みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. アクアマン 《ネタバレ》 最初のうちは良かったんですが、アトランティス?の世界に入ってからがちょっと中だるみしてしまいました。 海中の都市が出てきた瞬間は感動するんですけどね。 映像美だけで長時間ごり押しされちゃうと、飽きちゃう。 バトルシーンが思ったよりよくできてて、どのシーンも面白い。スピーディだし、テンポが良い。立体的で、攻撃のバリエーションも豊富。 特に中盤、ブラックマンタがオームの精鋭たちと襲ってくるシーンはお気に入りです。 逆に、ほんとは一番の見せ場になるべきアーサーと弟の対決はいまいち盛りあがりに欠ける気が・・・。 中盤と終盤で2回も対決シーンがあるんですけど、見ごたえがちょっと・・。 メラのような能力は映像映えするんですけどね。ひたすら矛でカンカンカンカンするだけじゃねぇ・・・。 アーサーが伝説のトライデントを手にしてからはもうひと盛りあがり。 海の生き物を統率して攻勢を仕掛けるラストシーンの迫力は最高。 更にはトライデントを守っていた伝説の怪物やら、海溝王国の怪物トレンチたちまで従えちゃっているのはアツすぎます。 ただ結局はトライデントの力におんぶに抱っこな感じがしないでもない。 アーサーが何かに覚醒したり、努力したりってゆうのも少し欲しかった。 幼少期に師匠から教えてもらった技を最後に披露していましたけどね。それだけじゃあ物足りないのですよ。 ビーストテイマーの能力をもう少し要所要所で発揮して、アクアマンならではの魅力を見せてほしかったかな。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-04-21 23:20:24)《改行有》 2. アナベル 死霊博物館 《ネタバレ》 ストーリー性はずいぶん弱くなっちゃった本作。いや、ストーリーなんてなくなってしまったというほうが正しいかもしれません。 でも映画としては面白かったですよ。にぎやかなお化け屋敷を満喫できます。 シリーズ通してずっと出てきていたウォーレン夫妻の秘密の保管所。そこにあるいわくつきの品の数々。それがついについに、本作にて日の目をみることになったのです。 なんだか、ゴーストバスターズ的面白さがそこにあります。ゴーストバスターズのシリアスバージョン?いや、ちょっと違うか・・・。 アナベルにとりついている悪魔が他の霊たちをたきつけちゃったのかな?まあ次から次に出てくる出てくる。 目にコインうめこんだフェリーマン、血みどろ花嫁、びっくり箱、武者、悪魔・・・、狼男が出てきたときは笑っちゃいました。 ちょっと変わったところでいくと、少し先の未来を映すテレビや死者が見える腕輪などのレアアイテムも。 そういえば、ファンには嬉しい、アナベルのきっかけとなった最初の少女ビーの姿も。(ビーだっけ?) 猿のおもちゃとか、どっかで見たようなのがまた出てくるのも感慨深い・・・。(どこだったのかは思い出せないのですが) まさに死霊博物館で、なかなか面白かったです。 出てくる人たちは良い人ばかりで、こんだけ騒いだのに犠牲者ゼロどころかけが人すらいないってのも、逆になんか良かったです。 ちなみに、慣れた方もいるようですが、この驚かし系はいまださっぱり全然慣れません。 ・・・つまり、楽しかったとか言いながら、見ているあいだはおっかなびっくりで、実はそんな余裕はなかったんだな、これが(-。-)y-゜゜゜。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-04-18 03:49:08)(良:1票) 《改行有》 3. アナベル 死霊人形の誕生 《ネタバレ》 いや、もう怖くてドキドキしてんだか、驚かされてドキドキしてんだかわからないくらいビックリさせてくれるじゃない。 今まで同様お化け屋敷映画でしたね。特に終盤はもうその手のアトラクションにしか見えなくて、なんか花火でも上がりそうな勢い。ホラーは派手にしちゃうと逆に怖くなくなっちゃいますね。 やっぱ個人手に怖いシチュエーションは『一人きり』『暗闇』『密室』です。このどれかにあてはまると、途端にガクブル。