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プロフィール
コメント数 110
性別 女性
自己紹介 増税前にブルーレイプレーヤーを購入したにも関わらず、未だブルーレイ未体験の私。
何がブルーレイで観るにふさわしいのか、レンタル屋で果てしなく迷う今日この頃だったりする。

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評価順1

1.  扉をたたく人 《ネタバレ》 静かな、だけどジャンベ(アフリカン・ドラム)の音のように、力強い作品。観終わった後、何だか胸が熱くなりました。扉を閉ざした老教授の毎日に、偶然の一つの出会いが訪れ、そしてゆっくりと扉を開けていく。その過程を丁寧に穏やかに、前半は綴っていく。そして暗転した後半、何もかもがフリだったと告白し、9.11以後扉を閉ざしたアメリカと、無力な自分自身に怒る。ラストの、地下鉄の駅のジャンベの音は、地下鉄の音に紛れようとも、決して消されはしない。静かな、でも強い抗議の音。秀逸なエンディングも然ることながら、原題と邦題も素晴らしい。役者も全員素晴らしいの一言。主演のリチャード・ジェンキンスはもちろん、ヒアム・アッバスも佳かったです。パンフレット見たら、この2人を念頭に脚本は書かれたんですね。ダレクとその彼女も佳かったです。秀作。[映画館(字幕)] 8点(2009-08-19 23:41:07)(良:3票)

2.  アンダーグラウンド(1995) かつて在った国・ユーゴスラビアの歴史を描いた、パワフルでコミカルで、とてもユニークな作品。戦争の滑稽さ、悲哀、残酷さを描くと同時に、憎めないし切り離せないが素直に愛せない故国への憧憬が描かれていた。 国の想いで1つだった過去、チトー亡き後、混迷し分断され…祖国が失われる哀しみが、ジプシー・ブラス音楽の音色にのって、独特のユーモアと哀愁、痛みで彩られていた、とてもとても力強い作品でした。[ビデオ(字幕)] 9点(2009-02-11 10:41:52)(良:2票)

3.  サウンド・オブ・ミュージック 大人になって観ると、あれ、こんなにドキドキする映画だったっけ?と、大佐とマリアの恋愛模様に胸ときめいてしまいました。お互いの想いが交錯するダンスシーンも素敵ですが、大佐がエーデルワイスを歌うシーンには、マリアじゃないけど私もウットリです。2度目のエーデルワイスでは、大佐が詰まるとことに胸がグッとき、そんな大佐をフォローし寄り添うマリア…ホロリとしました。ジュリー・アンドリュース、ほんと綺麗ですね。小さい頃に観た時と同じく、ザルツブルグの山々の美しさ、そして何といっても歌の素晴らしさ!楽しさ!は全く色褪せません。普段会話があまりない父とも、Do-Re-Mi, Sixteen Going on Seventeen, My Favorite Thingsを一緒に口ずさみ、一家団欒の時間を育めました。いやぁ、映画って本当にいいもんですね~。[地上波(字幕)] 9点(2009-03-06 11:14:46)(良:2票)

4.  ラヴソング 昔、映画館で観た時はいまいちピンとこなかったのは若かったから、と気付いた人生ウン十年の私。それなりに年月を重ねた現在、すごくよく分かりました。2人を近付け、再び引き合わせたテレサ・テンの歌がストーリーを彩り、演じたマギー・チャンの勝ち気で孤独な表情と、レオン・ライの朴訥で寡黙な眼差しが素晴らしい。もちろん、エリック・ツァンの心意気もたまらない。本土返還前後の香港ならではの作品。実際、あの時の返還前のちょっとした喧騒はニュースでも凄かった。あの時代だから、香港だから出来た作品だと思う。[DVD(字幕)] 10点(2013-11-04 01:26:49)(良:1票)

5.  愛を読むひと 《ネタバレ》 原作は読書済み(薄かったし)。ハンナをどうケイト・ウィンスレットが演じるのか、スティーヴン・ダルドリー監督がどう映像化するのか、興味があり観ました。ケイト・ウィンスレットは素晴らしかった、の一言。特に、マイケルと一日郊外へ行く途中に立ち寄ったレストランでメニュー表を前にする場面では、観てるこちらにも彼女の不安がひしひしと伝わりました。裁判の場面でも、あの部屋で圧倒的な存在感で熱さを感じさせた以前のハンナとは異なり、小さく、でも凛と正していた背中を見せていたのには感心しました。しかし、原作ではセピア色に感じていたマイケルの少年期も、本作では結構明るいライティングだったりと、少しガッカリしたのも事実。何より、最後の会話となるハンナとマイケルの電話のシーンや、ハンナがプールの向こうで佇むシーンなど、原作の一部を端折られたのは残念な気持ち。そしてマイケルが、原作にはほとんど登場してない娘に語り次ぐという構成には、なんとなくマイケルが救われたようで、ちょっと納得できなかったです。苦みを抱えて生きるというところに、マイケルの意味はあったと思うんだけどな。[DVD(字幕)] 5点(2010-05-04 23:35:22)(良:1票)

