みんなのシネマレビュー |
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1. ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 完璧だった前作「ダークナイト」を受けての完結編、非常に楽しみすると同時に、どんな話にするのだろうと少し心配もしてました。結果として大満足。闇の騎士であるバットマンがついに日の光の下で戦うようになる。今作の最後のバットマンは、これまでのバットマンとは違う存在になったのだと理解しました。もはやブルース・ウェインはバットマンとして戦うことはなく、ノーラン編バットマンは確かに完結した。 悪役ベインは、「バットマン&ロビン」の印象があって、どうにも組織のリーダーというのがピンと来ず、終盤までずっと違和感があったのですが、実は真の首領は・・・ということで、この点も鮮やか。全く想像してませんでした。 [映画館(字幕)] 10点(2012-08-12 23:10:29)(笑:1票) (良:3票) 《改行有》 2. 007/スカイフォール 《ネタバレ》 自分にとっての007映画というのは、かつてテレビの金曜ロードショーやら水曜ロードショーで見るものだった。当時はそれなりに楽しんで見ていたはずだが、大人になり、改めてビデオやDVDで見直すというほどでもなく、劇場公開版もロジャー・ムーア引退とともに見るのをやめた。ところがどうだ。本作ラストの、●ボンドがドアを開ける●秘書とたわいもない話をする●となりのMの部屋に入る●指令を受ける・・・このシークエンスに出会い、妙に嬉しかった。なんだ、結構このシリーズが好きだったわけね。[映画館(字幕)] 9点(2012-12-08 07:33:16)(良:3票) 3. アラジン(2019) 《ネタバレ》 恒例になってきたディズニーアニメの実写化。アラジンの実写化には、何といってもあの奇跡のキャラクター・ジーニーをどうするかという壁があったはずですが、ここにウィル・スミスを配した瞬間にこの映画の成功は決まったようなものでしたね。オリジナルの良いところをほぼ余すことなく再現してました。オリジナルを見たことがない人がこれを見たならば、8~10点評価になったって何の不思議もありません。 ウィル・スミスは、ほんとにはまり役だったなあ。なんかの助演男優賞をあげてほしいところです。 しかし、もはや実写といっても、その表現力はアニメと何ら変わりなく、ほぼ無限になってしまいましたね。予告でやっていたのですが、次の実写化(というのは変で、実写風のフルCG化なんでしょうが)企画はライオン・キングですか・・・しかも、あえて動物をデフォルメせず、写実的に表現するという・・・幾分自己矛盾的なこの選択の目的は一体何なんだろう。まさか、将来的には実写風ミッキーマウスをやろうとでもいうのだろうか?だとしたらディズニー恐るべし。[映画館(字幕)] 7点(2019-07-11 00:32:45)(笑:2票) 《改行有》 4. キャプテン・マーベル 《ネタバレ》 ブリー・ラーソンがとっても魅力的で、これは加点要素。でも、この点数かな。 整合性も何もないストーリーはどうでもよく、辛うじて旧友との交流シーンが少し良い感じというだけ。 スーパーパワーを駆使しての格闘シーンやドッグファイトなど、見せ場はたくさんあったはずなのに、興奮するシーンや印象に残るシーンが一つもないというのは、よっぽどアクションシーンの見せ方が下手だったのだと思います。[映画館(字幕)] 5点(2019-03-20 00:45:32)(良:2票) 《改行有》 5. スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 スター・ウォーズと言う割に出来事が全て半径50km圏内で起きているかのような狭い世界観、強大な戦力を持っているはずなのにどうにも攻撃の手が緩い帝国軍、銀河の危機がかかっている割に妙に杜撰で能天気な作戦計画を立てる共和国軍。製作陣が一新されて、私が感じていたこれらの不満を解消してくれるのではないかとひそかに期待していましたが正反対で、JJ氏は、本シリーズが築き上げてきた世界観をきわめて忠実に再現しておりました。