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【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ライディング・ザ・ブレット 原作はキングの初の試みとなる電子出版。自身、交通事故直後に書いた作品ということも重なり、少々とまどいとトラウマを感じさせるものとなっている。同時期に製作された『ドリーム・キャッチャー』『キングダム・ホシピタル』にもそれと同じような場面を見受けることができます。 キング作品で多く描写される60年代のナンバーも盛り込まれているし、監督ミックギャリスの独自の主観も十分に発揮されていることから、原作よりも有る意味、味わい深い作品となっていると思う。とくに主人公アランの人物描写は原作よりもより掘り下げられている(冒頭に謙虚に表れている。このようなケースは珍しい)。 恐怖描写だけではなく、『刑務所のリタヘイワース』や『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる感情溢れる描写もきちんと描けている点にも好感が持てる。 正直なところ個人的には原作よりも上手く出来ていると思いました。[DVD(字幕)] 7点(2006-10-22 21:07:42)《改行有》 2. バイオハザードII アポカリプス この作品、誰が何と言おうと馬鹿映画です。しかし馬鹿映画を見るにはそれなりの流儀というものが存在する。馬鹿になることです。みんなあえてそうしてるんだよね。これサイエンスフィクションなんだから、馬鹿馬鹿しいとこ(行き過ぎはダサイだけだけど)が有るのは当たり前なのである。 ただ、タチの悪い馬鹿映画は論外だけど。下品なだけとか(シモでないと笑いがとえない)、手抜きとか、極端に幼稚臭いとか、殴るだけ&筋肉だけとか(特に某主演によるマスターベーション作品)、人道に外れてるとかはね。馬鹿にも限度がありますので。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-14 19:46:38)《改行有》 3. シー・オブ・ラブ なかなかサスペンス性の高い作品ですね。最後のオチには十分に納得させるものがあったし、「なるほど!」とも思わせてくれました。それにしてもアル・パチーノ小さく見えるな~。他の役者さんの背が高かったからかな?[ビデオ(吹替)] 7点(2005-08-15 12:05:04) 4. ヒットラー 第1章:覚醒/第2章:台頭<TVM> 思いこみが激しく、自分に対して自信過剰。人の後ろを歩くことを極端に嫌い、前に前に出ていこうとする生まれ持っての闘争心。外見は大人しく映るが内面の燃えさかるエネルギーは半端ではない。こういう人間って、チョットした切っ掛けを掴むと一気に突っ走るんですね。 小さい酒場での演説から始まって、それに同調する人がどんどん集っていく。彼の演説は“熱心な政治に対する思い入れ”“母国への忠誠”という生半可なものから来ているのでは無い。そんな表向きな感情を後目に“自分の力を認めなかった他人への怒り”“自分の考え方にそぐわない人への恨み”という感情が明らかに先立っていく。 この作品はおそらくテレビ映画かと思われますが、かなり重厚な仕上がりになっています。一人の人間が史上最悪とも言われる犯罪者への道を突き進んでいく様を余すとこなく描いた見応えのある一本である。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-06 18:51:57)《改行有》 5. エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 ポール・W・S・アンダーソン監督のやっていることは、作品にお対する“オマージュ”ではなく“安っぽくマネをする”ということである。「エイリアン」「エイリアン2」が特にお好きなようで、随所に類似シーンを散りばめているのですが、見せ方に全く独自の工夫がない(彼自身の色が見えない)。ただ単に自分の好きなシーンを焼き直ししたに過ぎないような状態だ。 厚着したプレデターもちょっと重苦しいし(寒いので仕方ないのかも知れないが)、エイリアンも小さくて弱い印象(これはキャメロンの影響かな?)。 あと、ラスト付近でプレデターが担架で運ばれるシーンが有るが、いくら何でもあれは無いだろう!あれだけ進んだ文明の持ち主が、地球でも愛用されている担架を使用するなんて、とてもアナログちっくである。 