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評価順1

1.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》  ゴジラ映画が低迷を極めていた時見た「ガメラ」、あの衝撃に匹敵する作品でした。恐怖映画たる「シン・ゴジラ」とは全く異なる空想特撮映画として凛とそびえたっていました。二時間をかけて一匹の怪獣を見せた前作とは違い三十分番組を五つ繋げたような構成がまずウルトラマンの本質をついていました。  作品冒頭にすでに登場した五匹の怪獣を見せたあたりにウルトラQを感じ、怪獣との戦いにウルトラマンを味わい、異星人との絡みにウルトラセブンを思い出しました。CGがリアルじゃない事なんてあの頃の特撮へのオマージュとしか思えませんでした。庵野さんのとがったセンスを樋口監督が見やすくしてくれた感があり非常にナイスです。  さて、ちょっと理屈こねますが、あの頃は「しらけ」とか言って大学紛争で大騒ぎをしたにも関わらず社会を変えることが出来ずにニヒリズム(虚無主義)が問題になってたんです。この映画にもそんなシーンがあります。私個人がニヒリズムを克服するのに有効と思うのがヒロイズムです。ところが、いろんな人のいろんなヒロイズムはぶつかり合ってしまうこともあって難しんです。そんな時はどうするのか?話し合うんです。リピアもメフィスト星人やゾーフィと話してましたよね。話し合いは大事なことです。  ここまで怪獣って書きましたが、禍威獣ですね。結局、この字を当てないと「カトクタイ」って言葉が使えないんですね。まさか今時科学特捜隊なんていくら何でも使えないでしょ。そういう事だと思います。  最後、最後の戦いに赴く神永を見送る浅見はキスしませんでした。するのかなーとドキドキしながら見てましたが、しませんでした。これは、日本映画の心意気だと思いました。日本には日本の伝統と良識がある。その表明だと。ありがとう。うれしかったよ。[映画館(邦画)] 9点(2022-05-24 01:04:54)(良:4票) 《改行有》

2.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》  3点か4点、まあ、4点かな。確かにスケール感がないんだよな。40万人の撤退戦って感じが全然出ていない。陸一週間、海1日、空一時間の展開を上手く同時進行的に見せる作り方も全然分からなかった。でもまあ、リアリティはかなりあった。特に着弾音がすごい。でも、低空で侵入してくるハインケルを掃海艇や駆逐艦が全然対空射撃しないのは何で?理解できません。  この監督、CGが嫌いなのかな。多分スピットはレプリカ作って飛ばしたと思われ。そこに着弾する機銃の音とかすごい良かった。でも、40万人を小艦艇で撤退させるには海を埋め尽くすほどの小舟を映像化してほしかったな。なんか、30隻ぐらいしかいないんだもの。足りないよ。全然。[インターネット(字幕)] 4点(2023-01-11 09:15:53)(良:1票) 《改行有》

3.  君たちはどう生きるか(2023) 《ネタバレ》  タイトルからして人はその人生を主体的に生きることが前提になっているのが分かります。主人公は母親のいる病院の火事(1940年なので空襲ではない)で周囲の止めるのを振り切り現場に駆け付けますが、救うことが出来ませんでした。即ち子供的万能な主体性は傷つきますが、二年後、疎開した際、美しく若い新しい母親(夏子)に出会い、魅かれながらも彼女を性的対象にすることを許されず、決定的に無気力になってゆきます。しかし、彼の行き場を失った自我は喧嘩の傷を自傷の形で追加します。これは多分復讐と呼んでも良いでしょう。或いは主体的に生きることが出来なかった負の紋章とも考えられます。もしかしたら、この辺り革命を叫びながらも社会を変えられず鬱屈していった団塊の世代の思いの表現かも知れません。  ですが、その後新しい母親が異世界に誘い込まれるのを目の当たりにして性的な部分でないところでの関係性が構築できると考えた主人公は彼女を救う冒険に旅立ちます。様々な困難を乗り越えて夏子に会うことが出来ますが、これを可能にし成功を保証するのがアオサギ男です。異世界のガイドですね。冒険の途中、火を使う少女と出会いますが、彼女こそが実の母親、久子の若き日の姿でした。ですが、この辺りちょっとボーイズミーツガール的な雰囲気で微妙な感じです。作品の最後に別の時間帯に続く扉を開けて異世界を後にする二人ですが、久子は主人公を明確に自分の子供と認識しています。  さて、ここからがよく分からない所ですが、その久子はどうして入院していたのでしょうか。作中の若い久子に見ているとその後何があっても健康を害するようには見えません。それに火を使う能力を持った彼女が火事で死んでしまうようなことがありうるでしょうか。実は、主人公が継承することを放棄した世界の制御を彼女が行うことになったのではないかと思いました。でも、そのために病院を燃やすほどのイベントが必要なのかなとも思います。神隠しで充分だろうと。  あと面白いと思ったのが、食べられてしまうという危険です。ユーチューブで、獲物を狙い待ち伏せするチーターが後ろから来たライオンに捕食されるシーンを見ました。生きることは死を前提にして初めて意識されます。病気でも事故でもない、捕食される事が最も唐突な死です。食べられる可能性を示すことで生きることの意味を更に強く表現しようとしたと思われます。実際、主人公が吊るされていた調理場には人間のものと思われるしゃれこうべなんかも落ちていたような。  後、鳥についてもコメント。アオサギってペリカンの一種らしいですが、彼らはすごく脳みそが軽いらしい。食うしか考えてないのね。その点、インコは賢いらしい。鳥類ではカラスと双璧をなすくらい。鳥って恐竜の直属の子孫ですから本来強力だし、かっこも良いんです。最後の最後にインコの王様とか結構いいキャラ出してきて宮崎さんの底知れぬ創造力を感じました。  なんか、色々訳の分からんことを描きましたが、あの宮崎監督の新作を観られた事がうれしい。そして、人々のその時々に見せる表情や歩く時の膝の角度とか土のへこみ方とかそんな細部の拘りがこの年でようやく分かるようになり見入ってしまいました。彼の作品のすごいところは登場人物の多さ、そして、その沢山の命にいちいち来歴が感じられること。昨今はアニメ映画全盛の感ですが、やはり少しばかり格の違いを感じました。[映画館(邦画)] 9点(2023-07-23 23:33:09)(良:1票) 《改行有》

