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プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

1.  ボーン・レガシー 《ネタバレ》 ボーンシリーズは前3作が素晴らしすぎるので、それと比較するとどうしても色々な部分で物足りなさを感じるのですが、比較しようとせず、別物の作品として割り切ってみるとなかなか面白い作品です。1回目より2回目見たほうが面白く感じたのが自分でも意外でした。 スピンオフらしく前3作にも登場したキーマンも登場し、アーロンとシアリング博士が様々な追手から逃げる道中のスリリングな感じも楽しめました。途中で変に恋愛関係にならなかったのが余計に良かったです。 バイクチェイスシーンも迫力抜群!ただ最後にとどめをさずのが後部座席のお前かい!という突っ込みを入れたくなりましたが(笑) ポール・グリーングラス監督の演出よりも手持ち描写やカット割りも少なく、目に優しいアクション映画でした。前3作と「ジェイソン・ボーン」をつなぐスピンオフとしてはなかなかに及第点に映りました。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-03-05 22:01:06)《改行有》

2.  スプライス 《ネタバレ》 オスカーでのエイドリアン・ブロディ(ハルベリーにキスしたシーン)を観た時から、脳裏に (この人は演技上手いけどスケベだ)と刷り込まれてしまっている私は、あの生命体が大人の女になったら 絶対やるだろうなーと冒頭の時からずっと思ってて。 案の定やってるところを彼女に見られて洋服上げながら彼女を追う情けない顔をしてて (やっぱりエイドリアン・ブロディは俺の思った通りのスケベだった) と妙に納得してしまう、そんな作品でした。 追記・レイプされた生命体との子を産むような女とやるよりまだマシという声もあります。[DVD(字幕)] 5点(2019-02-25 19:34:08)(笑:1票) 《改行有》

3.  ハウンター 《ネタバレ》 早い話、人間と霊が組んで悪い霊を倒すストーリーなんですが、ヴィンチェンゾ・ナタリってだけでハードルあがっちゃうから本当に可哀想なんです(笑)「CUBE」と短編のエレベーターの閉鎖2連発で(これはすごい監督が出てきた!)って私も思っちゃったんですよね。「カンパニーマン」も地味だけど面白かったし。でも「ナッシング」で「ん???」ってなって。それ以来だったんでどうくるかと思ったら、ホラーかよ!と。ありきたりな心霊モノ撮るのかってガッカリと、話もありがちな展開で、あえてナタリが撮る意味あったのかな?とか思ってしまいました。でもひとつだけ嬉しかったのは、解決した後に開いたドアの向こうは、予想通りに光で真っ白何も見えない!あの瞬間、あそこに「CUBE」の知恵遅れの男性が歩いていった白を重ねました!次はナタリに真っ白なゴールと共に面白いドラマを期待します!!(できればまた閉鎖空間で)[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-11-13 22:52:50)

4.  ソウ ザ・ファイナル 3D 《ネタバレ》 3D鑑賞も、そこにあまり意味は感じられなかったです。むしろ邦題で「ファイナル」って書いてしまったという意味で、シリーズをどう終わらせるかが重要な7作目。 今回も、ジグソウと身近に関連する人物の話と、ゲームに参加させられる人物の話を両軸で展開させましたが「5」位からはゲームの登場人物はたとえ助かってもあまり本線に結びつかないなと分かっていたので、興味はゴードンがどう完結に絡んでくるのか。それが楽しみでした。 相当フラストレーションの溜まるえげつない描写のオンパレードで、しかもほとんどが助からないやるせなさ満載でした。屋外バージョンもあり、グロさ抜群。しかもパワフル過ぎて咽が渇く。最後の10分くらいは何とか救われました。予想通りゴードンの存在が無理矢理感こそあっても刈り取りましたね。 しかしちょっと個人的に不満だったのがそのゴードン登場のさせ方。というか登場する事、隠しておいてほしかったなあ、「セブン」のケビン・スペイシーみたく。関係者も配給会社も、あのゴードン医師が再登場ってのは、シリーズファンなによりの吉報なのでそれを前面に出したかったのは分かるんだけど。前知識なく出たら、もっともっと嬉しかったかも。もっと言えば、オープニングの「1」のバスルーム脱出後の画とか、もしくは救済者の会に顔を出す描写とか全部隠しておいて、最後、ホフマンが証拠隠滅のために家を燃やした後に、豚の仮面持って襲うあのシーンで初登場、もしくはもっと遅くして、ラストのラスト、ホフマンにバスルームで足かせし、目覚めたところで初登場でも良かったかも(「2」のラストでマシューズをはめるアマンダみたく)。 そしたら「えぇーーーーー!!!!!!!!!」ってもっとなった気がします。てゆうか、俺はそうなりたかった。 でも足かけ7年に渡りグロ面白いシリーズで楽しませてくれた事に感謝しております。死んだと思わせておいて実は生きていた面白さは間違いなかったです。なので間違っても「ソウ8・ジグソウは生きていた!」とか「ソウ・ザ・ビギニング」とか「ジグソウ/ソウ外伝」とかはやらないでいいです(@@;ゴードンの両脇にいた豚仮面は誰だったんだろう?不倫相手のカーラと、マシューズの息子とかだったりして(笑) 順番付ければ 1>>>>>2>3=6>本作>4>>>>>>>>5 です。[映画館(字幕)] 7点(2010-10-31 00:52:50)(良:1票) 《改行有》

