みんなのシネマレビュー |
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21. 姉のいた夏、いない夏 《ネタバレ》 ドラッグのシーンは別にいらないんじゃないかな…。それでも必要性があるならば、過度な演出は避けるべき。姉の痕跡を辿れば何かが変わるかもしれないと言う妹・フィービー(ジョーダナ・ブリュースター)だが、性格がややマイナス面に描かれているのもちょっとツライ。更に、姉の元彼・ウルフと肉体関係を持った事を“罪悪感”という言葉で片付けないで欲しいとも思う(←正直、この展開にはかなり戸惑いました…)。まア、姉・フェイス(キャメロン・ディアズ)の偽善行為で自らの呵責に苦しむ“罪悪感”との対比を表現したかったのは良くわかるが、コントラストと言うかバランスが非常に悪い。単純に“姉のいた夏”は良かったが、“いない夏”が良くなかった。5点(2003-05-31 00:34:37)(良:1票) 22. アポロ13 無重力空間でフワフワ浮く宇宙飛行士。「CGやワイヤーを使ったにしても良く出来ているなア…」と思っていたら、メイキング番組を見て驚いた。二番煎じ的コメントで申し訳ないが、無重力空間のシーンは一切CGもワイヤーも使っていないとは…!! えッ、まさか本物の宇宙???…ではなくて、実際は飛行機の内部にアポロの内部のセットを造り、飛行から落下の際に生じる人工無重力状態の中で撮影したそうで、大変な労力と時間、そして危険な状況の中で出来た映画であった。トム・ハンクスがその苦労を語るのが良く分かる。実話としても有名な話を、これだけの歳月がありながらまんま映画化した点では、転んでもタダじゃ起きないアメリカ魂を見た。今では懐かしい、アポロ時代も見れて嬉しい限り。当時は、同名の有名な菓子や切手(米)が発売されたりして、話題となったものだ。また、諦めない事がどれだけ大切なのか、努力は必ず報われる、という教訓もある。ちなみに“13”が示すの不吉な数字が、アメリカ(外国)で信じられているのが分かった気がする…。8点(2003-05-16 00:52:03) 23. 青い珊瑚礁(1980) 差し詰め“カップル版サバイバー”と言ったところでしょうか。やはりブルック・シールズの魅力はここに有り。ブルックを取るか…、映画を取るか…。いずれにせよヒロイン色が強すぎて、どうも映画としての意図性が薄い。映画のレーゾンデートルを活かすなら、もっと素朴な女優を配役した方が良い。 6点(2003-05-14 15:15:57) 24. 雨に唄えば 幼少の頃、ミュージカル嫌いの私に魅せてくれた降雨のダンス…。同タイトル曲を唄いながら、雨の街をジーン・ケリーのステップが魅了する…言わずと知れた名シーン。私も子供ながらに雨が降ればあの曲を口ずさんで、覚束ないステップを踏みながら登校した思い出がある。雨嫌いでもそんな天候が思わず好きになってしまう…そんな映画です。これならば断じて言える。アンチ・ミュージカルの方こそ必見!8点(2003-04-24 16:48:52) 25. AKIRA(1988) 原作のマンガを凝縮したような印象。もともと、この深い世界観を2時間にまとめようとするのが間違いなのだ。だからと言って特に大友ファンではない私には、この深い世界観は理解できませんでしたが。それと、中盤までは良かったのに、後半のグロテスクな表現がちょっと…私的にNG。何度も見ましたが、やはり“エグい・グロい・気持ち悪い”の三拍子が揃った印象が拭えない。また老け顔の子供たちがなんとも不気味で直視できません。[地上波(字幕)] 4点(2003-04-12 17:35:23) 26. アトランティス(1991) 構想10年、撮影に3年、サウンドに1年。完成まで14年の歳月をかけたこの作品。これが映画かと言われればちょっと違うかもしれないが、深海のそれは美しい映像は紛れもなく真実で且つ美しい。冒頭のナレーション(字幕訳:松任谷由実)から、その世界に飲み込まれたかのような錯角を覚え、何も考えずに見ると深海に程よく酔える。エリック・セラの曲に合わせてリズミカルに深海を泳ぐ海蛇がこんなにも美しいとは…オドロキです。多少の美化はあれど、1つの作品として評価したい映画。 ※正しくは[LD字幕]です。[DVD(字幕)] 8点(2003-04-08 17:15:10)《改行有》
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