この映画はそんなシチュエーションが盛りだくさん。もうほんとやめてほしい。 大きな音で驚かされたくないので、音量はいつもの半分以下に。そして『大丈夫、これは作り物』と自分に言い聞かせながらの鑑賞です。 で、ストーリーは結構ちゃんとしてて、しかもわかりやすい。 娘を失った夫婦が、もう一度娘に会いたい一心で悪魔と契約しちゃったってのが何とも切ない。 足が悪いジャニスが悪魔に魂奪われて、体を乗っ取られちゃうってのは予想通りだしお約束ですが、まさか取り戻せないままエンディングを迎えるとは・・・。だけどそのまま前作のラストにつながる終わり方がすごく良かったので、まあ、映画的にはアリなんでしょう。 養父母に名前を尋ねられて『アナベル』って答えちゃうシーンは悲しくて仕方がなかったです。 それにしてもジャニスの体を乗っ取った悪魔アナベルが、ジャニスの体が成長するまで待っていたかと思うと、それはそれで気の長い話で・・・。ご苦労様です。 なんとなく『エスター』や『チャイルドプレイ』を思い出しちゃいますね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-04-03 03:18:04)《改行有》 4. アラジン(2019) 《ネタバレ》 実写化映画としてはかなり成功しているほうではないでしょうか。 みんなはまり役ですけど、特にジーニー役のウィル・スミスがすごく良い。 実写にしたことで、アニメより人間寄りなヴィジュアル。『魔人と人間』という利害関係から始まり、いつのまにか友情が育まれていく様子が微笑ましかったです。 アラジンとジャスミンのロマンスも良かったです。 魔法の絨毯やアブーも良い仕事をしていましたが、アブーがちょっとリアルモンキーすぎたかな・・・。 とにかく出てくるキャラクターがみんな魅力的でした。 ジャファーはちょっと憎たらしさというか、毒気が足りない気はしましたが。 ミュージカルはどちらかと言えば苦手。 でも『ホール・ニュー・ワールド』はディズニーのなかでも大好きな曲。二人で絨毯で夜空を飛ぶ有名なシーンは見入ってしまいました。いや、聞き入ってしまったというほうが正しいか。アラジンの歌唱力がもうちっとな感じはしましたが。 その一方で、ジャファーに捕まったジャスミンが突然歌いだすシーンは、ストーリーの流れを断ち切るかのように唐突で、ついでに言うとちょっと長い。 自分の身分を告白するアラジン。そんなアラジンを心配して、アラジンとジャスミンの恋が上手くいくよう最後の願いの提案をするジーニー。でも微笑みながらジーニーの自由を願うアラジン。・・・もう感動しちゃいましたよ。 こーゆーわかりやすくて、ぐっとくる感動を味わえるのが映画の醍醐味。 小難しい映画ばかり作ってないで、こーゆー『王道』『直球』『正統派』な映画が世にたくさん出ることを切に願うほど、良い映画でした。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-03-16 03:19:15)《改行有》 5. アナベル 死霊館の人形 《ネタバレ》 エヴリーン、なんていいひとなんだ~。 なぜあなたがそんな自己犠牲を~。 まあ、でも自分のせいで娘を失って、死に場所を求めていたのかな・・・。 それにしても、こんな気味の悪い人形を嬉しそうにもらう妻。 ラストでは、おばあさんが『こ~ゆ~人形を探していたのよ~』って、いやいやまじですかい。 それともみんなの目に魅力的に見えるように、悪魔が呪いでもかけとんかいな。 どうも人形のビジュアルを怖さ優先にした結果、みんなが人形をやたらと気に入るのがどうにも不自然に見えてしまいます。 さて、ホラーを見慣れている人にとっては物足りないであろう本作。 一方、ホラーを見慣れていても、超びびりな私は十分に怖がらせてもらいましたよ。ふふ・・・。 そんな私でも全然怖くなかったシーンがあります。アナベル人形が宙に浮いちゃうとこ。なんか昔のドリフを思い出しちゃって、そこだけは怖いどころかちょっと笑っちゃいました。 ミシン、レコード、イスなど、音を使った恐怖演出はなかなか良かったです。 いきなり大きな音を出して見ている人を驚かせ、それを『怖さ』と錯覚させるようなクソみたいな脚本が多いなか、こーゆー知的な音の使い方は◎。