5.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009) 《ネタバレ》 近年多い亜流のゾンビ映画の走るゾンビや強すぎるゾンビを封印し、ゾンビが数多く登場する中においてもあくまで人間同士のやりとりを重要視し、本当の意味で愚かなのは人間という構図を見事に描ききっており、さすがはロメロだなという貫禄を感じます。レートが「R-18指定」作品ですが、今までのゾンビ映画を見てきている方であれば、さほどエスカレートした感覚はないと思います。おそらく近年のゴア描写のおかげで目が慣れてきちゃってるのでしょう。目新しさこそあまりないですが、安心して楽しめます。90分間という尺もあり中だるみもありません。 「ダイアリー…」から一部話が関連するのですが、そこもあまり意識しなくても良いかもしれません。それよりも(いまさらそのルール付け加えるか?)って感じもする馬を食べるゾンビや、人間がゾンビを咬むという展開など、ロメロ監督が今後もゾンビ映画に多大な影響力を与え続けるであろう雰囲気は伝わってきました。そして70歳になってますますパワフルな演出が冴える演出に嬉しくなりました。 残念な点とすれば、島に残った側のメンバーがゾンビを鎖に繋いでいましたが、ああまでして共存したい理由がもう少し明確にあったら、対立の構図がもう少し明確になって深みが出たかもしれません。娘が双子である必要性もさして感じなかったです。 それでも往年のゾンビ映画ファンであれば、ますます絶好調であるゾンビ映画の父が生み出した最新作に満足されると思います。[映画館(字幕)] 7点(2010-06-12 21:53:53)《改行有》

6.  ソウ6 《ネタバレ》 ここまで回を追うごとに下降線を辿ってきたソウシリーズの点数も、5作目を底に少し回復するのではないかと思わせる6作目でした。「4」「5」よりも盛り上がって終えますし、遺品の箱、アマンダ宛の手紙等「5」までに残された数々の伏線を刈り取っています。アマンダとホフマンとジルの関係も興味深い。ゴア描写は相変わらずですが目も慣れてきました。今回も生き残りゲーム1つ1つの起伏というより、ジグソウという人間の生き様とそこに絡む人間模様といった本線が興味深いです。実はペレーズは生きててエリクソン捜査官と共に、シリーズで最も犯人に近づき核心に迫ります。「実は○○だったんだ」というどんでん返しも、大きなものはそこまでありませんが中規模の物は解明されスッキリします。しかしアマンダが、ジルを流産させた現場にいて(犯人とヤク仲間)しかもその事実をホフマンに握られていた。それらを更に知ったジルとか、もう情報戦も相当すごいです。でもどれだけ複雑に展開しても「ジグソウ・ジル」だけは別のステージにいる感じで後は所詮手駒。それが如実に感じる回です。マンネリだなんだ言いながら5作目まで観ちゃった方は、6作目を見た時に(お、意外に悪くない)と思うはずです。少なくともここまで6作連続でレビュー書いちゃってる人たちは(私も含めて)、間違いなくシリーズのラストまで付き合うことになるでしょうね。[映画館(字幕)] 7点(2009-11-11 14:07:47)(良:2票)

