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プロフィール
コメント数 418
性別 男性
自己紹介 1959年生まれの48歳。
神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する
市井の人であります。
ま、コツコツとレビューしようと思ってます。

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評価順123456

101.  姿三四郎(1943) 演じるというか、そのまんまの藤田進に尽きる! 真っ白な柔道着が似合う姿三四郎(藤田進)、純朴かつ誠実そのもので好感度大。対する月形龍之介演じるあのムカデみたいないやな奴、檜垣源之介との対比が姿三四郎のそれをより一層際立たせている。また、矢野正五郎(大河内傳次郎)の口から出る柔道家(柔の道を志す者)らしい、闘技と人の道を一致させた言葉も味わい深くいつまでも記憶に残る。実際この映画では派手な格闘シーンを披露するわけでもなく、主人公達の心理描写、雰囲気描写などで盛り上げ受け手の想像力にまかせるという独創性ある演出も、さすが黒澤明という感じがする。唯一残念なのは、古い作品なので画像が傷んでおり、しかもカット版ゆえに正しい評価が出来ないということです。8点(2004-10-29 21:30:48)(良:1票)

102.  東京裁判 満州事変から支那事変、真珠湾奇襲攻撃で口火を切ることになる太平洋戦争突入とその集結。そして総決算ともいえる東京裁判こと極東国際軍事裁判。佐藤慶の明解なナレーションと共に、激動の昭和史がリアルに力強く明らかにされていきます。この作品では戦争という殺し合いを戦勝国が敗戦国を裁く、という大いなる疑問を見る者に提示します。日本と米英のイデオロギーと価値観の違い、コミュニケーションの壁までが浮き彫りにされる。そんな中、インドの判事パルによる裁判そのものの違法性と全員無罪の主張が説得力を持つ。(それでは誰が何を裁けば良いのか? それとも裁くという発想そのものが意味を成さないのか?) 近代日本の歴史的事実を極めて客観的に捉えており、ドキュメンタリー作品としては完成度も高く見応えも十分。監督小林正樹の集大成ともいえる本作の存在意義は余りにも大きい。9点(2004-06-05 22:00:36)(良:1票)

103.  2001年宇宙の旅 初見は遠い遠い昔なんですが、1回見ただけでは何が何だかさっぱり分からない。2回、3回と見直すうちに、キューブリックは何が言いたいのか少しづつ分かってくる。この作品程、見るたびに新たな発見があるというのも凄いことで、哲学的なことは言うに及ばず、時には心身を癒してくれる環境映画になったり、コワいホラー映画になったりもする。つまり、それだけイマジネーションを働かせてくれる希有な作品というわけです。まあ、余り難しく考えずに十人十色、各人各様好きな様に受け取りましょう。それではワイン片手に、この壮大な映像体験を再度満喫しようではありませんか。もちろん大画面でね。10点(2003-10-18 14:47:16)(良:1票)

104.  タイタンの戦い(1981) ハリーハウゼンが手掛けた映画では、実質上これが最後の本作品。CGが主流の昨今、手作り感溢れるモデル・アニメーションという技法は、古き良き“特撮”そのもので、ある種の新鮮味さえ感じさせる。 この映画でのお気に入りは、やはり髪の毛が蛇というメドゥーサの登場シーン。見る者を石に化すというので、勇者ペルセウスはどんな戦法で闘うのかワクワクドキドキしたものだ。子供の頃から、ファンタジックな世界を楽しませてくれたレイ・ハリーハウゼンに「ありがとう! ! 」の意を込めて …8点。8点(2003-07-12 20:47:23)(良:1票)

105.  野菊の如き君なりき(1955) モノクロ作品にもかかわらず、何故か淡いパステルカラーで思い出される。これもひとえに監督木下恵介の洗練された演出と描写の賜物なんだろう。そうそう、笠智衆が演じる老人の回想という構成も切ない雰囲気を盛り上げていた。さらに、木下忠司の哀感溢れるメロディーも作品の印象付けに多大に貢献。封建的な村社会で生きてゆかざるを得ない哀しい定めを、そこはかとなく漂わせており、木下恵介の抒情的な世界観に思う存分浸れた。観る者の涙腺を緩める、余りにも日本的な名画。9点(2003-11-24 16:01:46)(良:1票)

