みんなのシネマレビュー
Tolbieさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 642
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順123
投稿日付順123
変更日付順123

21.  アメイジング・スパイダーマン2 《ネタバレ》  わざわざリブートしたのに、何だか普通のヒーロー物になっちゃった感じ。それと、ものすごく美人だったグエンの驚き顔がすごくて、2年の月日は残酷だなどとも思ってしまった。まあ、それはさておき。  こういうのは、敵怪人は一話に一人というのが良いんではないだろうか。もともと悪いヤツではなかった電気男の話が、無理やり収束させられた感と、ゴブリン(全シリーズでも出てきたこいつはきっと重要キャラなんでしょ)の方も出た途端にヤラれちゃってる感が否めず、どっちにしてももったいなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2014-09-06 23:55:52)《改行有》

22.  アパルーサの決闘  銃によって生計を立ててきた男二人組。ボス側は相棒に「お前が俺より劣っているのは、情に流される部分だ」と言うが、実は情を捨てきれないのはボス側の方で、相棒の方が仕事に徹していた……という話だと思っていた。が、良く考えると情に流されずにビジネスライクに徹したのはボスの方で、そう出来なかったのは相棒の方だった。その情が仕事上の正義感に発しているのが何とも悲しいし、理不尽な政治圧力に屈したように見えるボスにガッカリ感を感じるのは否めない。 [DVD(字幕)] 6点(2013-11-24 17:30:14)《改行有》

23.  悪名(1961) 《ネタバレ》  主人公は「オレはヤクザじゃない」と言いながら、行動が随分と堅気ばなれしている。それはそれで面白い展開だから良いのだが。というか、この人のそういう行動こそが、この映画の面白さなのだと思う。  昭和初期の遊郭の認識がどんなものかちょっと理解を超えるが、時の社会秩序に反してでも女を自由にしてやるという現代的な正義感。その行動も正攻法ばかりでは無くしたたか。そういった男の生き方の映画。  もうちょっとピンチに陥って巻き返すくらいの盛り上がりがあってもいい気もするが、拳銃が最終兵器的な扱いの、時代なりのリアルさというものもある。    最後に「これにすがって帰れ」というバアさんのステッキを叩き折ったのが痛快であった。このステッキはバアさんの情けであり、ヤクザ世界での彼女の力であるからだ。  ところで、主人公が嫌がった「悪名」がこの映画のタイトルなのは、どうしたことだろう。世間に伝わる悪い名も、その大元にはそれとは真逆な魂の物語があるかも知れん、と言う事なのだろうか。[DVD(邦画)] 6点(2013-07-31 18:59:43)《改行有》

24.  アラモ(2004) 《ネタバレ》  リメンバー・ジ・アラモ。結果的に砦を見捨てて、その敵討ちに力を入れる。アメリカ人ってのは復讐に燃えるタチなんだな。日本軍は最悪な手を打ったのかも知れないな。まあ、冗談はさておき。  ジョン・ウェインのアラモよりも(多分)史実に近いのだろう、リアルなアラモ砦の物語。デイビー・クロケットはアライグマ帽を被ってないし、鹿皮服も着ていない。そしてこちらは、アラモ陥落の後、サンタアナに討ち勝ち、テキサス共和国が独立するまでを描いている。どちらかというとアラモ砦の攻防というより、テキサス独立戦争を描いている感じ。  せっかく史実をリアルに描こうとしているのだけれど、その為にと言ってはナンだが、実際に戦っている人たちの闘いにかける思いなどが見え辛いのが難点。その点はクロケットが「共和国」への期待を語る、60年版の方が好きだ。それがあってこそ、彼は夢や主義に命を懸けた戦士として見えるのだから。[DVD(字幕)] 6点(2013-06-29 17:30:58)《改行有》