それでも、さすがに最後の点に関しては、ハン・ソロ氏までが「そんな杜撰な!」と非難していました。 カイロ・レンがマスクを外したり、ヒロインにあわや倒されてしまいそうになるのはまずかったんではないですかね。これではシリーズを通しての悪役としては役不足だと思いました。 もうひとつ、EP.IVでもVでも、さらに今回も(たしかIでも)、たまたま脱出ポッドないし宇宙船が落ちた(降りた)ところの近くで重要な出会いがある、というシーンがあって、これが一番無理がある設定だと思うのですが、そういえばJJはスタートレックでも同じことをやっていたな・・・[映画館(字幕)] 6点(2015-12-23 00:33:06)(良:2票) 《改行有》 6. ジョーカー 《ネタバレ》 映画としての完成度は大変に高い。それだけ評価するなら8点以上はあるでしょう。 すでに大きな賞を受賞しているようですが、今後ももっと勲章が増えることでしょう。 でも、この映画は、私の価値観とは全くの対極に位置する。 どうしても想像してしまう、過去のいくつかの通り魔事件や、 つい先日の京都の事件を思うとき、 よくこの映画が日本で上映禁止にならなかったものだと思う。[映画館(字幕)] 0点(2019-10-08 00:41:30)(良:2票) 《改行有》 7. ゴジラvsコング 《ネタバレ》 書き込む人も少なくなってだいぶ寂しくなった当サイトだが、今でも私はここの評価を一番信頼している。 過去2作のハリウッドゴジラを酷評した私は、好みが合わないと判断し、今作は観るつもりはなかったのだが、多少の例外はあるにせよ信頼するレビュワー諸兄の比較的高い評価点の連打に強く興味を惹かれて鑑賞。 なるほど、三作目にして思い切りよく“子供向け”に舵を切ったわけですね。 この内容に、大人の目線であれこれ評論するのは野暮ってもんか。 小学生目線で見れば8~10点、中高生でも7点はあげられそう。 でも、だいぶオジサンになってしまった私はこの点数で。(それでも3作中では一番) しかし、CGもここまでくるといったい何を見せられているのかわからん感じですねえ。 これはもはや実写映画とは言えず、アニメーション映画ではなかろうか。[映画館(字幕)] 5点(2021-07-10 00:26:32)(良:2票) 《改行有》 8. シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 私は新マンどストライク世代であり(そして彼をジャックと呼ぶのに少し抵抗がある。この感覚、わかってもらえるかなあ?)、初代とセブンには少し間に合っていないのだが、もちろんこれらも小学生低学年のうちには再放送で楽しんだ。 ということで、今回の企画が大変楽しみであったのだが、皆さん結構採点が厳しめなのに少し引っ掛かりつつ、観てきました。 うーむ。なるほど、厳しくなるわけだわ。どういうわけか、観ている間、私はほとんどワクワクできませんでした。 シンゴジラの時には成功していた、リアリティを持たせるための様々なセリフや演出が、今作に関しては全く雑音にしかなっていなかった気がします。なんせ、異星人が名刺を出して人類と交渉するようなシュールな世界観に、リアリティを持たせようったって無理がありすぎますね。 とはいえ、評価すべきところはたくさんありますよ。よくこれだけいろいろなネタを詰め込んで、しかもよく知られた名場面を独自の解釈で再構成したりできたもんです。すごく考えて脚本を書かれたのは十分伝わってきます。 でも、やっぱりウルトラマンは子供のものであるべきですよね。 円谷プロが生んだ珠玉の特撮シリーズを、観るべき年齢の時に観ることができたという幸せを、いまさらながら噛みしめています。 今作で一番ワクワクしたのが、スタジオカラーのロゴが出るときの効果音だったりして。[映画館(邦画)] 5点(2022-05-18 00:48:59)(良:2票) 《改行有》 9. 1917 命をかけた伝令 《ネタバレ》 (かなりネタバレするのでご注意を) 長回し・・・ねえ。 