みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. シン・レッド・ライン 「プライベート・ライアン」もそうだったけれども,反戦の主張や戦争の虚しさ,悲惨さをリアルな映像で再現した作品に対しては,どうしても評価が難しいと思ってしまいます。戦争映画は好きなのですが,50~60年代と90年代以降の作品とでは,当然のことながらテーゼが大きく違っており,撮影技術の飛躍的な向上もあって,一概に比較はできないかも知れませんが,きっとこれや「プライベート・~」とか「スターリングラード」を見た若い人は戦争映画を嫌いになり,2度と見たくないと思ったことでしょうし,日本軍の情けなさを感じたことでしょう。確かに,血なまぐさい戦争と対極にある豊かな自然の描写は退屈極まりない映像でしたが,戦闘を一兵卒の目線で追ったような描写は,紛れもなく戦争の持つ狂気を捉えていたと思います。残酷極まりない戦闘シーンと視聴後の厭な気分と・・・。戦争映画を見るのは何のため?と私に問いかけた作品でした。ま,日本軍の描写がへんちくりんなのはいつものことだし,「パール・ハーバー」以降最近は腹も立ちませんので笑いとばして終わりにしています。いろいろ書いているうちに方向性が見えてくるかと思いましたが,依然として五里霧中故に評価が難しいので,可も不可もなくこの点数をつけさせていただきます・・・。5点(2003-02-23 21:40:24) 2. ザ・パイロット(1995) レンタルDVDを見て,おや,ラッセル・クロウがこんな作品に!と驚き,待つこと1ヶ月。ようやく借りることができました。開戦間もないWWⅡモノ,しかも空モノ,ということでついつい期待して見ました。それにしても,制作年を確かめなかったけどラッセル・クロウがえらく若々しい。当たり前だけど「グラディエーター」とは大違い。それに,悲劇の始まりって言うけど,誰も戦争で死なないし,戦争にも行かない。訓練中の事故は気の毒だったが,心身症で突入・自爆(迷惑この上ない)なんて気の毒を通り越している。女優さんも今イチ綺麗じゃないし,RAFのオーストラリア兵に対する差別を強調した訳でもない。戦争映画にも恋愛モノにもなり得ない代物。唯一の収穫は,デ・ハビランド・タイガーモスとかアブロ・アンソンなどというWWⅡ初期の英軍機の実機が映っていることぐらいか。特にアンソンは初めて見た。3点(2002-07-07 20:30:22) 3. レスリー・ニールセンの2001年宇宙への旅 相変わらずのおバカ路線にひとまず安心。こうした映画の必要性を痛感し,レスリー・ニールセンの次作に期待したいとも思った。馬鹿馬鹿しいこと極まりない後半の3大テノールのパロディだが,3大テノールに食傷気味の私としては十分OKだった。特にさんざんパヴァロッテイをこきおろしているのが良い。ドミンゴ役と指揮者のジェームス・レヴァインははっきり言って似てない。彼らと(勿論本物)ローマ法王,そしてクローンにされたサダム・フセインにはぜひ本作を見て欲しいものだ。「In the Navy」の大合唱は圧巻。7点(2002-04-20 08:37:25) 4. パラダイス(1982) 私も絶対「青い珊瑚礁」のブルック・シールズより,本作のフィビー・ケイツの方が好みでした。何と言ってもこっちの方がよりエッチな感じだったし,むしろそれがかえって自然体に見えました。7点(2001-10-26 20:19:21)
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS