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1. ドリームキャッチャー
ホラー映画は劇場で見てこそで、自分ちだと恐さは半減どころか10分の1くらいになっちゃって、恐いシーンだと逆につい笑ってしまう。
原作を読んでいたので、筋立てはわかっているのだが、エイリアンをああいう形で視覚化してこっけいにならないのは、技術の勝利ってやつですか。モーガン・フリーマンがどうも浮いて見える。
本を読んだときも、ジョーンジーとヘンリーというインテリふたりがごちゃごちゃになって困ったんだけど、顔が見える分それはないが、やっぱりふたりの個性の違いがあまり見えない。
金返せってほどではないが、フツーのできでしょう。キングの作品を原作に沿った形で作ると、ローレンス・カスダンといえど、どうしたってこうなっちゃうわね。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-27 18:17:26)《改行有》
2. マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
《ネタバレ》 ギリシャ系アメリカ人の女性が、WASP の男性に恋をし、結ばれるまでの紆余曲折を描くコメディ。
原題は "Greek" という言葉が入ってるが、邦題にはそれが抜けている。
親や親戚は、同じギリシャ系との結婚を望んでいる。なにかというと一族が集まり飲めや歌え、「すべての言葉はギリシャ語に起源がある」というトンデモが持論の濃ーいおとうちゃん。。。。コメディとはいえ、わたしのように在日韓国人の、とくに女性なら、身につまされ、なかなかシャレにならない映画でもある。
主人公はふつうにアメリカの教育を受けているのだが、親の指示で子供のころからギリシャ語の課外教室に通い、そこそこ言葉もできる。「他の友だちは、ガールスカウトに行ってるのに、ギリシャ語より、わたしもそっちに行きたい」と、子供のころは思う訳なのだが、後年自分の子供を持つと、やっぱりギリシャ語を習わせる。このあたり、なんかうらやましく見ていた。
彼女と結婚するために、恋人の男性がとった手段は、「うーん、そうしないと、やっぱりムリなんかい?」ということで、ちょっとわたしには割り切れない感じだったが、マジョリティの男性という、二重に強い立場の側が、マイノリティの女性に歩み寄る、という点では、これでよかったのかも。[DVD(字幕)] 8点(2007-07-25 15:49:16)《改行有》
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