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-02-14 03:41:44)《改行有》 6. アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング 《ネタバレ》 最初と最後は良かったんだけど・・・。 美女になった途端、(※実際美女になったわけではありません)性格が悪くなる主人公。 たとえ本当に美女に変身していたとしても、言動の数々が痛すぎて正視できないんですけど。 にもかかわらず、レネーのやることなすこと上手くいく。そんなバカな。 主人公レネーにちっとも共感できない。見ていて痛々しすぎます。 脇を固めるひとたちは良かったです。基本、悪い人間は出てこないのも、この作品には合っていたかなと。 特にエイヴリーと彼氏さんは良かったです。今作の良心と言っても過言ではありません。 エイヴリーと彼氏さんをはじめとして、魅力的な脇役のみなさまに心温まります。 レネーも悪いとこばかりではないんですけどね。 エイヴリーから新商品や宣伝に関する意見を求められて、庶民の立場から鋭い意見や的確な見解を、遠慮しながらも述べるシーンなんかお気に入りです。でもそれ以外がなぁ・・・。 レネーが上から目線で何か言葉を発するたびに、『恥ずかしいからもうやめてー』って、ずっといたたまれない気持ちでした。[DVD(字幕)] 4点(2024-01-21 17:27:07)《改行有》 7. 悪魔は誰だ 《ネタバレ》 ある程度映画を見慣れている人であれば、中盤くらいで2度目の誘拐の犯人は察しがつくでしょう。 ただ、話の筋が読めたとしても、最後まで全く飽きさせないのはさすがです。 タイトルから、もっとサイコパスなサスペンスを予想していましたが、韓国映画にしてはそれほどぶっとんだ内容ではありません。むしろ、堅実な作りのサスペンスと言えそうです。これよりどぎつい韓国映画は他にいくらでもあります。 そういった意味では、韓国映画のえぐさが苦手な人には、この作品はちょうど良いかもしれないです。 ラストはベストな落としどころだったと思います。 時効を迎えた誘拐犯に、別の誘拐の罪できっちり服役させる。 誘拐した孫は無事に帰す。 娘を殺された母親も捕まることなく、一応の復讐を果たす。 主人公が刑事を辞職したのは残念だし、殺された娘は帰ってこないなど、悲しい結末には違いないのですが、それ以上の最悪なラストにならなくて良かったかなと。 母親の犯人捜しと、2度目の誘拐。同時進行に見せかけて実は時間をずらしていたのは上手いやり方だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2024-01-19 14:37:13)(良:1票) 《改行有》 8. アルゴ 《ネタバレ》 実話に基づく衝撃的なサスペンス。 オープニングから度肝をぬかれます。まさかこんなことが本当にあったとは・・・。 大使館はその国の領土ではなく、そこはアメリカの領土なんだから、こんな簡単に侵入していいものかと驚きました。 当時の情勢とか国際ルールとかよくわからない。でもアメリカは自分の領土を不当に占拠されたわけですから、なぜ強気に出られなかったのかがよくわかりませんでした。人質を取られていたから強気に出られなかったのかな・・。 映画はかなり真面目な内容になっています。 そのぶん、娯楽性が犠牲になっていることは否めません。 なにしろ、見所がオープニングとラストの国外脱出シーンしかありません。 もちろん、ラストの国外脱出に向けての準備が着々とされるわけですから、それはそれで緊迫感があります。が、しかし、なにしろ長い。 救出に来てもらっといて、文句ばかり言う大使館職員にも好感が持てない。 それに6人は救出されたかもしんないけど、残りの大多数の職員が解放されたのは444日後だそうで・・・。史実なんだから仕方ないんでしょうけど、まだ人質が大勢残っている状況で、めでたしめでたしみたいなテレビ中継がされていたのに対し、それはどうなん?って思ってしまいました。 ただ、こういった事件を知ることができたという意味では見る価値があったかと。 