25.  ある兵士の賭け 《ネタバレ》  いくら独立プロダクションの経営が大変とは言え、石原プロ作品のいつもいつも協賛企業の製品を宣伝するかのようなシーンは、ゲンナリする。石原裕次郎ほどの看板でも、映画の資金を集めるのは大変だという事か。  まあそれはさておき。物語は実話ベースの、米兵・アレン少佐が無茶な行軍を賭けにして、賞金を孤児院に寄付する話。タイトルから、勝手に「生死をかけた兵士の決断」的なモノをイメージしていたので、なんだか文部省特選的なイイ人の話に若干戸惑う。  カメラマンの非難する、アレンさんの朝鮮戦争での事件が、彼に罪の意識を与えているっぽいのだが、私にはそれが全く問題に感じられないので、彼の贖罪的な意識(だと思うんだが)も感じにくい。  むしろ、従軍カメラマンなどしている割には、甘っちょろい正義感で兵隊を非難する、裕次郎氏の物語なのかと思った。それにしちゃあ裕次郎の考えの移ろいが描かれていない。  裕次郎が彼の後を継ぐラストシーンを見た時に、「ああ、アレンさんは一粒の麦だったんだな」と感じた、その通りにカメラマンの心を変えた一人の軍人と実を結んだカメラマンの物語のはずが、片方の描写が不足だった。ちなみに本件を書籍化したもののタイトルも『ひとつぶのむぎ』で、それを知った時にはちょっと驚いた。[DVD(邦画)] 6点(2013-05-15 23:22:14)《改行有》

26.  網走番外地 望郷篇 《ネタバレ》  前作(続)よりもはるかに「アリ」である。橘真一というキャラクタの、元々の魅力の部分を、再び物語に仕立て直した映画だからだ。悪く言えば、第一作目の「ムショ入りの原因になった事件」の再現、だけどそれがこの人の魅力の原点だから、やっぱりきちんと描いておくべき物語だったのだろう。[DVD(邦画)] 6点(2013-03-07 17:32:25)

27.  アメイジング・スパイダーマン 《ネタバレ》  新しく仕切り直しのスパイダーマン。最初の話はたぶん原作によって、おじさんが死ぬとか、自分でマスクをデザインするとか、蜘蛛に噛まれるとか、決まってるんだろうな。読んだこと無いからよく判んないけど。  で、今度のヒロインは可愛い。というか美人。主人公もちょっとカッコいい系の青年。主人公たちが、美男美女になったから、という訳ではないが、悪の心と醜悪の連動がちょっと気になる。  トカゲ博士は、明らかにスパイダーマンを殺そうとしていたり、実際に警官を殺したりしているのに、人間の姿を取り戻しかかった途端に、転落からスパイダーマンを救う。身の醜悪さが悪という描写だ、とまでは言わないが、もっと改心の描写が必要ではないか?例えば黒スパイダーマンの時のように、何かに心を支配されていたとか、何らかの説得力が。  無茶な人体実験に反対し、やむなく自分で試した博士が、他人を犠牲にしようとしていた上司を止めるべく行動を起こしたのに、その足でそのまま破壊と殺人に至ったのは、ちょっと違和感があった。  ま、これから化学会社のTOPの人や、父親の疾走と死の謎などが、語られるのだろう。とりあえず、楽しみにしておこう。   [DVD(字幕)] 6点(2012-11-28 20:36:04)《改行有》

28.  あひるのうたがきこえてくるよ。 《ネタバレ》  教師としてなにがしかの挫折を味わった男が、美しい自然あふれる山深い田舎町で、アヒルを育てて、都会に帰って行くという、成長物語。非常に地味な映画だが、緑深い美しい自然と、カワイイあひるの映像に、心和まされ、強く感動したりはしないが、アヒルと一緒に主人公の男も育って巣立ったのだと、分かった時に心が暖かくなる。  今ではこれを、劇場で見ることは、なかなか難しいのかもしれないが、シネマスコープの大画面でもう一度、この自然の風景を見たいものだ。  パンフレットに相当する、ホネ・フィルムのガイドブックによると、温泉シーンの習字は、「一心不乱」以外は、本物の学童の好きな言葉を書いた習字だという。「図星」という言葉の選択は、すごいセンスだと思う。さらに奥には、「罪ほろぼし」もあるらしい。子供の発想力はスゴイ。[ビデオ(邦画)] 6点(2012-10-20 02:24:25)《改行有》

