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【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ケミカル51 イギリスを舞台にしたアクション特有の粗悪さというか乱雑さが主演の2人(サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・カーライル)に合っていて映画としてのまとまり良かったと思う。サミュエル・L・ジャクソンを中心とした「悪ノリ」が随所に散りばめられていてブラックな爽快感をかもし出している。6点(2003-10-14 15:45:13) 2. 閉ざされた森 細かいところを見ればいささか突っ込みたくなるところはいくつかあるのだけれど、二転三転の上の最後の展開が読みきれなかった分満足度は高かった。ベテラン監督らしく全編通して観客を引き付ける工夫が所々に施されていたので集中して見ることもできた。特にクライマックスからラストにかけてのたたみかけは非常に巧かったと思う。ジョン・トラヴォルタの彼らしい演技に嬉しさと安心感を感じた。7点(2003-09-24 18:22:19) 3. スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする 非常にサスペンスフルで狂気感に満ちた雰囲気を見せつける秀作だと思う。この映像世界を創りだしたクローネンバーグ監督はやはり鬼才という言葉がふさわしいと思った。加えてレイフ・ファインズのじめじめとした演技が非常に見事だった。しかし、悪くはないんだけどストーリー的に若干の説明不足を感じたのは否めない。実際は物凄く内容が深い物語であろうことは感じられたので、それが作品の中にいまひとつ反映されてなかったのは残念だ。機会があれば原作を読んでみたい。7点(2003-08-27 16:17:52) 4. コンフェッション(2002) ジョージ・クルーニー初監督、チャーリー・カウフマン脚本ということでかなり期待して観に行ったけど、いまひとつ盛り上がらなかった。もっと小気味いいストーリーと展開を期待していたが、テンポが悪く、ストーリー自体もまどろっこしいわりにありきたりだった。画面構成などジョージ・クルーニーの監督としての技量には非凡なものを感じたけど、小作というよりも実験作という感が拭えなかった。4点(2003-08-20 12:57:17) 5. レッド・ブロンクス 他のジャッキー映画と比べると非常に暗いテンションの映画だった。そこがとても違和感があり、観ていて居心地が悪かった。アクションシーンも盛り上がらない。3点(2003-06-17 11:38:50) 6. プレッジ 映画はサスペンスのように展開していくが、テーマは冷酷な運命に縛られた男の悲壮な行く末で観るものを釘付けにする秀作だった。「クロッシング・ガード」でも感じたが、ショーン・ペンはジャック・ニコルソンの味わい深さを内面的にも外面的にも引き出すのが相当巧い。それはやはり、ペンがジャック・ニコルソンのことを心底尊敬し敬愛しているからこその業だと思う。7点(2003-06-09 14:23:07) 7. ザ・プロフェッショナル ジーン・ハックマンのベテラン泥棒ぶりは渋くて良かった。ストーリーも中盤までは緊張感があってよかったんだけど、肝心のクライマックスからラストにかけてはありきたりで楽しめなかった。5点(2003-06-08 01:27:15) 8. ゴールデンボーイ(1998) 非常に心理的な恐怖に満ちた映画だった。相手を支配しようとする少年と老人の攻防は鳥肌がたつくらい異常で恐ろしい。全編通して陰影が鮮やかで秀逸な映像美で画面に引き付けてくる。ブラッド・レンフロも良かったが、老人役のイアン・マッケランの怪演が実に見事で、ナチス軍人の冷酷さを取り戻していく様は狂気に満ちていた。しかし、非常に緊迫感溢れるストーリー展開だったのにラストにかけて極端に盛り下がってしまった。ラストに更に衝撃的なものを期待させる展開だっただけに、少年が自分の学校の教師を脅して終わりでは拍子抜けせずにはいられなかった。まあそれにしても全体的な出来は非常に良いのでもっと世間的に知られていてもいいと思った。7点(2003-06-07 18:30:04)(良:1票) 9. アメリカン・サイコ 画面全体の妙な清潔感が逆に不穏な空気をあらわしていて良かった。スタイリッシュな映像世界がこの話の性質に非常にマッチしていたと思う。ラストのオチも主人公の精神のゆがみを感じれて良かった。7点(2003-06-06 01:45:19) 10. イグジステンズ 世界観の作り込みはかなり目を見張るものがあった。ストーリーにもう少し深みがあれば秀作になっていたと思う。5点(2003-06-06 01:32:42) 11. シン・レッド・ライン 美しい映像には目がいくけど、ストーリーに入りこむことができなかった。終始間延びした感じがする。豪華キャストなんだけどねえ。5点(2003-05-28 15:49:43) 12. JM 意外と面白かったと思うけどねえ。よく覚えてないけど。6点(2003-05-28 02:56:43) 13. アポロ13 事実だけにかなり説得力があり、派手な演出ではないが迫力があった。俳優陣の抑えた渋い演技がそれぞれ秀逸。なんといってもエド・ハリス!9点(2003-05-27 14:14:09) 14. CUBE 確かに凄い発想と映像感覚で賞賛すべきなんだろうけど、後味の悪さが僕には耐えられない。人間の嫌な部分だけが際立って非常に心地悪い。よくできていてアイデア的にはとても好きなだけに惜しい。3点(2003-05-25 10:27:33) 15. チョコレート(2001) 観終わった後に思わず「深いねえ~」とうなっらずにはいられなかった。物凄く濃厚で潔いラブ・ストーリーだ。そろそろもう一度見たいところです。ハル・ベリーも良かったけど、賞賛すべきはビリー・ボブ・ソーントンだと確信する。見事だった。10点(2003-05-24 19:03:32)
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