みんなのシネマレビュー |
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1. ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 友人に紹介されてはじめて見たときには、意味が全くわからなかったのですが、DVDで何度も何度も見かえすうちに、少しずつ感動がうまれてきました。別にこの映画は、皆に聖人君子になれといっているわけではなく、塀の中であろうと外であろうと、皆、生きるのに必死なんだ、というメッセージを伝えたいのでしょう。Brooksの自殺してしまうシーンは、何度みても涙が出ます。Morgan Freemanの落ち着いたナレーション、Tim Robbinsの全編にわかって伏し目がちの演技がいいですね。脱獄モノとしては、アルカトラズの方が面白い(し、この映画アルカトラズをパクっている部分が多い)ので、その分、-1点。9点(2004-01-26 07:07:35)(良:2票) 2. 華氏911 《ネタバレ》 非常にタイムリーなドキュメンタリー映画としてとてもimpressiveだった。11月の大統領選前だからこそ意味がある。愛国心たっぷりだった軍隊一家のおばちゃんが、最後息子をイラクで亡くして、泣き崩れているところが印象的でした(とくに死んだ息子からの手紙が印象的だった)。しかし本当、これって、なんのための戦争なの?現アメリカ・ブッシュ政権の真実と欺瞞を暴こうというマイケル・ムーアの度胸と根性が感じられる。最後、映画館のアメリカ人たちも、この映画におしみない拍手を送っていた。そういえば、映画会場で、前の席にお父さんと小さな子供の3人できている家族がいて、お父さんが必死に解説をしていたのが面白かった。ウォルフォビッツとかが出てきてときに、「こいつがねー、また悪者なんだよー」とか必死に言ってたけど、子供は途中で知らん振りしてダレてた。ウォルフォビッツ、、、しかし、櫛舐めるのはやめようよ。。。そういう意味でR指定。 追記:イラク戦争の意義うんぬんを語るコメントが多いですが、しかし、実は、この映画は、Fahrenheit 9/11という題が示すように、政府による言論統制、焚書を扱いたかった実験的な作品であると言える。つまり、この映画をつくることによって、政府や、その他の企業(ディズニーなど)、FOXニュースのような保守的な報道機関が、この作品にどう反応するのかを、世の中のひとに、マイケル・ムーアは見せたかったのではないだろうか。案の定、ディズニーはこの作品に対してアレルギー反応を示し配給を拒否。しかし、言論統制までにはいたらず、最終的にはライオン・ゲートが配給することになる。また、しかし、理由も不明確なまま、R指定という扱いをうけることになった。こうした世の中の反応とゴタゴタが、この映画でマイケルムーアが見せたかったもう一つの側面であるのだと思う。この映画が公開されることになったことで、この作品のひとつの目的は達成されたといえる。7点(2004-06-28 07:33:50)(笑:2票) 《改行有》 3. ホテル・ルワンダ これはすごく重くそして考えさせられる映画だ。演技派ドン・チードルの迫真あるそして説得力のある演技が素晴らしい。大量の死体の上をバンで走り抜けたあと、冷静になろうと思いつつも、ネクタイが結べずいらだつシーンなど印象的。映画のはじめのHutuとTutsiの関係、事件の背景などの説明が分からんところもあって、始めはやや入り込めないところもあったが、途中からはずっとドン・チードルの演技に魅せられた。またその奥さん役のソフィー・オコネドーも非常に好演し緊迫感を出していた。また、シリアスなところに、ところどころ、ロマンチックな場面やギャグなどが盛り込まれていて、最後まで疲れることなく見ることができた。人が人を殺す、しかも大量に殺す、理由もなく殺す、こういうクレージーな状況で、最後まで冷静だったポールとそしてUNのおっちゃん(「何も出来ない」といいつつ、最後まで協力的だった)、赤十字のおねーちゃん、素晴らしいと思う。そうそう、ジャン・レノもよかったよ。9点(2005-01-16 05:50:22)(良:1票) 4. キャスト・アウェイ トム・ハンクスの演技&役作り、素晴らしいですね。それにしても、FedExとWilsonにとっては大きな宣伝ですねぇ(笑)。日本だったら「みずのくん」とかになってたのかな。いい作品というより、いい演技を見れた、というのが感想です。7点(2004-02-22 13:06:23)(笑:1票) 5. オーシャンズ12 《ネタバレ》 Ocean's 11よりは断然良い。いろいろなコントラスト、洒落が効いていて楽しかった!!!フランスの怪盗ルパンもどきVsアメリカン強盗、キャサリーンゼタジョーンズVsジュリアロバーツ、ボストンレッドソックスVsニューヨークヤンキース(笑)などなど。ジュリアは妊娠中だったせいもあって出番はすくなかったが、存在感あった。