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プロフィール |
コメント数 |
3511 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
監督別鑑賞作品数
成瀨巳喜男 69 溝口健二 34 川島雄三 42 小津安二郎 37 豊田四郎 20 石井岳龍 18 矢崎仁司 12 西川美和 8 山下敦弘 18 今泉力哉 24 フェデリコ・フェリーニ 24 ミケランジェロ・アントニオーニ 16 ピエル・パオロ・パゾリーニ 16 ルキノ・ヴィスコンティ 18 ロベルト・ロッセリーニ 16 ジャン=リュック・ゴダール 38 フランソワ・トリュフォー 24 ルイ・マル 17 ジャン・ルノワール 21 ジャック・ベッケル 14 ジャン=ピエール・メルヴィル 11 ロベール・ブレッソン 12 イングマール・ベルイマン 28 アルフレッド・ヒッチコック 56 ジム・ジャームッシュ 16 ホウ・シャオシェン 19 ウォン・カーウァイ 14 ジャ・ジャンクー 9 |
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1. 太陽の下で ー真実の北朝鮮ー
《ネタバレ》 タイトルに偽りあり。
太陽なんか出てこないし、空気は霞んでいて汚いし昼間から薄暗い。
そして真実の部分はほとんどなく、大部分は演出されたもの(ところどころに真実は見え隠れはするが)。
それじゃあ、この人たちが日本人より不幸なのかと言えば、必ずしもそうとは言い切れない気がする。
資本主義社会における競争では必ず敗者がいて貧富の格差もあるが、北朝鮮にはそれがない。
ラストで泣いてる少女は確かに可哀想だけど、資本主義の競争社会にだって負け組がいる。
北朝鮮をおかしなもの、間違ったものと決めつけるのは簡単だが、それはアメリカ的自由主義に毒された者たちの勝手な価値観じゃなかろうか。
とまあ、国家思想的なことはさて置き、このドキュメンタリー、市井の人々の暮らしぶりが見えてこず、いまいち面白味には欠ける。
それと同時に北朝鮮という国は世界一異質な国で、実に興味深い国であることを再認識できた。
そういう意味では見た価値はあったように思う。[インターネット(字幕)] 6点(2023-05-19 21:30:10)《改行有》
2. 安重根(アン・ジュングン)と伊藤博文
《ネタバレ》 北朝鮮映画。
これだけでも見る価値あり。
当然、朝鮮側の正当性を全面に出し、徹頭徹尾、日本を悪者として描いている。
でも、その描き方が実に緻密で、一つ一つのエピソードが具体的に細かく描かれている。
ここまで具体的に描かれると、これは真実に基づいているのでは?とも感じる。
だけど、その場に居合わせたわけではないので、実際、どれが真実なのかは分からない。
まさに、「藪の中」だ。
これは、どのエピソードが真実なのかを見極めるための映画ではなく、伊藤博文暗殺に関わる出来事を、朝鮮側が描いたらどのようになるのか、それが最大のポイントになる作品だろう。
特段、面白い内容ではないが、映画としてしっかりと作られている。
映画として評価すれば、標準的なレベルには達していると思われる。
ただしただし、この映画を見ること自体が、既にヤバイ人認定されそうなのも事実・・・
それを恐れずに、伊藤博文暗殺という事実を、朝鮮側からどう描写されているのか知りたい人にはオススメできる。
少なくとも、日本の教科書やマスコミが説いている内容とは、全く別の代物であることは、間違いない。[ビデオ(字幕)] 6点(2016-12-04 00:08:28)《改行有》
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