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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. アシュラ(2012) 圧倒的な露悪さの裏に隠された、慈愛。 ただのキワモノアニメなんかでは、決してない。残酷なジュブナイルでもあり、悲しいラブストーリーでもあり、そしてその地金にあるのは眩い黄金のような人間賛歌である。 観ていて何度も鳥肌が立ち、何度も嗚咽した。傑作。[DVD(字幕)] 9点(2013-04-26 08:13:07)《改行有》 2. 悪の教典 《ネタバレ》 なかなか私好みの吉外じみたサイコホラーであはるのだが、三池作品の手癖(特に流血シーン)がイヤでも目に付いてしまい、ちょっと冷めてしまう。 が、それらを払拭したと言っていい伊藤英明の(まさかの)怪演!補って余りある仕事っぷりでした。 そして、エンディングロールに「THINK 'BOUT IT!THINK 'BOUT IT!THINK 'BOUT IT!」というリフが鬱陶しい歌謡曲を持ってくるあたりも、イイ感じである。そのカタカナ英語の発音といい、歌詞の世界観といい、まさしく「エクセレント!」であると、カタカナで言ってみた。[DVD(邦画)] 7点(2013-05-14 05:31:36)《改行有》 3. アイアン・スカイ 《ネタバレ》 試写会ではブルーノ・ガンツの「眼鏡ぷるぷる」パロディで、会場の三分の二が笑ったらしいですが、恥ずかしながら私も三分の二の部類です。 低予算臭が鼻につき、ちょっと大人し過ぎる印象の本作ですが、社会風刺エンタメとしてはかなり良質だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-05 02:29:16)《改行有》 4. アブラクサスの祭 《ネタバレ》 決して悪くない映画だったが、人間関係(主人公と嫁や、地元民との齟齬など)の成り立ちがふわふわしていて、どうにも収まりが悪かった。 ラストのライブシーンも結構良かったのだが「いつの間にメンバーが参加?その楽曲は新曲なん?音合わせや練習は?」など、ちょっとハショりすぎだと思う。唐突感が否めない。 しかし「自らで導き出した人生の道標を、否定したり肯定したりしながら前に進んでいくしかない」といった、僧侶らしい視点を上手く捉えていた丁寧な映画だったと思う。 主演のスネオヘアー(躁鬱ともに好演)が坊主役というのも、レアで面白かった。[DVD(邦画)] 6点(2013-03-29 03:40:29)《改行有》 5. THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! 《ネタバレ》 「IDOLM@STER」という使い勝手のいい優秀なコンテンツの勝利。完成度も高いし、特に悪い点も思いつかない。PVもいい雰囲気だ。だが、その超安定した世界観が「ある」だけの面白みのなさが、難点。しかし、いまさらドウコウできない安定感なので、これ以上の「アイマス」を求めるのは、ちょっと酷なのかも。[DVD(邦画)] 5点(2015-04-15 03:31:11)
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