もちろん映画的な盛りあがりで言えば、オープニングとラストの脱出シーンは見る価値アリかと。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-12-19 04:07:01)《改行有》 9. アウトロー(2012) 《ネタバレ》 白昼堂々の無差別殺人。オープニングから衝撃の展開。 容疑者ジェームズ・バーはただ一言『ジャック・リーチャーを呼べ』 導入はなんだかダーティハリーみたいだと思っていたのですが、全然違いました。 無差別だと思われていた白昼の凶行が、実は無差別ではなかった・・・!ストーリの面白さにこんなにひきつけられたのは久しぶり。 前半~中盤にかけては、ミステリーとしてもサスペンスとしても最高。 で、残念だったのは後半。 中盤までのミステリアスな展開が嘘のように、突然始まるカーチェイス。このカーチェイスがくどいし長い。途中で飽きちゃう。 で、どんな頭脳プレイで逆転していくのかと思いきや、頭脳プレイどころかパワープレイ。しかも急に出てきた射撃場のおっちゃんが、なぜか相棒みたいになっていて。いやいや、あんたは完全に部外者でしょ?突然湧いて出て、仲間になって、ジャック顔負けの活躍をして、前半までとの温度差がすごいんですが。 ジャック・リーチャーが真犯人の背後をとったあと、なぜか銃を捨てて素手のタイマン勝負。そんなばかな。ジャック、今までそんなキャラじゃなかったでしょ? 黒幕のゼックも出てきた時こそ危険なオーラ出しまくりの大物感がすごかったのに、その幕引きのしょぼいこと。 そしてエマーソンがなぜこの人たちに力を貸していたのかをはっきりさせないまま、あえなく昇天。 すごくワクワクさせてくれた前半に比べて後半の完成度の低さ。なんかもったいないです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-10-01 04:12:36)(良:1票) 《改行有》 10. 新しき世界 《ネタバレ》 ひさしぶりに映画を見ていて時間を忘れましたね~。 韓国マフィアの後継者争い+潜入捜査もの。 一言で言うならそれだけなんですが、まあ見せ方が凄い。 潜入捜査官が、気づけばマフィアのトップにおどりでる。そんなバカな話があるかというストーリーを、二の句を継がせない説得力で描いてしまう。 それにしても、韓国映画のキャラは強いです。個性が強い。人間を描かせたら韓国映画の右に出るものはいないかもしれません。この映画こそまさにその代名詞と言えるでしょう。 こーゆー容赦なく血生臭い映画で、よもや最後にカタルシスにも似た感覚を味わうとは夢にも思いませんでした。てっきりバッドエンドで終わるものだとばかり。いや、ほとんどの人間にはバッドエンドが訪れるのですが・・・。 ジャソンをとりまく人間関係をとにかく丁寧に、詳細に描き、ラストまでにはそのすべてをかたっぱしから壊してしまう。ジャソンを知る警察関係者、ジャソンを慕う兄貴チョンチョン、そのライバルのジュング、最後に出てきた序列2位のじじいまで、メインキャラは一人残らずあの世逝き。ジャソンを知る人間はすべていなくなってしまうわけです。これほどタイトルと中身の合った映画があるでしょうか。 うん?いや、まてよ・・・監視役の嫁が生きているじゃないか。ドン引きされるかもしれませんが、監視役の妻までなんらかの形で退場してもらえたら、真の新世界の始まりだったのに・・・。 しかし囲碁の先生になりすました連絡係の女デカ。一番安全圏にいると思っていたのに、まさかあんなむごい殺され方をするとは・・・・。韓国映画、まじでスゲェぜ・・・。[DVD(字幕)] 10点(2023-07-06 23:30:51)《改行有》 11. アナと雪の女王2 《ネタバレ》 前作に比べるとストーリーはどうしても弱い。なにせダムを壊すだけですから。大山鳴動して鼠一匹とまでは言わないですが、そんなことでこの人たちは30年以上も閉じ込められていたのかと思うと不憫。 一番の悪役がとうの昔に死んじゃっているのも、ストーリーが盛り上がらなかった一因かも。しかも、あからさまに最初から祖父国王が裏切ったんだろーなーってことが予測できちゃうので、ミステリーとしても楽しめない。 