4.  騙し絵の牙  非常に面白かったです。マイナスの一点はタイトル。これは「騙し」じゃないと思うな。普通に色々なことがいろいろな人の思惑で起きているだけで、そこにはそれほどの意図を感じない。だから良いんだ。ずっと伏線入れながらストレスフルに展開して、最後に種明かしみたいな逆転を入れるハリウッド作品には嫌悪感しか感じないから。騙す側の手間暇、綱渡り的なタイミングを考えると非現実すぎるよ。そんなハリウッド的展開を予感させるタイトル失敗だと思う。  出版社内部の主導権争い面白かったし、若手女性編集者の能力表現もさすがだった。変な間の悪いシーンもなくキレキレで退屈しなかったし、セリフも粋な感じだった。みんな芝居上手いし、言う事なし。大泉の曲者ぶりも良かった。筋書きも妥当性が高く自然だったし、地味になっていたロック系の音楽も効果的だった。  もう一回見てもいいと感じさせる快作。[映画館(邦画)] 9点(2021-05-04 17:26:31)(良:1票) 《改行有》

5.  空母いぶき 《ネタバレ》  レビュワーにしか見られない点数評価があってその基準だと0点じゃなく2点なのかな。退屈はしない。あまりのひどさに身悶えするからである。魚雷を発射する敵潜の乗員150人を殺さないために迎撃できなかった最後の魚雷を身を挺して防ぐ護衛艦。その敵潜水艦を魚雷で攻撃しないで体当たりする自衛隊の潜水艦。味方の命より敵の命を重んじるこのメンタリティは2019年の封切り時に一般的なものだったろうか?自分の感覚では想像できないレベルの発想である。平和日本とはこれほどの奇怪な存在なのだろうか。    それと、近代兵器をなめすぎてるよな。空母から発艦したらすぐ探知されるようじゃステルス機とかじゃないだろ。対艦ミサイルだろうが、魚雷だろうが、空対空ミサイルだろうが、簡単に回避できないし、当たれば致命的損害を受けるんだよ。つまり、味方がたくさん死ぬんだよ。そいつらはみんな知り合いなんだよ。発射されたらもうそこで重大危機なんだよ。冒頭から12発ミサイル撃たれて一発当たってもうそれで戦争なんだよ。いぶきは本当はもうそこで戦闘不能なんだよ。気合で進んで敵潜が避けるとかどんな根拠でそうなるのかなー。すでにこの段階でこの映画には絶望した。でも、途中で観ないとかは作った人にさすがに失礼だから最後まで観た。  護衛艦が攻撃されたのに記者会見しないことを勧める閣僚とか、自社の記者を乗船させてるのに燃えている空母が何の船かわからない編集部の人たちとか、たくさんサンタの靴を作らなきゃいけないのに手書きカード入れてるコンビニオーナーとかほかにも綺羅星のようにわからんキャラクターが続々登場します。ツイッターのコメントなんかもセンスがないよなー。  まあ、いいや。ツッコミどころには事欠かない。しかし、楽しくはない。あまりの無理解に怒りすら感じる。採点基準なんかどうでもいい。信念を以て採点する。0点。[インターネット(邦画)] 0点(2022-02-24 23:17:39)(良:1票) 《改行有》

