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1. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
《ネタバレ》 完全に子供向け。英雄・王・剣・魔女・幻獣と、小学生時代に観れば激しくハマっただろうと思うアイテム満載です。でも、ストーリー的にはものすごく幼稚で表面的。戦争を避けて疎開してきてるのに、なぜ簡単に縁もゆかりもない土地の戦争に参加できるのお兄ちゃん?戦う理由が出会ったばかりのライオン(笑)だとしたら、弱すぎる。その辺の葛藤がまるで無いところとか、サンタにもらったアイテムを使いきれてないばかりかいざ使ったと思ったら都合良すぎるところとか、とにかく展開が浅い。人物描写をもっと丁寧に描いたり、サンタの小道具でもどうにもならないピンチとかあったりしたら燃えるのに。←原作は未読なので、今後そういった展開もあるのかもしれませんが。まぁ、結局は細かい世界観を描くだけの尺がないということになるのかな。この手の映画でそれって致命的な気がするけど…(笑)で、これだけは声を大にして言いたいのですが、ティルダ・スウィントンはめちゃくちゃステキでした!!シロクマ…(笑)[映画館(字幕)] 3点(2006-04-12 01:37:06)(良:2票)
2. 私の頭の中の消しゴム
《ネタバレ》 まず不服なのはラスト。一番描かなくてはいけないところに行き着く前に終わる。絶望的な「その後」は描かず、なんとなく濁して終わっていて中途半端。むしろそこからがチョルスの本当の試練の始まりで、一番丁寧に描いて欲しいところだったのに。
そんなラストなのに前半の出会い→結婚までが長い。確かに楽しい思い出シーンをしっかり描けば、それを忘れていってしまうシーンの悲壮感が増すとは思うが、その肝心の「忘れていく過程」も短いし、前述した通りラストが中途半端なので、前半部の懇切丁寧さに意味を見いだせない。それでもとりあえず意識的に「泣こう!」と決めて観始めたので、チョルスが置き手紙を読むシーンなど、個別に泣けるシーンはありました。
[DVD(字幕)] 4点(2006-11-23 22:32:40)(良:1票) 《改行有》
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