もうひとつのミステリーは、逆にわからなさすぎ。結局エルサを呼んでいたのは何だったのか。アートハランってのは地名なのか、精霊かなにかの呼称なのか。エルサは終盤、なぜ氷漬けにされちゃったのか。よくわからないことばかりです。 ただおそらく、祖父国王が自然を破壊しダムを作っちゃったことに精霊たちが怒って、霧で外界と隔絶しちゃったのでしょう。たぶん・・・。レビューというより考察になってしまった・・・。 で、前作もなんですが、今作も中盤以降派手に活躍するのはエルサだけなので、どうしても飽きちゃうんですよねー。新しく出会うみなさまも、パンチが弱い。これといって話を盛り上げるキーマンがいません。 エルサはとにかく謎を解明したい。アナはとにかくエルサといっしょにいたい。クリストフはとにかくプロポーズしたい。オラフは特になにも考えていない。終盤までみんなが向いているベクトルがばらばらなのも、物語を退屈に感じさせちゃう一因かもしれません。せっかくパーティーで動いているのに、チーム感が乏しいのです。 アニメーションは抜群に良いです。音楽も好き。風、火、水、大地の精霊たちも良い感じ。だから見る価値はおおいにあるのですが、どーしても映画としての盛りあがりに欠けるなぁ、という感じです。 前半はオラフがとにかくおかしくてかわいいし、アナとクリストフの夫婦漫才も楽しい。明るい雰囲気だし音楽も華やか。前半の満足度はかなり高いです。そこで膨らんだ期待感に、後半が応えられなかったという感じでしょうか。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2023-06-21 02:06:19)《改行有》 12. 悪霊のはらわた 《ネタバレ》 しょせんB級。いや、C級ホラー。 最初から期待なんてしていませんが、それでもこの作品はダメですね。 ゾンビものでは『逃げる』『戦う』『助けを呼ぶ』『籠城する』の、基本4パターン。 どれでも良いのです。サバイバル感が味わえるのであれば。 ところが、今作は本人たちに全く目的がないのです。 逃げるなら逃げる。戦うなら戦う。はっきりしないと。本人たちがどうしたいのかが全然わからないので、全然ハラハラしないのです。 唯一目的があったのは妻子を殺されたおっちゃん。この人は化け物を殺す一択。それでよいんです。 で、このおっちゃんが素敵なチュートリアルを担ってくれるのかと思いきや、あっという間に別行動。なんでやねーん。 イケメン枠のひげボーイ、警察を呼びに行ったはずなのになぜ戻ってきた。 おい、武器、武器、って武器を探すなら、その武器を投げ捨てんなや主人公。 さっきまで普通にゾンビと格闘していたはずなのに、突然立てなくなる主人公。 ・・・・ええ?この状況でキスすんの? ファーック!ファーック!って、こっちが言いたいよ。 ひさしぶりに終始イライラしっぱなしの駄作でした。 1人、2人くらい足をひっぱるバカやクズは、こーゆー作品ではお約束。 ・・・でもどいつもこいつも頭が悪いんじゃ救いようがないっす・・・[DVD(字幕)] 3点(2023-05-05 01:14:45)《改行有》 13. アイアン・スカイ 《ネタバレ》 アクション?SF?いや、これはコメディ。コメディというより寒いギャグ。 最初はその世界観、突拍子もないアイデアに魅せられるのですが、すぐに飽き・・・最初の50分がひたすら退屈。とにかく話が進まない、広がらない。で、終盤になると突然宇宙戦艦同士の激しいバトルが始まって、細かいことを気にしなければビジュアル的に面白いです。 で、この映画一見バカ映画ふうなんですが、いたるところに強烈なアイロニーをふりまいています。 北朝鮮の代表に、いかにも言いそうなことを言わせて、結果世界中から笑われたり。 『アメリカが唯一勝ったのはナチだけ』と女性大統領に言わせてみたり。『アメリカはいいの』はさすがに吹きました。 最後の各国の首脳同士の大乱闘なんてその最たるもの。共通の敵がいればとりあえず手を組むけれど、共通の敵がいなくなればいずれ人類は自滅するとでも言いたいのかな? あのね、そんなことは言われなくてもみんなわかっているの。 そーゆーメッセージを発信したいのであれば、せめて映画を面白く作ってくださいな。 