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コメント数 295
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自己紹介 映画を観るぞ!

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評価順1
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1.  アントキノイノチ 《ネタバレ》 死に向き合うことで生が救済される……大筋では「おくりびと」をやりたかったのかな、と思うんだけど。高校時代のカットインが邪魔だなあ……。停滞を招くばかりでなく、過度に嫌らしくて、とげとげしくて、想像上の「現代の若者」像を延々と見せられて辟易する。「世の中のリアルを描きたい」傾向の映画だと思うんだけど、出てくる人物がどうにもリアルじゃない。ありがちな「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!!」って演出にもうんざり。 それと腹が立ったのは、キョウヘイが檀れいに手紙を届ける件。キョウヘイが、彼自身の心を救済するために行ったエゴを、正しかったと断定して描いて欲しくなかった。読んで母の思いを受け取ったかも知れないし、一瞥もくれず破棄したかも知れない。受け取った側がどう処理するかは、観客の感性に委ねて欲しかった。また全体として、キョウヘイが「こうあるべき」と考える物事の姿に拘泥して突っ走る姿に、あまり共感できなかった。 サソウさんの滋味が良かったなあ。サソウさんとキョウヘイをコンビにして、あくまでも特殊清掃を中心に据えて物語を転がした方が良かったのでは。でも、それじゃあまりにも「おくりびと」か。[地上波(邦画)] 4点(2016-05-04 20:26:37)《改行有》

2.  アレクサンドリア 何気なくテレビで見たのだが、想像以上に重厚な作品だった。これは単純に宗教と科学の対立を描いたものではなく、理性を投げ出してはいけないということを呼びかけたかったのだろう。おそらく近年のイスラム原理主義やキリスト教の福音主義の台頭、移民排斥の流れを受けて作られたのだろうと思う。娯楽的要素はあまりなく、「愚かだなあ」ともの悲しい気分になりながら観る類の映画だが(といっても私はダオスとオレステスそれぞれの、ヒュパティアに対する少女漫画的情熱にも心を動されていたんだけど)、世界の色々なところで宗教対立、民族対立、さまざまな対立が火を噴き、理性なるものへの信頼が揺らいでいる今だからこそ作る価値のあった映画だと感じる。[地上波(字幕)] 9点(2015-04-11 16:05:51)(良:1票)

3.  旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ 役者が思いのほか豪華で芝居という点では満足できたのだが、動物園の復活に従業員たち個々の人間ドラマを絡めた結果、どっちつかずの散らかった内容になったという印象。 各エピソードが唐突な感じで進んでいくため、客足が戻ってきたときのカタルシスもあまり感じられなかった。 動物園の創設から始めて、隆盛→衰退→復活の展開を丹念に描く方向にした方が良かったんじゃないか。[地上波(邦画)] 5点(2013-07-28 00:48:29)《改行有》

4.  アバウト・シュミット 何ていうかさ・・・映画に現実ばっかり持ち込まれても困っちゃうんですよね。こんなしょぼくれたオヤジの、しょぼくれた現実を連綿と見せられても・・・。これがソコソコの評価を得ているのは、ひとえにニコルソンをはじめとする俳優陣の演技によるところが大きいと思う。何か最後にカタルシスが待っていると思ってたから最後まで見れたけど、あの絵だけじゃ・・・ささやか過ぎるし。やっぱり「映画っていいもんですねぇ~」って言いたいじゃないの。5点(2004-11-13 08:18:12)

5.  UNloved カンヌ映画祭で「レイル・ドール賞」と「なんたらかんたら新人賞」を受賞したらしい。両方ともまったく知らない賞だけど。頑なに「自分らしく」あろうとする女と、そんな女に惹かれ、また振り回される二人の男を描いた作品。必要以上に「自分らしくある」という事は、時として傲慢なものである。主人公の女を普通の常識に当て嵌めた時、一番人間が出来ているようで実は一番人間が出来ていない。しかし彼女はそうした事実を「他人の評価なんてどうでもいいじゃない」と一蹴する。そうしなければ、彼女の心はぺしゃんこになってしまうからだ。この映画は三人の人間が、お互いの弱さを容赦なく攻撃する。それぞれの弱さは、どれかひとつは自分にも覚えがありそうな弱さだ。まるで自分が言われているような錯覚を覚える。自分の弱さと正面から向き合いたい時に、この映画を観ると良いかも知れない。8点(2004-09-27 22:04:00)

6.  アンナと王様 絢爛豪華な衣装&セットにもうクラクラ。ありがちなストーリーも、あれだけ金掛ければ素晴らしく思えてくる(単に衣装モノの映画が好きなだけだけど)。チョウ・ユンファもジョディー・フォスターも、共に威厳に満ちていて良かったよ。後半の橋のシーンで、騎兵隊が山の上からドドド・・・って来たときは「七人の侍かよ!」と思った。林の中からドドド・・・の時は「ブレイブハートかよっ!!」と思った。ていうか、側女の処刑シーンとか見ても、後者はかなり意識されてると思う。9点(2003-11-02 14:50:09)

