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1. 映画ドラえもん のび太の恐竜2006
記念すべき初レビューをこの映画に捧げます。ドラえもんの声が変わり、絵柄も変わり・・と「私たち」のドラえもんからどんどん離れていくドラえもん。見送るしかない大人の私たちは自分の年を感じるとともに、その複雑な思いを製作者側へとぶつけていたのかもしれません。「こんなのドラえもんじゃない!」と。私もその一人でした。だからいっそスッパリ嫌いになっちゃおうと、この映画を見に行ったのです。さぁ嫌なところ探しつくしてやるー!と意気込んで見ましたが・・・素晴らしい。まずは映像。特にタケコプターで空を飛ぶときの映像の爽快感といったらありません。そしてシナリオ。内容は昔と変わりません、そこがまたいいのです。私は後期ドラの感動の押し付け(「君は誰を守れるか」とか・・・)が嫌で仕方なかったのですが、今回はピー助との別れをしつこく押すのではなく、やたら透明感のある涙でダダ泣きする。とある意味あっさりした感がありました。しかし冒険を終えたのび太たちの顔を見れば、この出会いと別れの大きさを充分感じることができます。
長年愛していたものが変わってしまうのはとても辛いことです。しかし、ドラえもんは常に子供のものであったはず。そして私たちはもう子供ではないのです。
賛否両論なのは当然です。しかし「面白い、面白くない」は主賓が決めること。この2時間近い(子供ものにしては)長いこの作品、子供たちはぐずることなく、ドラえもんと笑い、ハラハラドキドキの冒険をしていました。これこそこの映画の評価にふさわしいのではないでしょうか。
必ず批判が待っているこの厳しい条件の中、素晴らしい作品を作り上げたスタッフの皆さんと、これからのドラ映画への期待、そして新しいドラえもんと子供たちの未来に10点献上いたしたいと思います!![映画館(吹替)] 10点(2006-04-16 01:35:13)(良:3票) 《改行有》
2. Mr.&Mrs. スミス
《ネタバレ》 殺し屋同士のケンカということでワクワクしながら見たのに、
話が進むほど残念になる映画。
アクションシーンも地味だし、
いったいこの夫婦がどうやって仕事してるのかもぜんぜんわからない。
プロの殺し屋、という割にはどうやって始末するつもりだったのか
わからないくらい仕事ぶりが雑。爆発させてその後どうするつもりだったのか。
仕方ないので、スパイ映画とかそういう風に思わず見ようとも思ったが、
そう思ってみても、メインのもう1つの夫婦喧嘩も特に面白くない。
どうせならワイン瓶をキャッチするくらいの、超人的な設定を生かして
ばかばかしいくらい大げさなケンカが見たかった。
ただ銃をぶっ放すだけでは面白くない。
しかもやたら民間人を巻き込むので、ただの痛い夫婦にしか見えない。
ブラピ&アンジーというネームバリューに頼っただけの映画。[地上波(吹替)] 3点(2012-04-18 22:26:24)(良:1票) 《改行有》
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