6.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 スピンオフということで正直大した期待はしてませんでしたが、結構面白かったです。アクションはもちろん、ウルヴァリンとその他のドラマに、そこかしことクスッと笑える部分も差し込みつつと、飽きさせない作りで楽しめました。チームXやガンピットなど、各キャラクターの戦いっぷりと能力の在り方は、単純に面白かったですねえ。デッド・プールの戦い方にはちょっと…結構笑ったけど(隣の席の人も肩が揺れてました)。ウェポンⅪはこれで終わり?なのはちともったいないと思うと同時に、マグニートーのスピンオフも実現してくれないかなとも思う自分でした。[映画館(字幕)] 6点(2009-10-12 22:19:27)(良:1票)

7.  (500)日のサマー Belle&Sebastianの歌詞を卒業アルバムに引用し、The Smith好きが縁になり、Pixiesをカラオケで歌うって、そんな相手や恋愛なんて、勘弁してくれっての。終始、自分の痛い恋愛模様を観るようで、オエッとなりました。しかも同じ女であるはずのサマーの心情はさっぱり分からない一方で、振り回されるトムの気持ちは非常によく分かるという。トム目線での作りなので、彼の気持ちが分かるのは当たり前なのですが。話の内容は、他人とは思えん可哀相な人達の恋愛模様でしたが、作りはモノクロあったりミュージカルあったり時系列混ぜたりと、ポップでキュート。なので、余計に腹立たしかったです。" Here comes your man♪"と歌われても、信じません。自信ないけど。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-24 14:23:20)(笑:1票)

8.  魔法にかけられて 《ネタバレ》 ディズニーが自らをパロディーにする。お得意のベタなアニメーション、ミュージカル、他愛もないハッピーエンド、ベタにヤラれました。特にやっぱり、公園のシーン、掃除シーンはいいですねえ。ジゼルの不思議キャラ(異世界から来たから当たり前だけど)と一途さに、観てるこちらも癒されます。彼女を追いかけてくる王子のアホさも素晴らしい。コテコテだけど、カラフルでハッピーになれて楽しくなる映画ですね。しかしナンシー役のイディナ・メンゼルはトニー賞受賞のブロードウェイ女優だそうで、歌う場面がちょっと観たかったです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-11 14:27:13)(良:1票)

9.  レイチェルの結婚 《ネタバレ》 不安定なキムそのままのような揺れと、ホームビデオのような印象。手持ちカメラの効果がすごく発揮されていて、傷つけ合い分かり合えない、一つの家族の姿が生のように映し出されてました。巧いですね。自分を決して許せないが故に自分を傷つけるキムと、振り回され耐えるレイチェル。諍いはあっても、二人が本当に接して欲しかったのは、母親ではないんだろうか。怪物のようなあの母親こそが、特にキムにとっては向かい合って欲しかったんだろう。翌朝にさっと帰ろうとしたり、ケーキ入刀後にすっと手を引っ込める、母親の根は深い。庇護する父親の存在も、過去のことを思うと、キムにとっては苦痛でしかないだろう。妹と姉、そして母親と、女の血を見てるようで、何とも身につまされるような、生っぽくも痛々しかったです。あと、音楽が素晴らしいですね。劇中のNeil Youngの曲といいカントリーやらサンバやら、出演者に合わせたような多国籍な音楽がすごくよかったです。[DVD(字幕)] 8点(2009-12-20 00:02:32)(良:1票)

10.  ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 《ネタバレ》 父親のお葬式に集う人々の関係や背景、キャラクターが絶妙なハーモニーを醸し出し、とんでもない方向に絡み合う。お葬式は本来厳粛?なハズ…その一日を舞台に、こうもユーモラスに描くとは。それがあれでこうなるか!と展開に全く飽きず、クスクス笑いが止まりませんでした。上手いですね。特に、ピーターを棺桶に入れる場面に爆笑し、アルフィー叔父さんが、事あるごとにハワードを杖で小突く場面にも大笑い。冒頭&エンディングのアニメーションも好いし、音楽も良かったし、加えて最後の弔辞にはジンワリする仕掛け。笑えるけど、終始温かい。出演者もいい仕事で、いや~これは佳かったです。完璧じゃなくて、いいのだ。 [映画館(字幕)] 8点(2009-11-15 22:08:43)(良:1票) 《改行有》