7.  アマデウス ディレクターズカット 自分の中のモーツァルト像が、良い意味でも悪い意味でも崩壊した。「神童」モーツァルトよりこっちの方が人間味があり、また「天才」と呼ぶに相応しい。あの傲慢さ、甲高い笑い声。重厚と軽快が同居するストーリーもまさにモーツァルトの音楽であると思う。それを彩る音楽も素晴らしかった。モーツァルトの天才に嫉妬しながらも、彼の音楽に打ち震えずにはいられないサリエリも、一種の天才だったんだろう。ところで、最後のモーツァルトの弔われ方が本当だとすれば、現在のあのでっかい墓の下にモーツァルトの遺体はあるんだろうか?9点(2003-10-27 20:06:18)

8.  アンドリューNDR114 《ネタバレ》 まず、キリスト教の国でこれが出来たのが凄い。あのロボットを最初に見た時点でボロクソにけなしてやろうと思ってたけど・・・泣いてしまいました。ロボットが人間になる事に対する是非はともかくとして、なぜ人は死ぬのか、という所を深く考えてしまいました。自由を求めて出て行った当初のアンドリューに対しても最初「コイツちょっとヤな奴だぞ」と思ったものの、話が進むにつれ「なるほど、これが人間なのだ」と思うように。そして最後に、完全に「人間」になったアンドリュー。人は・・・いつか死ぬのが良いのだな。(by源博雅)8点(2003-10-18 15:12:11)

9.  雨あがる 「ああ、三十郎、鞘に収まったんだね。」って感じ。顔付きも随分優しくなって・・・。話の流れも、風景の撮り方も、寺尾聡も良かった。見事にそれを壊してくれたのが三船史郎を始めとする城中の侍達の大根っぷり。いや、親父さんも大根だったけどさ、親父にはそれをカバーするオーラと、声の良さがあるんだよね。息子さんにはそれがない、だからただの大根。吉岡秀隆もミスキャスト。キャスティングさえよければ、大傑作だったろうに。7点(2003-08-21 08:16:52)(笑:1票)

10.  アトランティスのこころ なんか雑。原作は読んだことないけど、いちばん感じたのは、ボビーとテッドがどうしてそんなに心を通わせるようになったのか、映画の中で描かれている交流にそれほど説得力がない。そのせいか、テッドとの別れのシーンでも全く感動できなかった。最後に母親をあっさり許してしまうハリウッド的展開も個人的にはちょっと・・・。当然アンソニー・ホプキンスの演技は文句なかったし、映像、音楽もなかなか良かっただけに脚本が弱かったのが痛い。4点(2003-02-07 16:51:09)

11.  アラジン(1992) ジーニーのジーニーによるジーニーのための映画(謎)。それくらいジーニーが良いって事だよ!裏を返すと彼のキャラ付けを間違っていたら箸にも棒にもかからんような映画になっていた可能性も。8点(2002-11-02 10:36:00)

12.  アルナーチャラム/踊るスーパースター 思いっきり笑って、悪人退治でスッとして。もともと映画ってのはこういうもんだ、別にいいじゃないか細かいことは。頑張れアルナーチャラム。頑張れマサラムービー。8点(2002-10-18 16:24:49)(良:1票)

13.  あの夏、いちばん静かな海。 「HANA-BI」は静かな中に優しさと暴力がある。「菊次郎の夏」は静かな中に優しさと笑いがある。そしてこの映画はというと、静かな中にひたすら優しさが。それゆえにメチャクチャ静かな映画。久石穣が音楽じゃなければ「地味」の一言で片付けられてしまっただろうけど、彼の音楽で上手に抑揚をつけてる。北野武は良い作曲家に恵まれた。7点(2002-09-20 18:24:46)

14.  アメリカン・ビューティー おい、大丈夫かアカデミー賞。「等身大をブラックユーモアでバッサリ斬る」を妙に追求する最近の映画の親玉みたいな感じ。たぶん自分がこの映画を本当に理解できる年齢に達してないからなんだろうけど、ただただ不快で醜悪な映画だった。ただ、クリス・クーパーがケビン・スペイシーに泣きついたところだけは笑えた。3点(2002-09-04 03:31:24)

15.  アルマゲドン(1998) 前半は良かったけど後半は平凡なSF映画。それより全体を包むアメリカ万歳な雰囲気がどうにも鼻についてイヤだ。5点(2002-09-02 10:38:58)

16.  アイアン・ジャイアント アメリカのアニメで初めて泣いた。やっぱり子供の絵みたいなロボットだから良いのか。何となくこのロボットは「ターミネーター2」のT-800とT-1000の両方の特徴を持ってる気がする。「核ミサイルが飛んできたときの対応」を学校でやっていたのが面白かった。9点(2002-09-02 10:31:15)

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