味な奴ばかりで、不快感を催させる映画も珍しい。大体、この息子は死期が迫った親父に何をしたか?金をちらつかせ病院の経営者を買収し、個室を用意した事(部屋が足りず廊下で手当てを受けている患者がいるにもかかわらず、だ)痛みを和らげる為、ヘロインを与え禁断症状を起こすまで中毒にさせた事、それだけだ。しかも彼は気持ちより金と権力を使った事に最後まで悔やみもしない。やたらと尊大ぶってる親父のキャラクターにもてんで共感できず。二人が和解に至るまでの経過も全く不明瞭なせいで、クライマックスの泣かせ所も白々しい限り。親父の取り巻き連中が交わす、インテリぶったユーモアのつもりらしき会話にも虫唾。唯一の収穫はヘロイン中毒の娘役の腺病質な女優の魅力と、自分もきっと終わりはジタバタしながら、人生の最期を迎えるんだろうっていう、ある種の感慨を持った事だけ。この作品を観る限り、アカデミーの会員は、候補作を全て観ずに投票しているという噂は真実のような気がする。山田監督は賞を取れなかった事を決して悔しがる必要はない。この凡作と「たそがれ清兵衛」が比較の対象にされてしまった事が単に不幸だっただけなのだから。記念すべき初めての1点はこの作品に呈上します。1点(2004-04-10 17:03:13)(良:1票)
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