29.  悪魔の手毬唄(1977) 《ネタバレ》  金田一耕助というのは、追っかけ追っかけ事件を解決する「防御率」の低い探偵として知られている。全部とは言わないが、彼の事件解決法は多くの場合、昔の事件の資料や証拠を現場ではない場所へ行って調べてくる、というもので、他の名探偵と比べると論理によって「コレコレこうだから、それしかありえない!」という推理の見事さがない。そこの所はミステリの醍醐味の一つだから、原作を選んだ時点での大きなハンデといえる。前作『犬神家』の場合は、そんなもの無くても、事件そのものに魅せられるドラマ(愛という普遍的テーマ)が有ったが、今回の事件は状況があまりに特殊で、そういう部分で感動を得るのは難しい。息子が異母兄妹と結婚する羽目になりそうでさあ大変、というのではちょっと心動かされない。  また、これを言ったら酷かもしれないが、事件とその周辺事情が前作ほどシンプルでないため、これだけの時間を使ってもまだ、描き足りない感じが残る。殺人を手毬唄になぞらえる意味とか、里子が入れ替わる部分とか。なにかバタバタとイベントをこなして、事件が解決したような感じ。まあ、それだけ原作に無駄が無いという事かも知れないが、2時間半の映画にするなら、それなりの収拾選択というか脚色・潤色が必要だったろう。[DVD(邦画)] 6点(2012-04-23 17:57:55)(良:1票) 《改行有》

30.  アレクサンドリア 《ネタバレ》  かつてエジプトに、世界一の図書館を持った街があったと、昔聞いた。その街を通るものは、”税”のように、所持している書物を提出し、それを写し取られて返されると。 「知識」を税として価値を認める優れた街なのだと思っていた。だから、この映画を知ったときには、非常に期待した。  物語は、その知識を重んずる価値観と、非論理で妄信的な信仰心の対立を描いている。基本的には史実だから、あまりドラマチックな展開にはならずに、最後、ヒュパティア先生の成し遂げた発見も、歴史の中に埋もれたまま、殺されてしまうのが悲しい。  彼女が惑星の楕円軌道に気づくシーン、曲線模型の見る角度を変えて、円から楕円に見せるシーンは実に巧い!  ところで、キリスト教をこれ程、黒く描いた映画は珍しいと思う。我々がイメージするのとは正反対に、この映画の中のキリスト教徒のカラーは「黒」。ダースベイダーにみられるように、欧米では黒は、悪または異教徒のイメージ。知識への信仰をもったエジプト人を襲撃し、策略を弄してユダヤ人をも迫害する、完全な「悪役」。  でも、もうちょっと悪性を弱めて、その分先生たち「知識派」との対立と、奴隷くんのドラマを展開すると面白かったと思う。彼は、主人を裏切って、それでも愛していて、そして彼女を手にかけてしまう、とても劇的な役だから。  で、結果的には、自分の期待した雰囲気の物語ではなかったので、ちょっと点は低め。[DVD(字幕)] 6点(2011-09-12 12:05:38)《改行有》

31.  相棒 -劇場版Ⅳ- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断 《ネタバレ》  前にもに国が国民を見殺しにした事を糾弾し、人々にうったえるために、大勢の観客の命を狙うぞ詐欺のような事件(その時はマラソンだった)があった。  ただし、そのときも今回もまどろっこしくって実際に多くの群衆には事件の騒ぎは気付かれなかったという展開に、肩透かし感があった。無辜の人たちに酷いことをするつもりはないという設定なのだろうが、それにしたって何かの騒ぎがあったと気付かれるようなやり方じゃなきゃ、意味ないだろう。どうせ実行する気がないんなら、ビルの上じゃなくてパレードのど真ん中に飛び出して、スキットルを開けるしぐさだけで充分じゃないか。現実的にはその際の大量のエキストラに演技させるのは大変なのかもしれないが、そこはそれ映画ならではのお金の掛けようじゃないの。  という訳で、大騒動を思わせる予告編の期待を見事に裏切るいつもの相棒劇場版であった。また、官房長の時を思わせる「右京さーん!」も、右京さん死ぬわけ無いと誰もが思っちゃうので、無意味。[映画館(邦画)] 5点(2017-08-30 13:31:17)《改行有》