11.  そして、私たちは愛に帰る 《ネタバレ》 見終わった後、ネジャットの後ろ姿と波の音、海の青さが静かに焼き付く。じいんと、余韻が残る映画。素晴らしいですね。トルコとドイツの微妙な関係も加えつつ、登場人物が少しずつ交錯しつながっていく展開と、飽きずに引き込まれました。そして、出会いと死と再会を通し、距離や心が離れている家族が再び認め合い愛し、そして互いを赦し合う様に、深く胸を打ちました。ロッテが電話口で「ママ!」と叫ぶシーンや、ネジャットが昔の思い出を口にして、父の愛に気付くシーンが非常に印象的。娘も息子も、子供はみんな親に反発し、そしていつかは帰るのかな。巡り会いって不思議。でも人生って、そんなものかもしれないなあ…と思ったり。希望の光が灯る、そんな終わり方も、深く後を引きます。[DVD(字幕)] 9点(2009-12-20 00:34:11)(良:1票)

12.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 笑って泣けて、雪が溶けるように心をほぐしてくれるようなチャーミングなファンタジー。極端にシャイなラースが、リアルドールを通して大人への通過儀礼を果たす。抑圧された感情、想いをぎこちなく解き放っていき、1つ1つ大人になっていく不器用な過程を暖かく描写。そして人(特に女性)との触れ合いを克服し始めた時の、ビアンカとのキスシーンには、ラースの成長と共にビアンカへの別れが描かれ、胸にグッときました。 その2人を、戸惑いながらも見守る姉夫婦、地域や同僚の暖かさがとてもいい。最初は困惑した兄が、ラースに一番言いたかったことを伝えるシーンや、母のような姉が「誰も気にかけてないなんて、そんな馬鹿なこと言わないでよ!」とラースに言うシーン。家族なんですよね。あとラースが熊を助けるシーン、佳かったなあ。マーゴと同じく泣き笑いました。 コミカル要素も満載なのに、とてもハートウォーミング。人間を否定しない、強さと優しさと温かさがありました。[映画館(字幕)] 9点(2009-02-11 10:59:43)(良:1票)

13.  誓いの休暇(1959) 《ネタバレ》 決して褪せることないであろう反戦映画、地味に秀作。 戦争がなければ真っ当に育めたであろう友情、夫婦愛、勇気、そして愛情を道中に描き、通して反戦を訴えていました。 アリョーシャがまた好い青年なんですよね。青年然としているというか。列車で偶然に出会うシューラとの淡い恋愛は、青春を感じると同時に切なかった。「待っていて」と言うアリョーシャの列車を、何度も振り返りながら駅を後にする、シューラの小さな背中が印象的。 同じく印象に残ったのは、母親がアリョーシャとの束の間の再会へと駆ける、広大な麦畑の場面。果てしなく広がる一面の麦畑、ロシアの大きな自然と母の愛を感じました。再び戦地へと帰る息子を見送る母親の背中と、延々と続くような道のラストシーンが胸に残りました。[地上波(字幕)] 8点(2009-01-11 14:27:24)(良:1票)

14.  プライドと偏見 《ネタバレ》 劇場公開時に観た後、原作を購入し読みました。で、今回BSでもう一度観たのですが、やっぱりこの作品好きかも。多少残ってた乙女心がときめくってやつです、ハイ。気持ち悪いですが、いけませんか。だって、風景や建物、衣装は綺麗だし、出演者は好演してるし、音楽も良いし。何より、エリザベスとダーシーの、不器用で意地っ張りな過程が良いのです。舞踏会でのダンスシーンは2人のプライド対決でも気になるという関係が分かるし、カメラワーク(長回し)ではベネット家族とコリンズ氏のキャラクターが嫌というほどよく分かるし(エリザベスのウンザリ感も)、ブランコでぐるぐる回るエリザベスや、ダーシーの手のクローズアップとか、単純に巧いなあと感心した次第です。最後、父親が「本当に好きなんだね」と言うシーンは、ベネット氏と同じくウルッときました。あとキスシーンはなくて大正解![CS・衛星(字幕)] 9点(2009-09-01 23:39:28)(良:1票)

15.  サンシャイン・クリーニング 《ネタバレ》 『リトル・ミス・サンシャイン』は好きだったのですが、う~ん…。話にあちこち穴があって、いかんとも。もう少し、クリーニングビジネスの描写(軌道にのってく様)や親父のダメっぷりと背景、妹とリンの仲良くなる過程を、あと一つ描いて欲しかったです。それでも、ローズの見栄を張りたい気持ちには共感するし、間接的に死と触れるビジネスを通して母親を思い出し、それぞれが母を憶う場面には佳かったです。終盤、母親のドラマを観る場面にもウルリとしました。エイミー・アダムスにエミリー・ブラント、いいですねえ。ステレオタイプっぽいとこもあるけど、姉妹の喧嘩や関係は、妹の立場上よ~く分かります。どこも一緒ですね。クリーニング業を通して自分の心もクリーニングし、何だかかんだとちょっぴり陽の光が差し込んでくる。最後は温かな気持ちになります。相変わらずのお爺ちゃん=アラン・アーキンはご愛嬌ってことで。 [映画館(字幕)] 5点(2009-07-30 11:49:24)(良:1票) 《改行有》

