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1. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 「こ・・・これは何十年に一度の傑作じゃないか!」観ている最中、心がどんどん昂ぶってきて抑えられなくなった。これまでもピクサーにはさんざんいい物を見せて貰ったが、ついに本当にものすごいものを作ってしまった!!と何度も心の中で叫んだ。
この映画には、本来映画が持つ楽しさ、驚き、興奮、切なさはもちろん、初めて映画を観たあの日のような理屈抜きのワクワク感がある!それは冒頭のおもちゃたちによる寸劇に始まり、保育園に到着してからの期待と絶望、さらに脱出劇とエンディングの別れに至るまで、とにかく細かく計算されつくしたストーリー運びは見事という他無い。同時に、何故多くの映画はこういうことが出来ないのか?と残念に思うほどだった。
何にしろ、この映画は子供の頃におもちゃを貰った時の感激のように、大人に与えられた素晴らしい映像のおもちゃだと思う。細かいことを言うのももどかしい。自分の拙いボキャブラリーでは表現しきれないこの感動!この際本当に童心に帰って、素晴らしいものは手放しで褒めたいし、思い切り抱きしめて大切にしたいと思う。これからもずっと・・・。[映画館(吹替)] 10点(2010-09-04 04:59:33)(良:2票) 《改行有》
2. しんぼる
映画館を出る際、口元に笑みを浮かべている自分に気付いた。ただただ嬉しかったからだ。内容からして、おそらく酷評も多いだろうと予想されたが、自分は松本人志がストイックに「お笑いの映画」に挑戦して、きっちりとひとつの作品を生んでくれたことが嬉しかった。
松本は常々、映画はひとつの表現の場でしかないと語っている。今のテレビは規制が厳しいし、お金も出ない。だから映画に「逃げた」と。他にもっといい条件でいいものを作れるなら、映画じゃなくてもいいと。だから松本にとって映画はテレビでもあり、DVDでもあるわけだ(もちろん、海外で売れる、賞に出品出来るという映画ならではのメリットを1作目で痛感したからこその、今回の内容であるといえる)。
「映画」という場に対して日本全体が身構えてしまうし、あれだけのプロモーションにより過度の期待がかかり、その失望?から酷評が生まれるのは残念だ。
出来るなら、もう少し吉本も気楽に作品を撮らせてやって欲しい。物々しく発表して、過剰に期待させるからこそ反動も高くなるのだろう。
ともあれ、どんな形であれ作品を発表してくれたことが嬉しいし、それが自分の心に大きな余韻を残す作品だったことも嬉しい。[映画館(邦画)] 9点(2009-10-14 03:51:47)(良:1票) 《改行有》
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