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プロフィール |
コメント数 |
4 |
性別 |
男性 |
年齢 |
43歳 |
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1. ハプニング
嫌だけど、多少は考えました。「この映画は何を言いたかったのか」を。それで自分なりにこう納得しています。ああこの監督は、まずタイトルが浮かんだんだなと。得体の知れない何らかの力によって、人がどんどん自殺してゆく。常識ある一般人の主人公は、ともかくそれから逃げようと頑張る。「ハプニング」の原因や結末なんか全部後付けなんだ、逃げ惑う人々や恐怖感を描きたかっただけなんだと。こんな投げっぱなしのエンディングに、これ以上頭を使わなくていいんだって、そう思ったらすごく楽になりました。恐怖、それだけを抽出するなら、なかなか面白かったですよ。周りの人々がバタバタ死んでいったら怖いだろうなって、それは伝わったから。この監督のファンならどうぞ。もう私は一生観ませんけどね.[映画館(字幕)] 3点(2008-07-27 03:50:49)(良:1票)
2. ゴールデンスランバー(2009)
《ネタバレ》 それなりに期待していたのですが、受け付けませんでした。自分の場合、冒頭から駄目でしたね。「お前、オズワルドにされるぞ」「みっともなくてもいいから逃げろ」と、突然親友に言われるわけですが、そう主人公に伝えることができる猶予があること自体おかしいです。むしろ、親友役である吉岡君の立場の人が、犯人に仕立て上げられるべきであり、陰謀実行者と嵌められる人の間にワンクッションがある時点で、この計画は甘いわけです。逃亡中も、ことあるごとに出てくる登場人物が全員、主人公に協力してくれるのですが、これも観ていて理解できませんでした。人が良いだけで協力してくれるのは家族と、百歩譲って親友までであり、堅気の花火屋や入院中のおっさん、はてや殺人鬼やアイドルまで協力するのは何故なんでしょう。「あの人は犯人じゃない」という確信がなければ、とても国家権力を敵に回してまでできることじゃない。原作は、いかに主人公が魅力的で、信じずにはおけない人物かを説明しているのかもしれませんが、映画ではそれが伝わらず、終始、納得のいかない、気持ちの悪い展開だと感じてしまいました。逃げ切って、整形をし、新たな人生を歩んでも、あくまで主人公は無実なわけですし、決してハッピーエンドじゃないですよね。結局、鑑賞後は何も残りませんでした。残念です。[DVD(吹替)] 4点(2010-08-10 02:26:00)(良:1票)
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