6.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》  悪くはない。鑑賞後調べたところ漫画版に準拠したストーリーだったようでなるほどな、って感じ。  不満はありますよ。無論ね。サイクロン号から出される排気、ノスタルジックにモクモクしてましたが、今日では性能の悪さを表しているようでやめてほしかった。それともっと大事なのは変身している状態とそうでない状態の違いがなんか曖昧。ここがしっかりしていて、「変身!」ってやるのが自分にとっての仮面ライダーなので頼みます。あと、銃の扱いですね。日本の子供映画では銃と爆発物は殺傷能力がないのが不文律ですからサソリオーグが撃たれて死んじゃうのはそれが特別な銃である必要があります。一応ハチオーグにはそれがありましたのにどうしたのでしょう。群生相の仮面ライダーが発射する機関銃は威力ゼロでこれはお約束通りでした。また、サソリオーグが登場した際ハサミの爪が擦れて実に作り物っぽい音がするんですけど何考えてるのかしら。頭の上で尻尾がうねうねするのは良かったですが。役者はおおむね良かったですけどルリ子さんがちょっとぬるいかな。もっと強い口調でやってほしかったです。  よかったところは最初の戦闘シーンでの強さ表現、ライダーキックの必殺性ですね。例のタカタカターン、タカタカターンの音楽が響き渡るシーンは痺れました。あれが仮面ライダーですよね。一号、二号の関係性も良かった。いろんなところでロケして様々なシーンがありましたが、良かったですよ。  とにかく、タカタカターン、タカタカターンのライダーマーチが頭から離れない。あのシーンを見ただけでもう満足です。ありがとうございました。 追伸:上記投稿の後はドキュメンタリーを見たり、youtube見たりもうどっぷりライダー世界に沼ってます。それで分かりました。ライダーは孤独なんです。そして途轍もない能力を持っていて、一人で戦っていて、そして、二号という友と巡り合うんです。あのコートを着てさすらう存在なんです。それは私の若いころでもありました。孤独で能力があると思い込んでいて何かと戦っていました。何十年も忘れていた感覚を思い出しました。あの若き日。でも、今一言いいたいです。一人で戦ってはいけません。それは自己満足です。本当に戦う価値があるのならば必ず仲間はがいるはずです。もう様々なことが思われて映画として評価できません。私にとっての庵野監督はきっとノスタルジーなんです。[映画館(邦画)] 7点(2023-04-08 00:27:50)(良:1票) 《改行有》

7.  トップガン マーヴェリック 《ネタバレ》  映画館で観て心の底から正解だったと思わせる作品。音が全然違う感じがしました。ストーリーは鉄板で分かりやすく誰でも楽しめる感じ。小ネタも面白い。ただ、観終わった後は感じなかったツッコミどころも多いのでいらんことを言います。  あの攻撃目標にF-18であの作戦では訓練中に部隊は事故で全滅でしょう。対空ミサイルを避けるために谷間を飛んで攻撃目標に近づいても爆撃後に撃ちまくられるようでは意味ないですよね。それなら前もって対空ミサイルも攻撃しとかないと。敵の戦闘機が心配なら別途制空任務の戦闘機を待機させるたほうが良いですよね。大体、第五世代戦闘機はステルス性が最大の武器なんですからあんなに簡単にレーダーに映るようなら第五世代なんて言えませんよ。制空権を確保してシン・ゴジラにも登場した大型爆弾バンカーバスターをB-2から投下するのがよろしいんじゃないでしょうか。あの対空ミサイルが見た目はレーダーホーミングなのにフレアで爆発とかどうなのかなとも思いましたが、「いぶき」と違って全然許せるのは何故なんでしょうか。 ただ、どうなんでしょうか。海軍に対するこだわりが少し足らないような気がします。エンジンの不調を調べにヨットに乗って帆の操作知らなかったり、空軍のマスタングいじったり。やはり海軍ならコルセアとかの方がかっこいい気がします。空軍ではなくましてナサでもないのにマッハ10に挑戦しますかね。 あー、文句ばっか言ってるようですが、結構気に入った作品なんですよ。お気になさらず。[映画館(字幕)] 7点(2022-06-29 00:13:20)(笑:1票) 《改行有》

8.  頭上の敵機 《ネタバレ》  うまくいっていない部署に単身乗り込んで立ち直らせる。それがどんな困難か、あきらめたことのある身にはグレゴリー・ペックに物凄い憧れを感じる。しかし、その改革の功罪を一身に背負うとなれば、そのストレスたるや想像を絶する。落伍する僚機を援護するため編隊を崩した機長を叱責する、怒る方も辛いよな。  それでも理由とかきっかけではなく何故か急に改革に共感が集まり方針は徹底され士気は上がる。だが過酷な任務に損害が出て、戦死者も増える。「それが戦争だ。」そう言い捨てるけれど心は愛する部下へ哀惜の念と自分が信じて鍛えてきた方針への疑念に苛まれていたはずだ。この映画のこの描写の当否に部下を死地に送り込む命令を出したことがない我々はコメントする資格はない。なぜなら、そのストレスの過酷さを知らないからだ。逆に戦争の記憶がまだ生々しい時期に制作されたこの映画にその精神状態を学ぶべきだ。  敢えて「メンフィス・ベル」と比べると当時の雰囲気が分かって面白い。爆撃機が進入してくるシーンの荒々しい操縦に驚くし、被害を受けた航空機の救助に向かう地上要員の緊張感に共感する。乗員の負傷だってちょっと場所が違う。全く学ぶべきところが多い名画中の名画だと思う。[CS・衛星(字幕)] 10点(2021-05-23 16:33:31)(良:1票) 《改行有》


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