7.  X-ファイル ザ・ムービー 《ネタバレ》 この作品は扱う内容が未知だから、未知なる何かを調べて、結局回答は出ないという展開は好きです。映画版なのでお金かかってるし、全体的には壮大だけど、やはりウィルス、エイリアンとくるのでファンであれば安心して楽しめます。まさか死ぬはずないだろうと思ってもモルスカコンビが危ない時には「え?」と思いますし。しかし南極とか砂漠とか僻地が好きですよねー、本当に政府がそんな所で秘密実験してたらと考えると怖くなったりもしますが。 ビルの大爆破、車のドア閉めた瞬間の爆発、培養ドームのミツバチの大群、崩れ落ちる雪地など、何度も驚き、興奮しました。Xファイルには結末を求めないので、これはこれでいいと個人的には思います。[地上波(吹替)] 7点(2008-12-30 02:09:07)《改行有》

8.  ソウ5 《ネタバレ》 このシリーズにはグロ描写だけではない、どんでん返しや意外な伏線をはじめとする脚本の妙がありますが、今回はさほどそれを感じませんでした。元々ここまでシリーズ化させるつもりもなかったと思いますし、どうしてもソウの世界観を壊さないように、無難に後付けしていってるという感がぬぐえません。 今回はラスト付近のどんでん返しも見抜くのが非常に簡単で、全く驚きはありませんでした。5作の中ではラストの驚きの少なさは「3作目」レベル、展開の浅さは「2作目」より下かなという感じがします。 妹への復讐の弱みを握られたホフマンが、一連のジグソウ事件でかなり「ソウ2」ゲームの時点では既に「共犯(not後継者)」であった事が分かり、犯罪者の再犯率に絡め、犯罪者リストをジグソウにリークしていた等、スッキリした部分もある反面、「ジグソウのゲームは更正の道を残す」といった部分で、過去のゲームを振り返って必ずしもそうだったかな?という疑問や混乱も残りました。また時系列もさらに脳内でグチャグチャになりました(ソウ5の5人のゲームと、ソウ1のオデブちゃんがワイヤーに絡むゲーム(車の中で室内の爆発の音が聞こえたけどあれは何・・・)は同時刻?関連性なし?)。 ストラム捜査官は、忠告どおりジグソウの死体の部分から先に行ったから死ぬだろうなというのも分かりましたし(タップ同様、事件に首を突っ込みすぎた罰で)、想像した通りに進んだという意味の肩透かしが大きかったです。もっとこのシリーズには驚きがほしいと願ってしまうのです。最後の箱のところでも、箱の中の方が安全だろうなと直ぐ分かりましたし(個人的にはあそこで真犯人は本当にストラムで、操られていただけのホフマンは死亡なら更にワクワクした)。 元の奥さんに遺した箱の中身、生死が確認できないその他の登場人物など、6作目ではさらにソウの世界は膨らむのでしょうが、この世界が完結する際は「あ、そういう事だったのか!そういう目的で行われていた壮大な計画だったのか!」というスッキリを求めてしまいます。大甘ですが5点。[映画館(字幕)] 5点(2008-11-30 13:49:14)《改行有》

9.  沈黙の聖戦 《ネタバレ》 セガールの映画には「彼が命を落とすのか、それとも無事敵を倒すか」という部分でのハラハラ感は全く無い。むしろ興味は「どのくらい圧倒的な強さで敵を倒すか」だけである。私はこの感覚をどこか身近で感じる時があるなーと思ってよくよく考えたらそれはパチンコ「CR 海物語シリーズ」を打ってる際の大当たり確変時の感覚に近い。つまり「次回当たりは決まっているのだが、問題は奇数(確変)でくるか偶数(短発)であるか」だ。セガールの映画にも海物語にも私は『確変勝ち』を求める。そうでないと例えハッピーエンドでもイマイチしっくり来ないのだ。あっ、この映画は無難に面白かったです。いつものセガール確変です、ご安心下さい。[地上波(吹替)] 6点(2008-09-17 17:54:26)

10.  デイ・アフター 首都水没 《ネタバレ》 つまらない作品ではないけど、やはり冗長ですね・・・。しかもオリジナルって3時間なんですか?絶対に観たいと思わないです(笑)人間ドラマもシナリオもどこかで観たような展開ばかりで目新しさはありません。その他も登場人物の多さで混乱したり、あとは音楽のループ、やたら時刻を強調してみたり顔のアップで静止させてみたりと芸が無いのも気になります。それでも「パニックモノ」として観れば及第点です。イギリスの土地を考えられないような濁流が飲み込む描写は圧巻であり、自分があの場にいたらどうするかと考えると怖くなったりもしました。出演者も皆好演していますし、疎遠になってた主人公の父親が、国の一大事を身をもって助けるというオチは個人的には好きなので、大甘ですがこの点数です。[地上波(吹替)] 5点(2008-09-17 17:43:20)