発信のツールとして映画を媒体にする以上、中身が面白くないと伝わるものも伝わりませんぜ。 ・・・・・・レナーテのおかげでなんとか最後まで見れたようなもんです。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-04-20 01:12:36)(良:1票) 《改行有》 14. 悪の教典 《ネタバレ》 こーゆーサイコパス的な映画は結構好き。 特に前半から中盤にかけての不穏な空気がたまらんです。 何かが起こりそうな予感。あるいはもう起こってるんじゃね?っていう雰囲気。そのただならぬ雰囲気がクセになります。 カンニング。不良。万引き。セクハラ。モンスターペアレンツ。 問題ばかりの学校で、唯一まともな教師はすみ。 ところがこいつが一番とんでもないサイコパスだった。 ほとんど予備知識なしで見たから面白かったです。 毒を以って毒を制するような展開になりそうだったところも好き。 ただそこは期待していたほどには盛り上がらなかったです。 映画の尺の関係上仕方が無いことなのかもしれませんが、3人とも一方的にやられちゃうのがもったいなかったかな。 いや、それはそれで『はすみ』の圧倒的な恐ろしさを際立たせるのには一役買っているわけですが。 子悪党が雁首並べたところで、本物の悪には傷一つつけられない、っていうことですかね。 この映画のピークは『けいすけ』が拷問されるところまでかなぁ…。 ラストの大量殺戮は何の芸もなくて面白味に欠けます。ただのスプラッタ映画に成り下がってしまいました。 アーチェリーの少年。ゲイの少年。東大を目指しているヤなやつ。印象的な生徒がたくさん出たのに、ただ銃で撃ってまわるだけ。 AEDの伏線があったんだから、それで局部を感電死させるぐらいのゴア描写があっても良かったんじゃなかろうか。終盤のたたみかけはもう一工夫欲しかったところです。 『モンスターペアレンツ』『たで』『つりい』『けいすけ』までは8点から9点くらいつけちゃおうと思っていたのですが、最後の大暴れで減点です。 正直最後はバトルロワイアルと何が違うのかと思ったり、思わなかったり…[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-12-26 04:51:53)《改行有》 15. アフターショック 《ネタバレ》 最初の40分くらいがひどく退屈で、そんなに尺が必要だったのか疑問。登場人物たちに感情移入させるための40分なんでしょうけど、正直この個性的な面子なら15分~20分くらいで十分だったように思います。 こーゆー映画にしては生き残りゼロ。最後のねーちゃんも津波に飲まれて助からなかったものだと解釈します。 イーライ・ロス演じるグリンゴ、このザ・主役って感じの人が途中で消えてしまうのがかなり意外でした。 じゃあここからポヨに選手交代か?と思ったらポヨも戦線離脱・・・。全く先が読めない展開が続きます。 ザ・脇役かと思われた消防士は最後までちゃっかりいるし、しかもこいつがラスボスになったりと、先が読めないというよりやりたい放題のストーリー。純粋な災害ものとして見始めちゃったから、思わぬ展開に面喰います。 疑心暗鬼のおばさんがポヨに発砲しちゃうシーンなんかは、さもありなんって感じで好きなんですけどねー。 あまりに悲惨で悪趣味で救いがないから、少々ゲンナリしちゃいました。 もう少し救いを残してくれても良かったような・・・[DVD(字幕)] 6点(2022-11-10 00:55:38)(良:1票) 《改行有》 16. アジャストメント 《ネタバレ》 サスペンスやSFだと思っていたのですが、ほぼラブストーリーでした。 私たちの運命はあらかじめ決まっているようです。 でも運命から外れた先もやはり運命なんじゃなーい? さて、アジャストメント達はどうやら天使みたいな存在らしいです。でもその恰好はスーツと帽子。しかもその姿は人の目に普通に見える。そのセンス、設定、嫌いじゃないです。 ジャンル『サスペンス』となってはいますが、そんなにサスペンスしていません。秘密をばらしたら廃人にされちゃうくらいかな💛 アジャストメント達は『今まで人類を導いてきた』『ルネサンスも産業革命も私たちが調整した結果だ』と豪語。 