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プロフィール |
コメント数 |
1222 |
性別 |
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年齢 |
59歳 |
自己紹介 |
短くって、切れ味のいいレビューには「良」投票してしまいます。 |
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1. マリウポリの20日間
《ネタバレ》 爆弾攻撃の衝撃波で揺さぶられた自動車のセキュリティアラーム音の鳴りわめくなか、ガラスの破片の飛び散る道を逃げ惑う民衆。無力感で倫理が崩壊し、容易に泥棒になりはてる。情報が遮断され、どこからの攻撃かも確信が持てない人たちの逃げる先はない。住宅地・病院にも銃弾は撃ち込まれ、たくさんの亡骸、重篤な怪我をした人たち。市職員で運営される集団墓地は、穴が掘ってあるだけ。産声を上げたばかりの赤ん坊の上にも爆音は降りかかる。記者のサポートをしてくれる兵士の名前も、ウラジミール。そこそこ、そこらにある名前なのか。普通に生まれた男が、長じて始めた「特別軍事作戦」。誰も、やめ方をしらない。[映画館(字幕)] 8点(2024-04-29 16:56:41)
2. ドンバス
《ネタバレ》 ドンバス戦争。ウクライナ東部・ドンバス地方に住む、親ロシア派ウクライナ人対ウクライナ政府軍の戦い(ですよね?)を、13のエピソードで描く本作。大友克洋の「気分はもう戦争」を思い出し、またタチが悪いことに松本人志のコントも彷彿させるような内容。観ていて、苦い汁がこみ上げる。観終わってしばらく、胸が押されるように具合が悪かった。「胸が苦しくなる」ってこういうことだったのね。こんなに胸くそ悪いのは「ファニーゲーム」以来。トラウマ映画第1位。0点か10点かのどっちか。で、ワタシは10点。こんな世界で生き延びられるような気がしません。[映画館(字幕)] 10点(2022-05-31 09:38:32)
3. 異端の鳥
《ネタバレ》 《ネタバレかもしれないし、勘違いかもしれない》父親の腕の番号を見て、ホロコーストから逃がすために自分のことを捨てたと気づき、愛情とともに自分の名前を思いだしたという解釈でよろしいんでしょうか?(自信がない)。うーん。芸術的な雰囲気を漂わせつつ、結構グロい。感情の読み取りづらい少年の物語。とくれば、ワタシにとっては「ブリキの太鼓(1979)」。彼の作と同じ点数にしたいと思います。オラは、こういうのは好きではありません。小学校で見た「砂漠の冒険(1969)」っぽくもあったか。[DVD(字幕)] 3点(2021-04-14 20:35:05)
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