話もさまざまなtwistが効いていて面白かった(ついてけないところもあったけど)。マット・デイモンの三枚目ぶりもお茶目。大人な洒落を楽しむコメディー映画!!!PS.しかし、この映画、ギャグが細かい!しかもアメリカンなギャグなんで(アメリカの現代カルチャーや人種ネタなんかを知らないと笑えない)、日本ではウケナイのも頷けます。(少なくとも泥棒映画じゃなくコメディー映画。)7点(2004-12-20 08:52:47)(良:1票) 6. ミート・ザ・ペアレンツ2 もともとは、Meet the parents 2として作成された作品らしいが、大御所のデニーロとダスティン・ホフマンが本気で(笑)コメディーをやっている。かなり面白い。ダスティン・ホフマンって面白いひとだなぁ。ベッドの上でクリームを顔いっぱいにつけているダスティンホフマンって、すてき。コメディー好きは一見の価値あり。赤ちゃんが、「あーす・ほーX」と言いだすため、地上波での放送は絶望的か(笑)。追伸:早速の作品登録、ありがとうございます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-06 13:24:37)(笑:1票) 7. スタンドアップ 以下、箇条書きです。法廷の部分がメインなところではないので、そもそもスタンドアップという邦題は誤解を招く。法廷がご都合主義に流れていっている感は否めないが、メインなところではないので、とくに気にはならなかった。残念なのは、シャーライズ・セロンの演技があまり見所がなかったこと。それを期待していたのに。Unionの集会も、「感動」場面はお父さんに持って行かれたし、法廷も弁護士にもっていかれてしまっていた。教師によるレイプの場面も別の若い役者によるものだし、Domestic violenceもあまり主張されてこない。シャーライズは、ストーリーテラーくらいの意味しかないような感じだ。もったいない。[DVD(字幕)] 6点(2006-02-28 03:44:25)(良:1票) 8. ミリオンダラー・ベイビー クリント、すごい。この作品と彼の演技、素晴らしいの一言。もともと、映画を見る前は、そのタイトルから、アメリカンドリームをつかむ少女の話をもとにアメリカ社会を描く社会派の作品だろうな、とたかをくくっていたのだけど、良い意味で裏切られた。もちろん、安楽死の問題など社会派の内容もあるけど、クリントがここで描きたかったのは、「人間」そのもの。人間の生、人間の死、人間の欲望、怒り、愛、醜さなどなどなど。そしてそうした生生しい人間の姿は、社会や宗教とは関係なく、世界共通、人類共通のものであるといえるだろう。最後のクリントの行動と気持ちについて、ほんとに、いろいろと考えさせられた。もう一度みたい映画。ちなみに、ヒラリースワンクの主演女優賞は納得、モーガン・フリーマンは良かったけど、助演男優賞をあげるほどではないな(彼には、この作品の役どころよりももっと良い役がこれまでにもたくさんあった)。個人的には、助演女優賞は、ビッチなマギーの母親と妹にでもあげたいね(笑)。 [映画館(字幕)] 9点(2005-03-07 08:40:38)(良:1票) 《改行有》 9. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと なんか、上手くは説明できないけど、最後の場面、ブロンクスの貧しい街角からみえるマンハッタンの夜景と満月をみながら、「アメリカっていい国だな」ってしみじみ思いました。ストーリは、ほんと、アメリカならではの映画(日本にはまず無い話し)。マテオのエイズの話にしてもアメリカの社会問題だけど、必死に生きていこうとする姿が印象的だった。そうした人間模様を社会問題や病気の話し(エイズ、Rh不適合妊娠、小児脳腫瘍)をおりまぜながら展開していっているところがなかなかよかった。もちろん子供達の笑顔は忘れられない。3万ドルのお金の支払い方法についていろいろ議論あるようだけど、マテオがたとえ持っていたとしても天国にはもっていけないからね。お金じゃないところに価値を見出していることを強く印象付ける良いエピソードだと思う。(たとえ、彼らが払えなくっても、実際には病院側が自腹を切ることになるというのがよくある話。)それにしても、長女がRh(-)で、次女はどうやらRh(+)、で、Frankieのときは大丈夫だったのか?FrankieはRh(-)?で、今回がRh(+)か???それにしても、はじめのTimes Sqのシーンでながれていた曲、"Do you believe in magic?"が最後まで頭に流れてました。ミラクル!マジック!信じよう!! 追伸:日本語副題「三つの小さな願いごと」は蛇足。それが主題ではないから。7点(2004-07-03 13:53:16)(良:1票) |
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