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【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 《ネタバレ》 王道ファンタジーを、ツッコミを入れつつ楽しみたい人むけ、かな。神々の集うオリンポスがニューヨークにある。……という設定が、もう、面白すぎる。これが日本のマンガなら、オリンポスは東京にあるんだよね♪ いくつか欠点を持ってるけど基本いい子な主人公の美少年は、ポセイドンの息子なのでいざというときは水が助けてくれる! 美少女ヒロインはアテナの娘で戦闘能力が高い! でもなぜか主人公のほうが強い! 二人を助ける、気のいい仲間(若干下僕扱い)もいて、設定も展開も王道ファンタジー。これを面白いと思うか退屈と思うかは好みによると思う。稲妻を盗まれた、盗んだのは誰だ、という騒動自体はとってつけたような感じで、ギリシャ神話を知っていたらまるわかり。要は、ギリシャ神話の怪物たちに出会いながら、アクション満載のアメリカ縦断の冒険をしていく話なのだが、結局、主人公はアメリカから一歩も出ない。ギリシャ神話ネタなのに……。主人公の名前がパーシー。ギリシャ神話のペルセウスと同じ名前。 というわけで出てくるヘルメスのお助けグッズも面白かったし、ユマ・サーマンのメデューサは、素晴らしすぎた。(メデューサだけでいったら「タイタンの戦い」よりずっと感動した!) その他、小者っぽすぎるゼウス(ショーン・ビーン)に涙したり、訓練所でにこやかに先生をやっている5代目ボンドに苦笑したり、冥府のカロンにひそかに感動した直後に、ハデスとベルセフォネに爆笑してしまったり、エンドロール後のオチにうっかり「やったね!」と思ったり、最後までいろいろな意味で楽しめた。[DVD(字幕)] 7点(2011-02-08 14:42:49) 2. 300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 「ラストサムライ」の最後の戦闘シーンで語られていた、300人の戦士の物語。けっこう期待したのだが、がっかり。映像がスゴイということで鑑賞したはずなのだが、既視感ばかりがあって、しかもマッチョと飛び散る血ばかりが印象に残って、ストーリーは陳腐だった。「ロード・オブ・ザ・リング」などの映画からの既視感もそうなのだが、どちらかというと少年漫画や青年漫画の、どこかで見たようなシーンが繋ぎ合わさっている感じだった。他の方も言っているように北斗の拳とか、そういう系。死者を穴に落とすシーンなんて、すごく漫画的。で、いきなりスロー映像になるから、この穴はそもそも何のための穴なのか? ゴミ捨て場か?とか、変な方向へ思考が脱線しちゃうのだ。 冒頭でクドクドとスパルタの男子が戦士になっていく話が描かれたが、あれじゃあ、耕作したり商売したり外交をしたりする人間が育たないわけだ。しかも結局は国の危機に王の近習300人が戦うってだけの国になっちゃってるじゃん。戦士養成計画自体もダメダメってことじゃん。王がボロクソに言っている神官たちは、戦士になれない人間が山に捨てられた末路のようだが、違うのか? むしろペルシャの文化の高さや動員力に、国としての凄味を感じちゃうのは、アジア人だからだろうか。笑わすために出てきたとしか思えないペルシャの王のほうが、存在感があったなぁ。何から何まで漫画的だった。 それから、「ロード・オブ・ザ・リング」とそっくりな戦闘ゾウさんたちが笑えた。しかも、この語りはファラミア(ウェンハム)じゃないか。[DVD(字幕)] 4点(2007-10-24 15:08:18)《改行有》 3. シン・レッド・ライン 戦争モノなのに、これほど静かで美しい映像が続いて良いのか? 公開当時、「プライベート・ライアン」のエンターテイメント型映画にいたく感動してしまっていたので、この作品は途中で寝てしまった。5点(2003-11-20 16:11:46) 4. JM 頭悪いので、設定についていけなかった。展開も観ていて楽しくないし、新しいSFをねらったのかもしれないけど、ハズしてる。この映画で懲りずに、マトリックスに出演を決めたキアヌ・リーブスはエライ。3点(2003-11-19 18:45:05) 5. ゴールデンボーイ(1998) 凍りつかせるような空気を持った演技のできる美少年ブラッド・レンフロと、上品で穏やかな物腰の裏に不気味なものを持っていそうな雰囲気のイアン・マッケラン。まさに、人の心の闇がテーマとなっている映画で、妖気ただよう怪演のぶつかりあいがすごかった。が、脚本としてはもう一ひねり欲しかったような。7点(2003-10-24 21:49:49)
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