あと、プレデターと人間が仲良しになるなんてのは愚の骨頂である。プレデターファンの方はさぞかしお怒りのことかと思う。 トドメはプレデター&エイリアンの愛の結晶。もしかしてこの作品はギャグ映画のつもりで作ったのだろうか・・・。[DVD(字幕)] 3点(2005-06-07 08:21:23)(良:1票) 《改行有》 6. JM 斬新なアイデアだけではダメなのだということが実証された作品。この手の作品だからツッコミは御法度だけど、あんな面倒なデータのやり取りを未来でやりますかね? それに、演出方法やCGなどにしても、平凡なSFアクション(地下組織なんて特にダサイ。確かロボコップでも有ったな)。当時に見たとしても古くささが有る。 俳優陣を見てもイマイチだったかな。“やる気なし”を演じたキアヌ・リーブスの演技は奇しくも本当にやる気が無かったし、その他の出演者もパッとしなかった(存在感なし)。 それにしても武は浮きまくってましたね。演技がダメなのではなくて、こんな作品に出るのがダメ。明らかに日本人をターゲットにした話題づくりに使われている。北野武の過去の映画作品はとても好きなのですが、この映画に出演以降どうもおかしな方向に行っているように感じる。「HANA-BI」以降、芸術ぶった作品ばかり撮るようになったし(中途半端にバイオレンス)、「BROTHER」なんてハリウッドでお遊びで作ったように感じる。5点(2004-10-08 08:48:04)《改行有》 7. ボウリング・フォー・コロンバイン アメリカ白人が悪人と考えて作ればアメリカ白人が悪いという結論のものが作れるし、アメリカ黒人が悪人と考えて作ればアメリカ黒人が悪いという結論のドキュメンタリーが出来上がります。この作品は前者ですね。 強引にプレゼンテーションしてゆく手法は悪徳セールスマンやその手の業者も真っ青です。作り手の考えが偏っていればいるほど、そういう偏見的なものに形づくられてゆく。ただ、そういった意味でもこの作品は一つの問題定義(監督の個人的主張)として見るものなのだろう。 しかし、日本人はアメリカ批判が大好きですから、この作品は日本ではかなりウケると思います。 あと、プロパガンダについての言及が重く語られています。テレビメディアによる『洗脳』的な放送は何もアメリカだけでは無く、日本のメディアも大きく偏った報道しか出来ません。例えば「犯罪都市24時」とか「実録!犯罪生激写」的なドキュメンタリーがどの局でもスペシャル番組として頻繁に放送されるし、日頃のニュース番組にしても偏執的な事件や少年犯罪等の殺人事件は他のニュースよりも大々的にやってます(しつこいぐらいに)。犯罪事件は数字がとれるのでしょうね。特にタチが悪いのは一つの揉め事が起これば、そのニュースを延々と毎日のようにやり続けますよね。例えば「イラク戦争」「年金未加入問題」新しい所では「プロ野球1リーグ化&スト」etc・・・、ところが新しい話題が現れると問題解決を待つこともなく一切報じられなくなります。ホント『視聴率』だけを考えたやり方のみが目に付きます。 人間の本質なんてどの国に住もうが同じだと私は感じるわけです。 7点(2004-09-17 15:54:43)(良:1票) 《改行有》 8. ダブル・ジョパディー もの凄い法律が有るんですね。 けっこう面白い設定だと思うのですが、同時に何かB級の臭いもしてきます。おそらく主役の女優から発せられる空気からかも知れません。正直言って地味です。 逃亡劇であり復讐劇でもあるといった内容なのですが、あまりにもハリウッドタッチという印象でマンネリ感が強いです。全体的な印象は“可もなく不可もなく”といった印象です。 4点(2004-02-02 17:06:52)《改行有》 9. デッドゾーン 物語の設定が本当に面白い。このアイデアが浮かんだ時点で勝ちですね。アホな脚本家のせいでスティーブン・キングの映像化作品はコケることが多いのですが、この作品は上手くまとめてますね。キングの原作は冗長なところが有るのですが(個人的にはそこが好きなのですが)、美味しいところを抜け目無く掻い摘んでいるので退屈することなく一気に見せてくれます。 7点(2004-01-30 15:42:18)《改行有》 10. クライム&ダイヤモンド 《ネタバレ》 驚いた。本当に驚いた。近年の作品では珍しくよく練られた素晴らしい脚本。映画の中で殺し屋が「第3幕」について語っていますが、この作品には「面白い作品」に必要な条件がきちんと盛り込まれている。作品にマッチした音楽といい、オープニングでの幕開けといい全体的な仕上がりに高いセンスを感じる。