32.  あすの花嫁 《ネタバレ》  連れ合いを無くしたお父さんお母さんの、再婚問題。それぞれ事情の異なる問題だから、一概にどうこう言えないけど、小百合ちゃんのお母さんの場合は、お父さんと結婚する以前から続く話なので、ちょっと深刻だ。    と思っていると、学友の女の子なんて睡眠薬まで飲んでしまう有り様なのに、意外にも小百合ちゃんは、母の相手である宇野重吉に会っただけで、その男を忽ち認めてしまう。何でしょうか、この安直さ。ひょっとして「血は争えない」って事かな?その勢いをかって、浜田光男も一気に結婚できそうで、まあめでたそうですね。って感じ。[DVD(邦画)] 5点(2013-06-06 13:56:14)《改行有》

33.  アイアンマン3 《ネタバレ》  私にとってのアイアンマンの魅力って、あり得そうな工業的技術によって実現する、バトルスーツヒーローという部分である。いわゆる超人でない、テクノロジーの物語だから良いのだ。  そういう世界に一番似合わないのは「怪物」だ。確かにバイオテクノロジーは科学技術だが、今の工業技術とアイアンマンの間の飛躍度合を、遥かに飛び越えたエクストリミスという技術は、魔法というかもはや「怪獣」に近い。  それがアメコミの敵役だと言われればそうなのかも知れないが、今までの(少なくとも映画版の)世界観とちょっと違ってて、私には残念に映る。  今回の物語の中心軸と思われる、トニー・スタークの心の話・「私がアイアンマンだ」に着地する話にはあまり興味をひかれなかった。彼がどんなにスーツを捨て、ナントカリアクターを取り外して自分を取り戻した気になっても、物語がそこに帰結するように出来ていない気がするのだ。  それに、どうせアベンジャーズ2でアイアンマン復活するんだろうし。  それにしても、一番手前に設定されている3D版字幕って、目が疲れるわ…。今度から2Dで見よう。[映画館(字幕)] 5点(2013-05-12 02:56:47)(良:1票) 《改行有》

34.  相棒シリーズ X DAY 《ネタバレ》  今回の映画は、我らが「イタミン」の活躍を楽しむ映画である。間違っても権力者たちの陰謀や巨悪を暴くなんて期待してはいけないし、キャッチコピーの「何に挑むのか?」とか「何と戦っているんだ?」なんて事に答えがあったりしない。「その時、全てが終わる」なんてことも絶対にない。  「この国の人間は多少の事があっても、今日と同じような明日が訪れると思ってる」なんて言いながら、ものすごい取り付け騒ぎを描いたり、思わせぶりだが嘘くさい札束乱舞シーンなど、イロイロとチグハグ感もあるが、その時々にちょっとだけ風刺めいた事言えればOK!なのだ。  それが「相棒シリーズ」なのだ。ものすごい権力の暗部をかすりながら、結局はただの殺人事件。判明した巨悪には「ザンネ~ン!」なのだ。毎週ゝあるTV版でそこを突くのはさすがに酷だと思うが、劇場映画版でさえそうなのは、ちょっと残念な気がするのだが、最近やっとあきらめがついた。  そこさえ吹っ切れれば、今作はイタミンのカッコよさ炸裂の好作である。必然性の殆どない、数々のレギュラーメンバーの登場も「顔見れて良かった」と思えるような、シリーズファンに向けた映画なのだから。そういえば、杉下右京の要らなさ加減もかなりぶっちぎってたなあ。[映画館(邦画)] 5点(2013-04-08 14:21:45)《改行有》

