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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》 オリジナル版を14年前に見てから2度目。今回は時代背景を押さえた上で見たので多少理解は深まったように思う。こういう実話モノは人物への歴史的評価(英雄かペテン師か)やその後の歴史的展開(サイクスピコ協定)の影響を受けやすいので純粋に見る事は不可能であるのだが、あえてそういった事を捨象すれば砂漠の映像は確かに素晴らしいし、それにマッチする雄大なテーマ曲等により大作感は十分にある。だたし、主人公の行動の歴史的意義や是非を留保したとしても、ある意味その場の勢いで感情的に豹変する一貫性のない行動原理は共感しがたい部分はあり感動に至らない点ではある。とはいえ、ラストで部族間対立をまとめきれずさっさと逃げ出すところを見ると少なくとも「政治家」ではないし、たまたま活躍の場を与えられ戦いに明け暮れる事により自分の存在意義を確認する武闘派の承認欲求の強い人間だったのかと思う(砂漠ながら水を得た魚というか)。もちろん本人には多少の正義感はあったのだろうが、国際政治の前ではそんなものは一蹴されるわけで、歴史に翻弄されたと言えなくもない。という意味では壮大な砂漠を人生の舞台としたちっぽけなひとりの人間がそのオリジナルな生を全しようとしたドラマと考えれば映画作品としての完成度は高いように思う。その象徴として、冒頭で事故であっけなくその生が終了し、葬式において毀誉褒貶相半ばする人物として表現されている点に人生の儚さと難しさが凝縮されているようにも思える。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-24 23:18:30)(良:1票) 2. ある日どこかで 《ネタバレ》 どこで感動すればいいのか全くわからなかったが、別離によって廃人になってしまうのは妙にリアリティーがあったかな。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-05-18 11:43:53) 3. アナザー・カントリー 《ネタバレ》 どこまで実話なのかわからないが、同性愛者故に変態扱いされて排除され、エリート街道が歩めずにスパイの道へ。自分を受け入れなかった国家・社会への復讐なのでしょうが、ただの学園ドラマで終わらせるではなく、もうちょっと長尺にしてその後を描いてもよかったのでは?LGBTの権利もようやく認められつつあるようですけど、最近もどっかの地方議員が同性愛者を異常者とか発言して辞職勧告されてましたが、保守派からみれば許しがたい存在なのは現代でも変わらないような。かといって、リベラルが台頭するわけでもないというのが、日本の現状ですけど。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-04 12:32:04) 4. 熱き愛に時は流れて 役者3人はなかなか頑張っていたと思うが、ストーリーがややありきたりで冗長なのが惜しい。こういう人生の長いスパンを描いた映画は、なかなか作るのが難しいんだろうけど。5点(2004-05-23 22:34:59) 5. 赤ちゃんはトップレディがお好き 《ネタバレ》 キャリアと育児の両立は可能か?という今日でも問題になっているテーマ。調度公開時の頃に均等法が施行されて結構話題になった作品だったと思う。育児により出世を阻まれ短気を起こして退社、隠遁生活に入るが、コンサルティング会社の食品業界担当のスキルを生かして自らフード事業を立ち上げ成功し、医者の男もGETという超ハッピーエンドのオキラクなストーリー。扱っているテーマは深刻な問題なので、2ひねりぐらい加えてもう少し現実性を持たせてリメイクすると面白いのでは?6点(2004-05-06 04:42:34) 6. アビス(1989) 悪くは無いのだが、キャメロンの深海モノの最高傑作「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」を見てしまうと感動は薄い。6点(2004-04-17 05:10:49) 7. アメリカン・フライヤーズ レースシーンは雄大な自然をバックになかなか迫力あります。弟と同じように私もケビン・コスナーに騙されました。6点(2004-02-19 12:16:44) 8. あ・うん 向田邦子 原作。高倉健の中年実業家のオールバックはなかなか良いんだけれど、坂東の演技はイマイチ。富田靖子はちょっとクサイし、富司純子も任侠モノの見すぎのせいかイマイチしっくりこない。どうもキャスティングに納得のいかない作品。6点(2004-02-19 05:50:52) 9. アイリスへの手紙 シンプルで良い映画だと思った。デニーロ演技は相変わらず良いです。ただし、邦題のつけ方でストーリー全体が最初から判ってしまうのは何とかならなかったのだろうか?7点(2004-02-01 23:33:04) 10. あしたのジョー2 1の暴れん坊のジョーも好きですが、2はジョーの人間的な成長が描かれていて好きです。TV版の方が細かな心理描写が多数あってよいですけど。8点(2004-01-13 14:59:27) 11. あしたのジョー(1980) ヤマトの映画版よりは数倍よい。8点(2004-01-13 14:54:35) 12. アンタッチャブル 見所はバットと乳母車ぐらいでしょうか。ストーリーはかなり単純ですがテンポがよいので見ていて退屈はしません。6点(2003-12-29 23:31:10) 13. 愛と青春の旅だち 登場人物それぞれの人間模様が上手く描かれており、青春映画の秀作だと思います。ただし、邦題がよくない。だって原題は AN OFFICER AND A GENTLEMAN だよ。8点(2003-12-23 22:31:19) 14. 愛と追憶の日々 デブラ・ウィンガーが最後に子供達に語りかけるシーンは映画史に残る名シーンだと思います。 パート2の「夕べの星」もなかなかよかったです。<追記>19年ぶりに再見。所謂「母娘問題」というものへの知識が入り込んでしまったせいか、頭デッカチになって見てしまい、以前ほどの感動はなかった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2003-12-23 22:29:42)
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