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プロフィール |
コメント数 |
3554 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
監督別鑑賞作品数
成瀨巳喜男 69 溝口健二 34 川島雄三 42 小津安二郎 37 豊田四郎 20 石井岳龍 18 矢崎仁司 12 西川美和 8 山下敦弘 18 今泉力哉 24 フェデリコ・フェリーニ 24 ミケランジェロ・アントニオーニ 16 ピエル・パオロ・パゾリーニ 16 ルキノ・ヴィスコンティ 18 ロベルト・ロッセリーニ 17 ジャン=リュック・ゴダール 38 フランソワ・トリュフォー 24 ルイ・マル 17 ジャン・ルノワール 23 ジャック・ベッケル 14 ジャン=ピエール・メルヴィル 11 ロベール・ブレッソン 12 イングマール・ベルイマン 28 アルフレッド・ヒッチコック 56 ジム・ジャームッシュ 16 ホウ・シャオシェン 19 ウォン・カーウァイ 14 ジャ・ジャンクー 9 |
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1. ある歌い女の思い出
《ネタバレ》 日本初ソフト化のチュニジア映画ということで、それを観ることができただけでも満足。
母と同じ悲しい運命を、その娘も辿る・・・という話。
王宮内では、指導者が絶対的権力を持っていて、あらゆる面において欲望を満たすわけだが、とりわけ“性”の問題については実にダークな一面があり、それが本作の主題となっている。
江戸時代の将軍でもそうだし、北朝鮮のキンショーニチでもそうだし、オウムのポアするぞ!と言っていたデブもそうだった。
つまり、閉鎖的組織の中で、絶対的権力を持つ男の指導者は、結局、“性”の欲望を、支配下に置く女性で満たしまくる。
指導者の夜の相手を務めていた母親が、まだ幼い娘を同じ目に遭わせたくないと思い、必死に抵抗する。
立場の弱い母親が、娘を思うその気持ちが痛いくらいに伝わってきた。
しかし、単調さは否めず、ただそういった題材を普通にみせているだけの作品だった。
エキゾチックな趣きはあるので、たまに観るにはそれなりに満足できる内容。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-15 23:49:05)《改行有》
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