35.  網走番外地 大雪原の対決 《ネタバレ》  物語の大元となる話が、ちゃんと刑務所内の事件にあって、ムショ内の描写も(オカマが多いのは閉口だが)しっかり描いている。  舞台も北海道で、そういう部分では『網走番外地』っぽい。我も我もと集まってくるムショ帰りの仲間というのも(あまり)無く、かなり物語を立て直した感がある。  鬼虎さんの登場にびっくりさせられるのは同じだが、今作ではそれも、あるカタルシスのための「タメ」で、ここまで来るとそういうのも楽しくなってくる。  しかし、ラスボスを倒すのが主人公でない、と言うのはちょっとどうなのか?とも思う。確かに健さんの当初の目的は白熊にあったとは言え。[DVD(邦画)] 5点(2013-03-21 16:09:35)《改行有》

36.  網走番外地 南国の対決 《ネタバレ》  山田組での吉岡秀隆を見ると、いつもある種の不愉快を感じていた。映画という仕事の中で育てて貰っちゃってる「特別扱い」感だ。しかし、今回このシリーズで、しかもたった半年の間に(特に胸が)成長した大原麗子を見て、考えを少しだけ改めた。そういう成長を見るのも、楽しいものなのかもしれない。美少女は得だ。  さて、返還よりも6年も前の沖縄。事実上、アメリカだ。そんなところで大暴れしちゃうと、網走どころではない、トンでもない所へ収監されちゃうんじゃないかと心配になる。でも、日本の刑務所よりも、マシな暮らしができるかもしれない。  今作の始まりでの健さんは、普通のヤクザっぽくて、ちょっと引く。世話になった(であろう)組長の、不審な死の事より、組が自分を裏切っていることに憤っているように見えるのだ。そのからくりは当然、想像通りある訳だが、ちょと橘真一のキャラが揺らいだような不安感があった。  ま、最初だけだけど。 [DVD(邦画)] 5点(2013-03-10 10:10:19)《改行有》

37.  網走番外地 荒野の対決 《ネタバレ》  予告編で「西部劇」と断言しちゃってるくらい、西部劇である。北海道が、どこの西部なのかは判らないが。  それはさておき。  中々、それらしい西部劇だ。雄大な自然と北の果てという設定が、日本なのにちょっとだけ、無法の世界らしく見せている。もちろん舞台が日本だから、腰にリボルバーと言う訳にはいかない。狩猟用のライフルを持っているのが精いっぱいで、誰でもみんなが持っている、というものでないのが、物語上の抑制にもなっている。最後は結局、長ドスというのも、このシリーズらしい。  物語は、本家アメリカの西部劇にもありそうな、牧場主のイザコザの話。今作で虐められる役は、人間ではなく馬。イイモンの牧場の馬がたくさん殺されて、大原麗子がオイオイと可愛く泣くと、健さんも我々も怒り頂点。網走帰り連中が殴りこむわけだが、どうも「こちら側」が強すぎに見えるのが、難と言えば難。それと、ライバルと思われていた杉浦直樹が、結局こっち側というのも、イマイチの原因か。  しかし、最後さあ、健さん。「ヤツ」が撃つ前に、権田の首を叩き落としちまえば、ヤツの撃つ理由も無くなって、すっきり丸く収まったんじゃねえか?そうすれば健さんももう一回、網走に戻って(多分)次の作品につながるし。[DVD(邦画)] 5点(2013-03-09 10:59:09)《改行有》