11.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 セックスシーンと、銃で頭部を打ちぬかれた人間描写のグロさはまさにクローネンバーグ。ただちょっと期待しすぎました。個人的にはジョーイ⇒トムになった背景をもう少し見せて欲しかったですね。外周だけ見せられた感じで観た側としては一種の疎外感があり、映画に深みが出ない、消化不良、1週間後に映画を忘れてそう・・・。それ故にトムが家族と共に戸惑う姿も、全容を知った後に何だかあざとさみたいなものを感じてしまった・・・。人間てそんな簡単に過去を忘れられる程、記憶を封印できるんですかね?ただ自分自身に葛藤するヴィゴの演技(特にラストの家族で卓を囲んでる時のあの目と表情)は素晴らしかったと思うのでそこに4点。クローネンバーグは前作「スパイダー」が興行収入でコケたから、観客の涙をそそるのを目的としたようなコテコテな作品は作りたくなかったのでしょう。[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-09-01 17:45:41)

12.  テイキング・ライブス 《ネタバレ》 これだけ登場人物が限られている中で、真犯人が誰かという部分で引っ張るのは限界があるので、そこは敢えて先に観客に対して「犯人=イーサン」として見せてしまう方が却って良かったのかなー?と思いました(そうするとキーファーは余計不要になるけど)。 物語は展開的にはかなり強引で多々無理も生じていますが、アンジーの演技(いきなり犯人をシロと思い込んで恋愛感情を持ってしまい、裏切られる)だけは見事だったと思います。表情的なものも含めてボロボロになっていく過程が上手かったなあと。 最後の対決で、もし本当に赤ちゃん刺したら0点つけてやろうかと思いましたが、そうじゃなくてなにより。7ヶ月間、ひたすら偽妊婦を演じて待ち続けたアンジーに5点献上します。[地上波(吹替)] 5点(2008-03-10 17:43:51)《改行有》

13.  サイレントヒル 《ネタバレ》 閉鎖された街とか、そこで鳴るサイレンとか設定がモロ好みで「お!これはいいぞ!」と思ったら、中盤思わぬ中だるみで残念でした…。娘の絵とか紙切れとかうまく誘導されすぎだなあと。魔女って題材と分かってからは設定を理解できたのでまた違う意味でのめりこめました。残酷な描写とかあのオチはまぁアリかなと思います。むしろワシャワシャ出てくる黒い物体(夏の悪魔Gを思い出す)と、なんだか扱いの悪かったショーン・ビーンが気の毒で…。主役の娘役の子は頑張ってましたね。それとあの女警官は気の毒でした、あそこまで短髪ブロンドを見ると、何故かいつも千昌夫の別れた奥さんを思い出します。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-01-29 18:45:22)

14.  ホテル・ルワンダ 権力が比較的高い人間が下の者を助けるあざとさとは違い、自分もいつ殺られるか分からない中で極めて人間としての「らしさ」を失わずに助け合い、生き抜いた主人公とその家族に胸が痛くなった。我々はこの現実を目の当たりにしても何も出来ないのは分かっているが、同じこの星で実際に起きている重大な事件を題材にしたこういう作品に限って中々配給が決まらず、逆にどうでもいい無駄に金かけた娯楽作ばかり宣伝される世の中ってどこまでも楽観的なんだなあと思った。ツチとフツのどちら側にいても安心できない恐怖はきっと我々日本人には到底理解できない部分だと思う。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-01-18 10:59:03)

15.  デッドゾーン 昏睡状態から5年経ち、予知能力を持った主人公が、上院議員が核兵器のスイッチを押すのを阻止するって目的に比べると、話があまりにこじんまりまとまっている気もしましたが、演出にムダがなく、出演陣の演技も見事で素晴らしかったです。淡々と進むクローネンバーグの演出と、サイキック的な部分をクローズアップせず、人間ドラマに重点を置いた点が完成度を高めたと思います。「君には5年前でも、僕には昨日の事さ」が切なかった・・・。欲を言えば、主人公が正義感に目覚める精神的なプロセスをもう少し細かく描いて欲しかったかな?とも思いました。でも中だるみが全く無い秀作です。[DVD(字幕)] 8点(2007-06-03 23:46:24)(良:1票)

