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1. フォレスト・オブ・ザ・デッド
ドラマ部分は割とまじめに作ってると思うのですが残念ながら登場人物に魅力がないのであまり感情移入できませんでした。あと樹木の樹液が原因なのはいいとしてなぜそれでゾンビ化して共食いしたりするのか?その辺の説明がいい加減なので亜流ゾンビの域を超えてるとは言いがたいです(まあ最初からそんな高い志はなかったのかもしれませんが。)じゃあその分ゾンビシーンが楽しめるかというとどこかで見たようなシーンばかりで当たり障りがないというか無難というか製作者のこだわりが画面から感じられません。せめてゾンビへの愛があればね…。ただ同時期の「ミートオブザデッド」と比較すると制作費の少なさをうまくごまかす作りをしているのでこちらの方が出来は上かも。少ない制作費をシナリオでごまかす、やはりこれがゾンビ映画の目指す方向性ですよね!なのでほんとなら6点くらいはつけてもいいのですがあのブレる画面はかなりきついので泣く泣く減点…。[DVD(字幕)] 5点(2006-09-22 12:31:28)(良:1票)
2. ランド・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 ロメロ三部作は好きだけどこの作品はちょっと…。ゾンビが知性や人間性を持ったらそれはもはやゾンビじゃないと思う。(まあ「死霊のえじき」で既にその片鱗が見えてましたけど)。元々人間だった存在が姿形は人間のまま「非」人間に成り果てるからこそ独特な悲しみや嫌悪感、恐怖が生まれるのであって、ここまで人格を持ってしまうともはや普通のモンスターと大差ないと思います。物語自体も変なトラックとか出てくるしホラーというよりカーペンター辺りのSFアクション映画でも見てる気分でした。20年ぶりの新作と聞いて久しぶりにロメロゾンビが見れるかと期待してただけにちょっと残念。ただDVD特典は盛りだくさんで好印象。個人的には本編よりこちらの方が断然楽しめました。[DVD(字幕)] 6点(2006-05-14 23:54:08)(良:2票)
3. NOTHING ナッシング
《ネタバレ》 要するに監督はナンセンスものをやりたかったんだろうな~。でも欧米のこういうナンセンスものって日本人の感覚にはちょっとあわないよねぇ…。確かに序盤の不幸な展開とかは悪くない。でも家の周りがほんとに「真っ白」ってちょっと安直すぎませんか?これじゃ話の膨らましようがないし。音楽とか結構ほのぼのさせられるだけにナンセンスな方向に逃げずに普通にドラマとして作ってれば佳作になっていただろうに残念。[DVD(字幕)] 4点(2006-04-23 01:26:14)
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