38.  網走番外地(1965) 《ネタバレ》  読んだ事ないので分からないのだが、原作がある物語に独自(?)の展開を付けたもの、だそうだ。  健さんの初期の代表作と言える一本で、期待が高まったが、思ったほど面白い映画ではなかった。  でも、さすが原作が獄中記だけあって、刑務所内の話はどれも面白い。犯歴や刑期の自慢話で虚勢を張る連中や、それを大逆転する大犯罪者の話。風呂の入り方などは、何かで読んだ記憶があるが、石鹸がぶら下げられたりしているのに、妙なリアリティと説得力があった。もうすぐ刑期を終えそうなのに、否応なく脱獄に巻き込まれていく状況も面白く、その先の展開にワクワクさせられた。  だが、脱走後の話は、面白くない。『手錠のままの脱獄』の劣化コピーとしか言いようがない。同じシチュエーションでも面白ければ許されると思うのだが、繋がれた相手が最後まで嫌なヤツで、かの作のような感動はない。…のだが、作り手は最後の健さんの行動で観客を泣かそうとしているらしい。ちょっとビックリ。  それに、権田(こいつの名前のテキトーさは何とかならなかったのか?)の大怪我の原因はもうちょっと丁寧に描写しないと、どう見ても危ないのは健さんの方なのに、「ええ!?」って思っちゃう。[DVD(邦画)] 5点(2013-02-09 23:38:03)《改行有》

39.  アイアンマン2 《ネタバレ》  この話の中で、非常に重要な要素として考えられるのは、個人が強大な軍事力を持つということは、どういう事なのか?それは許されるのか?というような事だと思う。観ている者がそれを正義だと思ったとしても、それを許すべきなのかどうかは、微妙な問題だ。  しかし、物語は、結局は、それに対抗する個人軍事力(しかもロシア由来)と、なし崩し的にそれに対する闘いの物語になって、結果オーライで、その個人は、軍から表彰される。  アイアンマンを評しないで、こういう事を言うのは何だが、この物語は、アイアンマン(1)が提議したものに、真っ向から泥を塗った形になっているのではないだろうか?確かに、バトルスーツとその戦闘シーンはカッコイイ。しかし、その意義的には、頷けない。  ああ、思い出した。合衆国には修正憲法があって、 「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であり、 人民が武器を保有し、またそれを携帯する権利を侵してはならない。」 だそうだ。これは、個人が国家の力を上回っても、有効なのだろうか?[地上波(吹替)] 5点(2012-10-08 03:06:25)(良:1票) 《改行有》

40.  アンフェア the answer 《ネタバレ》  ちょっと無謀かな?と思ったが、TVシリーズも前作映画も見ていないのに鑑賞。  何やら、何かの事件の続きっぽいけど、「TVシリーズが前にあった」という事だけ知っていれば、それなりに話は判るようになっている、と思っているのだが、どうだろう。  前からの作品世界観というものを、全く分かってないので、ちょっと微妙だったが、被疑者となった雪平に、銃を持ってきて逃がす奴が現れた時点で、「踊らされているな」とは思った。が、あれだけの人数の「グル」がいるなら、あんな面倒なことしなくても、良かないかね?というのが、最後まで見た感想。だって、周り全部敵なんだもん。最後に雪平は意趣返しをしたように見せて終わってるけど、絶対巻き返されちゃうって。翌朝、どっかの川に浮かんだ雪平、持っていかれた携帯、という想像をしてしまった。  それと、よく知らんがきっと今までのシリーズの中で、仲間だったのであろう人たちを、あっさり殺したり、犯人側にしてしまったりして、作品ファンの人達は、嫌な気持ちにならないのかな?と、余計な心配をしてしまう。  ところで、最後に出てきたナレーションで、アンフェアというタイトルの意味を初めて知った。しかし「アンフェアな奴ににはアンフェアな対応を」という割には、アンフェアなのは、人質とって逃げたことだけ。もっと、アンフェアな捜査や、反撃があってもいいような気もする。 [DVD(邦画)] 5点(2012-08-12 09:30:04)《改行有》

010.16%
120.31%
291.40%
3396.07%
48212.77%
510416.20%
617026.48%
712219.00%
88112.62%
9274.21%
1050.78%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS