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プロフィール |
コメント数 |
405 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://camuson.exblog.jp/ |
自己紹介 |
自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。 もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。 |
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1. エーゲ海の誘惑
《ネタバレ》 ウクライナ映画は初めてということで、期待してみたのですが、舞台はギリシャだし、言語は英語だし、ウクライナのウの字も見られない作品です。新婚さんが、エーゲ海の島に大邸宅を買って、画家の夫は絵を描いたりして、優雅な新婚生活を満喫するかに見えたのですが、妻が、素行不良になって、現地の女性と関係を持ったり、夫と女性をくっつけようとしてみたり、刺激を求めてアブノーマル路線に落ちるというような話です。たまたま、妻の名前が、この地にまつわる古代ギリシャの女性詩人と同じだったため、詩人の魂が乗り移ったのか、本人が勘違いして浮き足だったのか、気持ちのタガが外れてしまったということなのでしょうが、古代の芸術家が憑依したような重みはまったく感じられないし、あっけらかんと行動する割に、他人に対してはやたらヒステリックだし、長々と詩的または哲学的な表現を並べたりするのが寒いわで、何を伝えようとしていて、何を楽しめば良いのかよくわからない作品でした。映像は綺麗で、普通に金をかけてるだけに、スッキリしない感じです。[DVD(字幕)] 2点(2023-05-12 18:02:39)
2. 赤い闇 スターリンの冷たい大地で
《ネタバレ》 丁寧につくられた重厚で落ち着いた映像は、品格があり一気に引き込まれました。主人公は、モスクワに入ったのち、現地の大手紙の記者たちに会いますが、ソビエト側の監視が強く、自由な取材どころではないことを悟ります。経過は省きますが、自力でウクライナに潜入し、収穫のすべてを取り上げられ、飢餓に苦しむ人々と、手押し車の上に積まれた死体の山を目の当たりにします。主人公がウクライナに潜入してからのホロモドールの描写については、死者はともかく、生存者はとてもこの程度ではすまない惨状だっただろうと想像しますが、餓死寸前の生存者を再現するのは高度なCG処理でもしない限り難しいでしょうから、致し方ないかなといったところでしょうか。飢餓のリアルな再現よりは、飢餓の子供たちが歌う讃美歌が響くという幻想的な印象付けを狙ったようで、それも一つの選択肢かなとは思います。「五カ年計画」、「ソフホーズ」、「コルホーズ」は、学校の教科書で習いましたが、「ホロモドール」は習いませんでした。「ホロモドール」について学べただけでも貴重です。しかし、当時のソ連の情報統制、鉄のカーテンっぷり。そして、その表側と裏側のあまりの違いっぷりには、ホントにばれないと思ったんかねと呆れることしきりです。大量の奴隷が甲板の下でオールを漕いで進む船を作ってやろうとか、箱の中に人間を入れてハイテク機械ってことにしようとか、そういうレベルの発想ですよね。そういう人間だからこそ、国家元首になってしまうというのが何ともやりきれないというか。飢餓ジェノサイドとも言われており、呆れて済むことではないのですけどね・・・[インターネット(字幕)] 8点(2023-02-07 18:15:53)
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