16.  ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 1 ノワール編 《ネタバレ》 思ったより早いテンポで、集中力をだれさせない展開にはちょっとビックリ。ただアルジェリア戦争での出来事や父親への葛藤など、もう少し描いてくれてもよかったかな。ちょっと性急すぎる箇所も少なくなかった。しかし一方で、カナダでの投獄~脱出、そして約束を果たしに戻る過程はじっくり描かれており、この辺りはすごく見応えありました。特にUSCの拷問は、グアンタナモ並みの酷さ。なぜか射殺場面よりもキツかった。脱獄シーンは1分1秒が緊迫して、観てるこっちも手汗握ったし、「仲間が大事」なジャックらしく約束を守りに戻ってくる場面も、ジャンヌを忘れず、でも彼を想って(多分)別れを口にするジャンヌも、それはそれで佳かった。でもここで、ジャック・メスリーヌに単純に感情移入できない仕掛けも、本作にはちゃんとと持ち合わせている。これがよかった。例えば、奥さんとの出会いや大切にする温かい面を持ちながらも、キレれば銃を向ける暴力性や、バレそうになれば躊躇いもなく警官を殺す残忍性など、女には基本優しくて友には厚くても、一瞬の暴力性や容赦の無さには、ただ恐ろしいとしか感じられない。その2面性をキチンと描いており、ジャック・メスリーヌを単純に英雄扱いしないところが、本作の魅力の一つでもあるのではないかと思った次第です。[映画館(字幕)] 8点(2009-12-28 23:55:24)(良:1票)

17.  8 1/2 話の筋なんてことさら追わずに、眼の前に展開される映像の波にスルスル飲み込まれ、プカプカ浮かび、ゆたゆた身を任せす、その心地よさと言ったら。頭の中のイメージをこうも優美に描くのかと、驚嘆するばかり。同じ類での見事さというと、タルコフスキーが思い当たるくらい(今のところ)。コントラストが効いたモノクロの映像美、N.ロータの甘美な音楽も素晴らしい。ホロ苦いような自嘲気味なテイストではありつつ、最後人生の喜怒哀楽をギュッと掴まされるような、不思議と生の何かを感じもしました。非常に印象的なラストシーンに、何だかもう一度見たくなるのでありました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-10-12 23:19:27)(良:1票)

18.  アフター・ウェディング 《ネタバレ》 一瞬ヤコブがヴィゴ・モーテンセンに見えた…というのはさておき、とてもドラマティックな巧い作品でした。冒頭こそ全員の関係があんまり見えないものの、アナのスピーチを契機に、ストーリーが緊迫したものへとパチンと切り替わる。最初の結婚式と終盤の葬式と、それらライフイベントがもたらす意味や各々の気持ちの変化など、全員が一堂に会する場所を舞台として改めて描くとともに、それからどうなるのかという含みも持たせる。そして何より、心情を語り、話の展開を担う眼のショットの役割は大きかった。しかしドグマ映画っぽいなあと思ってたら、昔撮ってたんですね。Sigur Rosの曲はやっぱり佳かったです。[DVD(字幕)] 8点(2009-03-08 16:49:52)(良:1票)

19.  ある愛の風景 《ネタバレ》 喪失と再生がテーマのスザンヌ・ピネ監督、本作も目や口、手のショットを多用して、孤独感や想いを綴っていてやっぱりドキリとさせられました。子供の台詞にあるように、ミカエルの「二度目の死」の悲劇も、彼の不在中の弟のヤニックと兄嫁の(安っぽい表現で恐縮だけど)触れるか触れないのメロドラマな部分も、よくある素材といえばそうなんだけど、決して下品な印象ではないのは、端がボヤッとして明るすぎない画面のせいか落ち着いた演者のせいなんでしょか。それにしてもスザンヌ監督、不倫とか横恋慕とか好きだなあ。正直、中東云々の辺りは余計か?と思ったけど、本作のテーマはそこではないし、ミカエルの崩壊ポイントなので気にしないことにします。(しかしこの作品ハリウッドリメイクされるそうで、あの俳優陣にこの大人な雰囲気が伝えられるのかと、非常に全く余計ながらも心配です。ブルブル。)[DVD(字幕)] 7点(2009-12-20 01:00:15)(良:1票)


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