106.  ハリーとトント 自分の人生観をも変えそうな、心に刻まれる素晴らしい作品でした。誰しも直面せざるを得ない“老い”と“死”。それだけではなく高齢化社会、核家族、世代間ギャップ等の問題をも絡めてあるので、いろいろと考えさせられる作品です。今から30年近く経ち、主人公ハリー(アート・カーニー)みたいな骨太で素敵な老人になってみたいと思ったりもするのですが、その一方で自分にはとてもこんなふうには……。ハリーって、憧れの老人像ですね。ストーリーは淡々と進み、アート・カーニーの演技も淡々としたものですが、ネコのトントの死はペットを飼ったことのある者にとって身に詰まされるシーンでしょう。なんとなく救われそうな余韻を残したエンディング。答えはやはり、事実を受け入れ「あるがまま」ということなんでしょう。10点(2003-08-09 17:41:34)(良:1票)

107.  帝銀事件 死刑囚 帝銀事件とは終戦後間もない頃、帝国銀行の行員12名を毒殺し金品を奪うという冷酷極まりない殺人事件であり、その犯人として逮捕されたのが平沢貞通。やがて、本人の自白に基づき東京高裁で死刑判決を言い渡される。しかしその後、新たに見つけ出される事実の数々は平沢氏が犯人とは思えないものばかりであり、終戦直後GHQと深く関わりを持つ731部隊関係者が犯人像として大きく浮かび上がることになる。監督は熊井啓で、しかも本作が映画初作品。当時としては類稀なる社会的大事件であり、しかも冤罪(かもしれない)という難しい題材を取り上げた姿勢こそ高く評価しても良いのではないだろうか。この映画は新聞記者武井(内藤武敏)達の視点からドキュメンタリータッチで切り込んでゆく手法が取られており、作り手のこの作品にかける意気込みが充分過ぎるほど伝わってくる。昭和20年代の刑事や検事の人権を無視した取り調べ、マスコミ報道に恐ろしいほど左右される世論、犯人扱いされる残された家族の悲惨さなどなどかなり鋭く踏み込んで描いており作品そのものの完成度は極めて高い。そして何より、当時のGHQという圧倒的な権力の前ではジャーナリズムといえどもいかに無力であったか、さらに人が人を裁くということはいかに難しいかをも監督熊井啓は力強く訴えかけている。社会派ドラマの傑作です。9点(2004-11-06 14:25:00)(良:1票)

108.  ツイスター 迫力満点な巨大竜巻きの映像と、若き日のスピルバーグを彷佛させるヤン・デ・ボン演出が見応え充分の異色パニック映画。とくに、女性リーダー(ヘレン・ハント)率いる個性豊かな観測隊と、フル装備のエリート観測隊とを競わせる構図が素晴らしい。アドベンチャーものという側面を持ち、ワクワクドキドキ感を十二分に感じさせてくれる。荘厳かつ勇壮な音楽も捨てがたい。また、暗闇の中、F5級という超巨大竜巻きが猛威をふるう様は物凄い緊迫感! ! キューブリック作「シャイニング」の恐怖シーンを取り入れ緊張感を漂わすなど、作り手のセンスの良さをも感じさせてくれた。ラスト、主人公達二人が巨大竜巻きから逃げるのではなく、逆に向かって行く姿は圧巻だった。竜巻の猛威は二人の愛を裂くことは出来ず、逆に愛を深めるという演出も個人的には気に入っています。9点(2003-08-09 17:44:19)(良:1票)