ピンポイントで語られるノスタルジックな映画作品の台詞・・・、映画好きはたまりませんね。 ラストも気持ちよく決まってますし、トドメは「雨に唄えば」。パロディーは嫌いだが、この作品のような使い方なら文句なしに許せます。8点(2004-01-09 17:07:09)(良:1票) 《改行有》 11. シン・レッド・ライン ただ美しいだけではなく、この作品は中身も有ります。 島の自然の美しさ・現地の人々の心の美しさ。それに比べて兵士たちのおこなっていることは・・・ 兵士たちそれぞれの心の闇をリアルに表現することで「殺し合う」ことへの虚脱感やじれんまを浮き彫りにしている。直接的に残酷な描写で反戦を訴える映画もありますが、むしろこの作品は内面的なものでメッセージを伝えようとしている。 6点(2003-12-12 18:18:26)《改行有》 12. ボーン・コレクター 露出度とかは関係なく犯人に存在感がないのってサスペンスとして重みが無いですね。 設定・物語・脚本に破綻を感じる映画。 深田とキンキキッズの奴が出てるドラマで、この映画を模写したようなものが有りましたが、何を考えているのだろう?3点(2003-12-03 16:00:24)《改行有》 13. ゴールデンボーイ(1998) すごく好きな原作なのでかなり期待して見た。 上流家庭の青年が、かつてナチスの強制収容所で暴挙を繰り広げていた戦争犯罪者である老人を偶然に街で見つける。 青年は以前からホロコーストに興味を持っていて、その老人が隠れ住んでいる家をつきとめる。 「収容所での話を偽り無く全て聞かせろ!」。老人をゆすって、ユダヤ人虐殺という残忍な殺戮の話を聞きだそうとする。毎日老人の家に通い、話しを聞くにつれて青年自身も除々に精神に異常をきたすようになってしまう。成績は落ち込み、スポーツに見も入らず、更には浮浪者を殴り殺してしまう(原作のみのエピソード)という暴挙に出る。ゴールデンボーイと言われる青年の転落は加速度的に始まった・・・。 原作でのジワジワと洗脳されていく青年の描写が好きなのだが、映画では足早に表現されていて物足りない。収容所での表現が全然足りていないのが原因だと思う。 少年が“行き着くところまで落ちてしまう”衝撃のラストシーンも原作と異る。その結果、見事に失敗している。 2点(2003-11-26 18:24:39)(良:1票) 《改行有》 14. ドリームキャッチャー 例えば原作では「クソは変わらず日付は変わる」という台詞が有るのですが、映画版ではそのことの意味が上手く表されていませんでしたね。4人の少年とダディッツの楽しい時間。ダディッツと会うこともなくなった4人の荒んだ人生。楽しい時間は(日付)は瞬く間に過ぎてゆくが(日付が変わる)、その一方では楽しかろうと荒んでいようと自分というものは変わらないのである。「可愛い子馬」という短編が有るのですが、キングの思いはそれを呼んでも分かると思います。 逆にドリームキャッチャーの意味合いに置いては少々クド過ぎる表現が成されていた。ドリームキャッチャーの形状を大写しするだけで良い。それで十分分かる。懐古シーンによるフォーカスは必要ではない。 この作品の特徴は、原作の「トミーノッカーズ」を思わせる『トンデモ映画』っぷりな所のですが、現実性を重視した場合、難度もUFO(異星人)が地球に訪れていてその都度政府が撃退を試みていたという設定に問題有り。初めてやって来たという設定の方が良かったのではないだろうか・・・。 あと、ラストシーンは原作と大きく異なっています。ダディッツは宇宙人では有りませんし、変身したりなんか致しません。皆さん、決してスティーブン・キングだけが悪い訳では有りませんよ。1点(2003-11-21 09:59:35)(良:1票) 《改行有》 15. アポロ13 本当にあった話しだから、さすがにリアルに表現されていて見ごたえは有りました。 CGもさりげなく使われていて違和感なくて良い。 ただ、多少だが地味な感じはいなめない。やはり、ノンフィクションだから仕方ないが、ラストが分かっているのでドキドキ感が薄れていたからかも知れない。 しかし、宇宙って本当に過酷なところですね。人間が足を踏み入れるのを拒んでいるような気がします。 5点(2003-11-18 15:32:44)《改行有》 16. CUBE 何気なくWOWOWで見てたら止められなくなった。かっぱ海老せんのような映画。5点(2003-11-17 16:07:52)
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