近年いくつかの作品で、この手法による凄まじい臨場感に打ちのめされた経験から、これで戦争映画全体を撮っちゃうという企画を聞いたときから、一体どんな恐ろしい映像体験になるのか、とすごく期待してました。 が、ふたを開けてみると、無理して長回しするとむしろ臨場感が失われる、という、なんだか肩透かしの手品を見たような感じになってました。 本作で明瞭にシーンが途切れるのは中盤の1か所だけ。正確に時間を測ってませんが、まあ2時間弱の映画のちょうど真ん中だったとして、前半1時間弱であったことは・・・ ●指令を受ける→塹壕を端まで移動→鉄条網突破→敵塹壕でトラップにかかる→草原を抜ける→廃屋でひと悶着→相棒が○○→トラック移動→トラック泥濘にはまる→壊れた橋を渡る→撃たれて気絶 一方、後半1時間弱であったこと・・・ ●目を覚ます→町の中を駆け抜ける→フランス娘との交流→敵兵と白兵戦→溺れかける→目的地到着→任務達成→戦友の兄に会う 盛りだくさん過ぎて、こんなことがそれぞれ数十分のうちにあったなんてとてもあり得ないことで、例えばトラック中の移動とか河で流されたりとかのシーンで、カメラは主人公を捉えていても、見ている観客が脳内で勝手にシーンを切り替える状態になってます。 そのうち誰かマニアな人が、主人公が映画の中で自分の足で動いた距離を算出してくれるでしょうが、私の感覚では、たかだか3~4kmだったイメージ。なんせ、気絶している間は主人公は動いておらず、正味の移動時間はせいぜい90分程度ですから。 普通に撮影して、長回しは部分にとどめたほうがよっぽど良い映画になったはず。 作品賞獲れなかったのは納得。私なら撮影賞もあげられないなあ。努力賞はあげられるけど。[映画館(字幕)] 5点(2020-02-18 00:51:20)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》 10. TENET テネット いなめしのたてぎすしこやや←[映画館(字幕)] 3点(2020-09-19 19:51:51)(笑:2票) 11. インクレディブル・ファミリー 《ネタバレ》 この数ヶ月間、あまり面白いと思える映画がなかっただけに、期待感満載で初日に駆け付けてしまいました。こちらの気持ちをわかっていて、それをさらに煽るかのようなDisneyロゴ、Pixerロゴが現れ、思わずニンマリ。製作者側の人たちにとっても、このコンテンツがとても大事で、満を持した続編だということが伝わる導入部でした。 物語は、前作からの驚くほどに直接的な続きであって、ヒーロー活動が禁止された世界でのヒーローたちの苦悩というのが、今回も主題。前作ラストの家族全員変身シーンで、ヒーローが歓迎される世界に戻ったものだと私は解釈していたのですが・・・ また、何とジャックジャックのスーパーパワーを誰も知らないという設定までもが維持されてました。 ストーリーはやや合理性に欠けますが、インクレディブルズとフロゾンの縦横無尽の活躍に、至福の2時間です。もう少しダッシュの見せ場が欲しかったところかな。 好きなシリーズなので、点数はやや甘めにしちゃいます。[映画館(吹替)] 9点(2018-08-02 00:42:38)(良:2票) 《改行有》 12. スーパーマン(1978) 《ネタバレ》 個人的に最も大切な映画。まだ公開当時、小学生だった自分にはストーリーの半分も理解できていたか怪しいところですが、夢中になりました。オープニングと音楽は最高。また、他のレビュワーの方も書いていますが、青年時代のケントのエピソード、自立、空のデートなどのアクション以外での情感あふれる描写が素晴らしく、後年の単なるアクションヒーローものと一線を画しています。ただ、今見てしまうと、ラストの展開はちょっといただけないのは確かですね。 映画中盤、初めてスーパーマンが現れビルから落ちたロイスを抱きとめたシーン、その後飛んで逃げるのではなく、落ちてくるヘリに向かって上昇を始めた彼に対して、劇中のロイスと同じくらい「一体どうするの?!」と驚いたのは今でもよく覚えています。[映画館(字幕)] 9点(2013-08-13 16:41:45)(良:2票) 《改行有》 13. ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 やっていることはいつもと一緒。