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1. マチネー/土曜の午後はキッスで始まる
この作品には映画の全てがある。コメディー、サスペンス、風刺、恋愛、ノスタルジー、ホラー、アクション、スペクタクル、SF、そして映画への愛。知っている人が少ないのが残念な大傑作(と、自分は思う)。[DVD(字幕)] 10点(2009-02-11 16:57:55)(良:1票)
2. 模倣犯
《ネタバレ》 最高の原作を元に作られた、最低の作品。自分の中ではデビルマン以下。才能ある監督だけにタチが悪い。この長大な小説を二時間程の映画にするのなら、原作の第三部をメインに展開させ、その前の話は回想等で処理するのが無難だと思うが、森田監督は原作をそのまま矢継ぎ早に展開するという方法をとった。それだけなら、只の駄作で済んだのだが、あろうことか原作のテーマとは異なる意味合いの結末に改悪してしまった。結末を変えること自体は悪いとは思わないが、テーマを変えるのは許せない。テーマとは、作者がその作品に込めた想いであり、命である。これはもはや別作品であり、もし、このようなテーマで映画を作りたいのなら、オリジナルの作品でやってほしかった。[映画館(邦画)] 0点(2009-02-11 16:01:52)(良:1票)
3. ふたり(1991)
《ネタバレ》 結局、誰も幸せになれない。 誰も救われない。 でも、何故か優しい気持ちにさせてくれる。 辛いとき、悲しいとき、この映画を観ると立ち直れる。 なんて厳しくも優しい映画なんだろう。 この作品に出会えて本当に良かった。[DVD(邦画)] 10点(2009-02-15 01:43:46)(良:1票)
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