ですが劇中でのこの人たちの活動は、一組の男女をとにかく出会わせない、ただそれだけ。 将来偉大な大統領になるデヴィッド。その原動力は心の空白。エリースと結ばれちゃったら心の空白が埋まっちゃって、大統領になれないんだって。 で、極端な干渉はできないみたいです。修正不能の波紋が広がっちゃうとかで…。なのでやることは小市民なものばかり。 ダンスのお稽古の場所を変えたり。タクシーを停車させなかったり。なんともせこい天使たち…あんなに大きなことを言っていたのに… このギャップがなんだかたまらなくおかしくて、私にとってはこの映画はコメディでした。 でも途中でまたサスペンス色がちょっと出てきます。 デヴィッドが運命の人のダンスを見ちゃったせいで、運命が修正不能になっちゃったんだって… 遂に伝説のアノ人、そう、通称『ハンマー』の異名をもつトンプソンが出てくることに! ハンマー…怖ぇ…いったいどんな冷酷無比で不条理な破壊を二人にもたらすのか… 『彼女はダンサーとして脚光を浴びた後、世界的な振付師として成功する…でも君と結ばれれば、幼稚園のダンスの先生で終わる。』 ・・・・え? 『さすがトンプソンだ。もう事態を収拾させたよ。』 ・・・・え? 『トンプソンが言ったことは、嘘なんだぜ。』 ・・・・え? ・・・とりあえず、幼稚園の先生に謝ろうか・・・[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-10-17 06:36:12)《改行有》 17. アンノウン(2011) 《ネタバレ》 つかみが100点。オープニングからぐいぐい惹きこまれます。 最初はよくあるなりすまし系のサスペンスなのかと思っていたのですが、リズ(妻)と自分でない男のツーショット写真が出てきたあたりで、実はすべてリーアム・ニーソンの妄想なのかと思ってみたり。『これはちょっと先が読めないぜ…!』と映画にのめり込んじゃいます。 マーティン・ハリスが頼みの綱にしていたロドニー・コールもなんやら危ないやつだし。そのロドニー・コールにもう一人の現地の協力者ユルゲンが殺されてしまうし・・・。この辺までは8点~9点くらいの、もうかなりよくできたサスペンスです。 ただ、正直申し上げて、真相がわかり始めてからオチに至るまでの盛りあがりが弱い。これぞ典型的な尻すぼみ映画。 そんななか終盤のお気に入りシーンは、プラスチック爆弾の解除が間に合わずにリズが爆死してしまうシーン。ここで間に合わせないのはちょっと好きな演出です。珍しいパターンだし、ちょっと笑っちゃいました。 殺し屋グループのみなさまも、個性があって良い味出していました。 ただそれぞれの最期はあっけない。ロドニー・コールの最期なんて、本当にあれで良いのだろうか。素人のジーナに瞬く間に二人もやられているんですけど・・・。 それにしても『リーアム・ニーソンが普通のおっちゃんやってる!なんか新鮮!』って思っていましたが、その正体はやはり凄腕の暗殺者。ですよねー!でも一流の殺し屋が空港に忘れ物してんぢゃねーよ。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-07-24 21:17:15)《改行有》 18. アナと雪の女王 《ネタバレ》 ディズニー映画で感動したのはトイ・ストーリー3以来。 中盤から後半にかけての内容だったら、いつもの楽しいディズニー映画。でもこの作品は前半がやばい。 有無を言わさず感動してしまう。それは理屈からくる感動ではなく、おそらく美しい絵や景色を見たときに湧き上がるどうしようもない感動に近いもの。私は芸術に疎いのですが、それでも心を揺さぶられてしまうのですから。この映画が大ヒットした理由がよくわかります。 もともとミュージカルは苦手。ですがこの映画は別格。ストーリーと歌が見事に融和して、言葉では言い表せない感動を味わいます。 TⅤで何度も紹介される『Let It Go』のシーンはもちろん、『生まれてはじめて』が流れる城が開城されるシーンも心が震えます。ここではエルサとアナが交互に歌う二重奏のような形式。Wヒロインもうなずける魅力的な二人のヒロイン。お嬢ちゃんたちが見る子供向けアニメと侮るなかれ。