16.  死ぬまでにしたい10のこと 《ネタバレ》 刑務所の父に会う。旦那の愛を感じながらも、後悔しないように(ばれないように)浮気もする。誕生日を祝う録音テープを医者に託す。余命2~3ヶ月となった自分を冷静に受け止め、やりたい事を淡々とこなしていく主人公に、生への力強さを感じました。こういう作品だとどうしても迫り来る「死」への恐怖をクローズアップしがちでしたが、出演者の自然な演技も相まって、よりリアルに感じました。でも次の奥さん候補(母親候補?)まで探してから逝けるなんて、彼女からしてみれば非常に幸せな人生だったのではないかな?と思いました。卵巣腫瘍をただの貧血とごまかせるのかな?という疑問こそ残れど、悲しませまいとテープに思いを録音するシーンは演技とは思えないほど自然で、こみ上げてくるものがありました。こんなステキな家庭にも容赦なく運命はやってくるのだなと考えたら、何気ない1日にも何かしらの意味があるんじゃないか?と思えて、観て良かったなと感じる作品でした。[地上波(字幕)] 7点(2007-05-13 23:40:45)

17.  CUBE ZERO<OV> 《ネタバレ》 「CUBE」の謎を解く解明編ですが、下に書いていらっしゃる方もいるように元々単発で作った映画の世界であり、後付け感は否めません。それにミステリアスであるからこそ、CUBEの魅力もあったわけで、そこで政府やら実験施設やらと説明されると少々興ざめです。またオリジナル公開から7年も経過した後の続編は少々食傷気味であり「今更どうしたの?」的な見方をしてしまいます。最後の最後で「CUBE」の彼に繋がった部分で少しはスッキリしますが、この結び付け方を見せたいがための作品かと思うと、前半の展開にもう一山欲しかった気がします。それでも亜流のCUBE系や「CUBE2」よりはだいぶ頑張ってます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-07 13:34:53)

18.  みなさん、さようなら(2003) 《ネタバレ》 普段は死についてまったく意識にしないで生活している私なんかは、人生をそれほどマジメに生きていないわけですが、初めて死に直面した時の、普段は陽気なレミのあの表情(隣の人工呼吸している患者を見る目等)は上手いなあと思いました。それと考え方の違いから疎遠になっていた息子が、父親をもう直ぐ失うと理解した後のあの献身ぶりは、偽善的にも感じなかったし素直にそう動くだろうなと思って見ました。ただ世の中にはもっと不幸にして亡くなる方が多く、レミは温かい仲間に囲まれて最高の最期になったのではないでしょうか?しかもヘロイン中毒だったナタリーの人生観を変えた。ちゃらんぽらんに生きていた人間、まだ生に執着する人間にも容赦なく襲ってくる死。その現実を直視して悟ったナタリーも救われたし、金を握らせないと見舞いすら来ない生徒ばかりの中で、無理しない生き方で、他人の人生観に影響を与えるって凄く幸せな人生ではないかと思いました。[DVD(字幕)] 7点(2007-02-26 14:31:37)

19.  リトル・ランナー 《ネタバレ》 2007年の初泣き映画でした。素行の悪い生徒が、昏睡状態の母親の意識回復を願ってマラソンに挑戦するお話ですが、その努力の部分にはピュアなものを感じましたし、絵に描いたような登場人物(憎まれ役も含めて)も全てが生きていました。オナニーにこだわるシーンがあんなに多くある必要はありませんが、物語的に救いがある映画なので、観終わった後は清々しい気持ちになれます。母親への愛と奇跡を信じてボストンマラソンで1位を目指す最後のデッドヒートには観ていて力が入りましたし、がんばれというエールと共に思わず涙してしまいました。不真面目に生きていても人間やる時はやるんだなと再認識。凄くステキな映画だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2007-01-02 18:35:27)

20.  天国の青い蝶 《ネタバレ》 ウィリアム・ハートも主役の少年も嫌味なく好演しているのに、恐らく意図的に感動作にしたくなかった演出もあってか、観終わった後に心に何も残らなかったのが残念でした。多分映画を企画した時には、青い蝶を探しに行く旅を経験して、腫瘍が治った奇跡を淡々と描きたかったのだと思うのですが、虫や自然のアップがお客さん視点で描かれていて、感情移入しずらい作品になってしまいました。派手な展開があまり無い事がある逆にリアルではあるのですが、映画として観た場合、やはりもう少し演出があり(生死の境で正体不明の精霊?みたいなのに腫瘍を抜き取られるシーンはありましたが)観客をひき付ける展開が多く起きても良かったのではないかと思いました。映画というよりアンビリバボーのドラマを観ている気分でした。[DVD(字幕)] 5点(2006-12-20 10:10:17)

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