万全な“はず”の警備や設備にしょうもない抜かりがあって、結局恐竜たちが大暴れ。 別にそれ以上を期待していたわけではないけれど、今作は特にT-REXの存在感がかなり薄れてしまっているのはマイナス。悪人は容赦なく襲うくせに、主人公サイドに対しては、窮地を助ける味方のような役割ばっかり。 知能の高い新種の恐竜や、バンブルビーの如く主役のボディガードを務める味方の恐竜なんて要らないのよ。もっとシンプルに大型肉食恐竜の怖さを見せてもらいたいのです。 ただ今作は、いつもなら最後はどうにかこうにか畳む物語の風呂敷を、全く畳まないどころか、破り捨ててしまうのは新機軸。ラストはエライことになっているので、これを次回作でうまく決着をつけてくれるなら、もう一作つきあってもよいとは思いました。 でも、今回T-REXの血を輸血したブルーが、T-REXと意思疎通できるようになって仲間にしてしまうとか、ブルーが産んだ卵からラプトルとT-REXのハイブリッドが生まれて、オプティマス・"T-REX"・プライム的な超獣が現れるとか、そんな展開なら願い下げ。[映画館(字幕)] 4点(2018-08-21 00:38:51)(良:2票) 《改行有》 14. オッペンハイマー 《ネタバレ》 作品賞受賞も納得の重厚なドラマでした。 いやあ、でも、だいぶストーリーには置いて行かれましたね。字幕では膨大な情報を処理しきれません。 マンハッタン計画と、赤狩りの聴聞会まではわかるのですが、R.ダウニーJr.の熱演は光るものの彼が主役の公聴会のパートのつながりがさっぱり理解できずでした。日本人でストローズって人を知っている人ってあまりいないでしょう。そもそも、このパートってそんなに必要だったかな? 原爆の被害の描写がない、ってことがこの映画が国内公開がここまで遅れた理由とのことですが、過剰反応でしょう。映画全体としてはしっかり反核、反軍拡の主張でした。オッペンハイマー自身が、最初はただのプライドや競争意識だけに駆られて始めた原爆開発が、それが実際に使われるに至って強い後悔にさいなまれていく様子がよく表現されていたと思います。背景が重低音とともにぼやけて震えだす、という演出はシンプルではあるけれど、本人の不安感をよく伝えてくれていたと思います。 アインシュタイン、ボーア、ハイゼンベルグ、ローレンス、ベーテなどの巨人たちがどんどん出てくるし、ほんのちょい役だけどフェルミやゲーデルまで顔を出すところは、昔このあたりを学んだことのある自分にはちょっとうれしい感じはありました。[映画館(字幕)] 8点(2024-03-30 17:56:13)(良:2票) 《改行有》 15. スパイダーマン:ホームカミング 《ネタバレ》 完成度の極めて高いライミ版1作目を超えろったって難しい話なんですが、それにしても、このシリーズはリブートするたびにつまらなくなってしまう。今作なんて、ほとんどアベンジャーズかアイアンマンのスピンオフ状態で、主役の存在感の薄いこと薄いこと! ピーターの大事な人の父親が敵役に回るのも様式美みたいなもんですが、今回はそれもストーリー上、大して意味がない感じでしたね。 一番盛り上がったのは、ラスト近くでグゥィネス・パルトロウが登場したシーンでした。[映画館(字幕)] 5点(2017-08-18 00:30:46)(笑:2票) 《改行有》 16. ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 歳がばれてしまうが、正直に書こう。名作の誉れ高いEp.IV&Vは公開時はまだ幼くて封切時に劇場には行っておらず、後になってテレビ放送かレンタルビデオ(!)でチェックした。ということでSWを劇場で観るのはEp.VIからかれこれ6作目になるのだが、今回初めてSWを映画館で観て面白いと思った。 ベイダーとルークの親子関係の設定は、本シリーズに“必然性”と“絆”という、物語の核となるものを持ち込んだ半面、宇宙を舞台にした戦争を単なる親子喧嘩に矮小化するという悪い側面もあったと思う。その点、スカイウォーカー親子どころか、フォースにすらほとんど関係のない人物を主人公に据えたこの作品によって、ようやくこのシリーズの世界感をぐっと広げることができたという面で高く評価したい。 