これほど完成度の高いミュージカルアニメには滅多にお目にかかれないでしょう。 皆を、特にアナを傷つけたくないと、独りでいるエルサがとにかく切ない。 魔法の部分の記憶だけ消され、姉がなぜ自分を避けるのかわけがわからないまま、それでも姉を慕うアナがまた切ない。 中盤からはごくありふれた冒険活劇になってしまいますが、それはそれでエンターテイメントとして楽しめます。 そしてここでエンターテイメントの傑作オラフ登場。オラフの存在が、中盤以降の暗くなりがちなストーリーの良い緩衝材になっています。オラフの存在は楽しく、そして愛らしくいじらしい。 エルサが作り出した雪のゴーレムみたいなやつが乱暴すぎるのがちょっとまずい。あなたの大事な妹が、あなたの作ったゴーレムで死ぬほど危険な目に遭っていますよ。 それにしても、アナとオラフの声優さんがね、もういないなんてね・・・ この映画を見ると本当にもったいないなって思っちゃいますね・・・[ブルーレイ(吹替)] 10点(2022-07-01 02:08:05)(良:1票) 《改行有》 19. アイス・エイジ5 止めろ!惑星大衝突 《ネタバレ》 映像はシリーズ中最も迫力があって美しい。 ストーリーはシリーズ中最もつまらない。 そしてふくろネズミの兄弟に、シドのばあちゃんに、バック。ここまでうるさくてわけのわからないことばかりわめくキャラが多すぎるとさすがに疲れます。あの地に足の着いた1作目の雰囲気とストーリーが懐かしい・・・。もう全然アイス・エイジって雰囲気ではなくなりましたね。 この作品で好きなのは、やっとシドにも恋人ができたこと。でも宇宙の石で若返っていましたっていうヒネリは絶対要らないと思います。がっかりするだけで面白くもなんともない。 娘が自立していくドラマもまあいいんだけど、アイス・エイジでやる必要性がありません。 それに擬人化もほどほどにしないと、今作ほどめちゃくちゃにやってしまうと、シリーズのイメージすらぶち壊しかねないです。 最後がハッピーエンドっていうのはいつも通り。 後味は悪くありません。ですが見終わったあとの満足感は感じられず。 今作を見るとなんだか無性に1作目を見直してみたくなります。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2022-06-08 02:13:05)《改行有》 20. アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険 《ネタバレ》 突然訪れる天変地異。 氷山や氷の塊を船にして海をさすらう。目指すは妻と娘。 今作では娘の自立や父の子離れ、真の友情などのテーマが盛り込まれています。ただ、弱い。 映画自体のノリはアトラクションムービーとなってしまっているので、中途半端なドラマは相性が悪いように思われます。やるならもっと真剣にドラマパートでうならせてくれないと、映画のテンポを損なうだけの結果になってしまいかねません。 こーゆーノリの映画にシリアスなドラマを入れるギャップは嫌いではありません。できれば笑いや映像の凄さで誤魔化さずに、丁寧にドラマ部分を掘り下げてほしかったです。 また、今作で用意されているエピソード。娘ピートとイケメンマンモス、友人ルイス(モルホグ)との三角関係。キャプテンガットとガット海賊団とのバトル。ガット海賊団シーラとディエゴの恋物語。シドの祖母の秘密の友人。そう、はっきり言ってエピソード過多。キャラもパンク状態。もともと薄味気味になりつつあったのを更に薄くしちゃって、もはやほとんど味がしなくなっちゃった感じ。何でもかんでもつめこめば良いってもんじゃないでしょ。 映像的には相変わらず高い技術のアニメーションで、見ているだけで楽しい。それは間違いありません。ですが映画として、アニメとしての面白さを問われると正直物足りません。う~ん、しばらくするとその中身のほとんどを忘れてしまいそうです。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-05-26 02:34:10)《改行有》
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