109.  生きてこそ “生きてこそ”というより、オレたちはただただ死にたくなかった。動物の本能として。死体を喰って生き延びるか、それとも喰わずに生き絶えるか。しかしオレが死んだなら、誰かがオレの死体を喰って生き延びるだろう。そりゃあ、極限状態で引き起こされる凄まじい葛藤はあったよ。だけど、死体を喰って生き延びるしかなかった。絶望の中から何とか希望を見い出したかった。神に許しを請い、自己正当化するのに精一杯だった。一体誰がオレたちを責められよう。…これが死なずにすんだ人々の、偽ざる本心ではないだろうか。実話ということもあり描き方が難しいのはわかるわけですが、極限状態で選択を迫られる人間としての苦悩や葛藤をしっかり描いて欲しかった。しかし、亡くなられ食べられた人々や生き残った人々の配慮ということもあり、この映画のような作風にせざるを得なかったのかもしれませんね。5点(2004-07-29 10:22:31)(良:1票)

110.  橋の上の娘 コントラストを利かした鮮烈なモノクロ映像、エキゾチックで官能的なメロディーなどなど、しかもあちらこちらに脳裡に焼きつくシーンを散りばめており、まるで海外の旅先で夢でも見ていたかのような90分だった。この映画は緊迫するナイフ投げのシーンが圧巻だが、むしろこのシーンを撮りたいが故に監督ルコントはこのモノクロ作品を作った感さえする。とくに、ゾクゾクさせる音楽と共に始まる“死の大車輪”が見る者を圧倒させてくれた。あのナイフの突き刺さる音といい、ヴァネッサ・パラディのエロティックさといい、シュールな純愛を描かせたら今現在この監督の右に出る者はいない。奇才ルコントの独特の世界観が味わえる異色ラブ・ストーリーの傑作です。9点(2003-07-12 20:47:12)(良:1票)

111.  鉄道員(1956) 数あるホームドラマの中でも、これほど心温まり、余韻を残してくれる作品はそうは無いでしょう。自ら主役をも演じたピエトロ・ジェルミ監督の、力強くも味わい深い演出がひときわ冴える。飲んだくれのガンコ親父、家族を支える優しい妻、不良と付き合う長男、父親に反目する長女、人情味溢れる居酒屋の風景…等々、しっとりとまぶたに浮かぶ。ドラマ全体を包んでいるカルロ・ルスティケリの哀感溢れるメロディーも絶品。そして何よりも、サンドリノ坊やの可愛いらしさ、いじらしさに尽きるでしょう。その笑顔はまさに天使。ややもすると崩れ落ちそうになる一家5人を、健気にも見えない糸でつなぎ止める姿は天使そのもの。何度でも観たくなる名作中の名作ですね。10点(2003-08-02 23:19:16)(良:1票)

112.  JAWS/ジョーズ 「激突!」と並ぶスピルバーグ監督の代表作にして、彼のサービス精神と才能が遺憾なく発揮されたパニック映画の傑作。前半はジョン・ウィリアムズの音楽が有名な人喰いザメのパニック物で、後半は海洋が舞台のロマン溢れる冒険活劇。ひとつの作品で2ジャンル楽しめるわけですから、そりゃあ最高です。(しかも全く違和感なく繋がっている) ところで後半、オルカ号で酒盛りをするシーンがあるわけですが、三人三様束の間の会話がはずむ中、クイント(ロバート・ショウ)のサメ談話が印象的でもうゾクゾクものでしたね。しかも一転して壮絶なクライマックスに繋がるという、この演出の卓抜さ! ! これは「プライベート・ライアン」でも言えることなんですが、ミラー大尉とライアン達のなごむ会話のシーンから一気に怒濤のクライマックスを迎えます。嵐の前の静けさとでも言えばよいのか、この静から動へと切り替わる一連のシーンの描き様がスピルバーグは本当に上手い。9点(2003-04-26 23:36:18)(良:1票)

113.  ミツバチのささやき 夢とも現実ともつかない遠い記憶にあったものが、呼び戻されたような作品。いうなれば、秋深まる頃に表れるデジャ・ビュ。カメラの位置と構図、それと光と影の使い方が抜群に上手く絵画的センスの良さを十分に感じさせてくれる。妖精のような少女アナが、このアーティスティックな作風に見事溶け合っておりいつまでも記憶に残る。さらに「フランケンシュタイン」の恐くて悲しい物語りを取り入れるなど、ミステリアスな味付けも巧みだ。視点を変えて観るたびに、新たな発見があるという静かだが奥の深い名画。9点(2004-02-29 19:40:32)(良:1票)


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