旧作にはなかった、反乱軍評議会での自己保身やエゴの噴出や、ヒーロー役の人物による戦う大義の吐露なども、現代の映画らしく深みがあり、大人の鑑賞にも耐えるものになっている。 最近の作品でSWシリーズに飽きてしまった中年のあなたにお勧めの一本です。[映画館(字幕)] 9点(2016-12-27 00:38:09)(良:2票) 《改行有》 17. クリード チャンプを継ぐ男 《ネタバレ》 皆さん割と高評価だったので期待しすぎたのか、残念ながら私はそれほどのりきれずでした。やはり、ドニーがボクサーへの道を選ぶことの動機にいまいち説得力がなかったです。彼が見もしなかった父親に対する何らかの思いを募らせるエピソードが、一つは必要だったかと。あと、音楽はいかにも現代の若者向け(しかも特にアフリカ系アメリカ人向けか?)風で、オールドファンの私には違和感大でした。 それでも久しぶりにロッキー(決してスタローンではない)に会えたことはうれしかったですね。[映画館(字幕)] 6点(2016-01-15 22:09:35)(良:2票) 《改行有》 18. パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 ストーリーの中心は、恒星間宇宙船内における孤立無援の状態でのサバイバルと、ハードSFっぽい設定なのですが、細かいところの設定がどうにもぬるくて、残念な感じでした。おまけに、ラストはほとんどおとぎ話になってしまいました。 私が脚本家であれば、宇宙船の修理後、オーロラには無理やり睡眠薬を飲ませるでも何でもして、コールドスリープに入れさせるという風にしますけどね。そうして、80数年後に目覚めたオーロラが、他のパッセンジャーズに、知られざる英雄譚を語るという・・・どうですかね、こういうの?[映画館(字幕)] 5点(2017-03-25 22:30:18)(良:1票) 《改行有》 19. ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 まさかバットマンで泣かされるとは思いもしませんでした。自分はもともとアメコミヒーローものは好きで、評価は甘めになりますが、これはまさに別格。序盤のバットマンコスプレ市民自警団に「どこが違う!」と問われ、「ホッケー防具など着けない!」とうそぶくバットマン。しかし、結局は彼もコスプレ自警団の一人でしかないことがあきらかになっていく。中盤のローマ皇帝に関する会話も重要で、法のなんたるか、超法規的な力の存在がなんたるかを深く考えさせられるすごい内容でした。[映画館(字幕)] 10点(2012-09-02 14:04:09)(良:1票) 20. シュガー・ラッシュ:オンライン 《ネタバレ》 うろ覚えではあるのだが、確か前作では、ヴァネロペには世間知らずのやんちゃな女の子、ラルフには粗暴だけども気の優しい保護者としての属性が与えてあったと思うのだが、近年自立した女性を描くことに熱心なディズニーは、ヴァネロペは正にそのとおりのキャラクターとし、逆にラルフはただの粘着性のストーカー男にしてしまった。これでは高得点にはならないなあ。 よほど自立していない女性が嫌いなのか、今回の見どころであるプリンセス大集合のシーンでも、トラディショナルなお姫様であるところの、白雪姫や人魚姫、シンデレラなんか、ほとんど白痴のような描き方で、こりゃひどいよ。 物語後半はどう考えたってこうすべきでしょ。 →自分の夢をかなえたいと思いつつもラルフのことを思いやって吹っ切れないヴァネロペに対し、ラルフがわざと嫌われるようなことをして姿を消し、連絡も断つ・・・後で事情を知ったヴァネロペが数年後ラルフに会いに来る・・・ベタすぎるか。そういう映画もすでにあったような気がするけど、絶対こっちのほうが良い。 誰か「泣いた赤鬼」をディズニーのスタッフに読ませてやって![映画館(吹替)] 4点(2018-12-22 01:11:50)(良:1票) 《改行有》 |
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