みんなのシネマレビュー |
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1. 容疑者Xの献身 《ネタバレ》 真犯人である娘の心の描写が殆どない。つまり大事な部分が軽くあしらわれ、作品の殆どが核心からズレている(単にトリックの前置きを延々と見せられているだけ)、そして最後にズッコケた。[CS・衛星(邦画)] 1点(2022-11-16 23:34:12)(良:2票) 2. あなたを抱きしめる日まで 《ネタバレ》 無駄のない脚本、テンポよく進む。その中で、神の存在という重いテーマにについて、揺れ動く様を主人公は見事に演じ切った。彼女を取り巻く人物は皆アンチテーゼに過ぎない。静かな怒りと感動が両存して終わる。[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-30 23:12:04)(良:1票) 3. らせん階段(1945) 《ネタバレ》 らせん階段を行ったり来たりしながら物語はテンポよく進む。雷の光と蠟燭の揺らぎがコントラストになって見事。最後に銃弾がらせん階段を一直線に突き抜け悪事が裁かれる。構成は素晴らしいがホラーに徹するわけでなく、そうであれば登場人物の心理的描写がワンフレーズで説明されるだけでは物足りない。[DVD(字幕)] 5点(2022-09-19 20:26:36)(良:1票) 4. 長江哀歌 《ネタバレ》 それでも人は希望をもって生き続ける、そこに静かな感動を覚える作品。三峡ダムで過去を失った(または同時進行で失いつつある、または過去を消して上塗りしたい)人々を様々な角度から描き出す。船上のカード博打から始まり、最後はダムの行く末をも綱渡りに例えて静かに幕を閉じる。その場にいるような臨場感と映像美に瞬きすら忘れてしまう。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-12-18 20:59:08)(良:1票) |
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