|
21. 明日は日曜日
《ネタバレ》 菅原謙二と若尾文子の「青空娘」コンビとそこに森繁久彌が加わるという何という会社なんだろう!上司に森繁久彌、部下には若尾文子だなんて、菅原謙二の立場になって考えてみると、何だかそれだけでも楽しそうで良いなあ!そんな仕事場なら私は毎日が楽しくて良いだろうなあ!そんな楽しそうな感じとは裏腹にちょっしたことで喧嘩してしまう二人、菅原謙二と若尾文子、もう一つ、同じく奥さん(市川春代)との喧嘩と社長に叱られて落ち込んでいる森繁久彌を何とかして立ち直らせようとする菅原謙二と若尾文子の二人のお陰で何とか立ち直った森繁久彌が社内旅行での宴会上でこれまた歌声を聞かせる。森繁久彌の歌声、ここでも何だか観ていて森の石松みたいだと思った。話としてはそれほどの凄い内容でもないが、全体的に明るい雰囲気で楽しめる内容にはなってる。それにしてもここでの若尾文子のあの健康的な明るさ、笑顔、本当に可愛い。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-02-09 18:55:05)
22. 愛人
市川崑監督、これまたこんなちょっと変わった雰囲気の話を撮っていたとは知らなかった。出演者のほとんどが皆して、バラバラの会話をしている凄まじさと作品全体の雰囲気もけして悪くはないし、楽しめるものの、何か物足りない。ちょっと期待し過ぎたかな?もっと鋭い視線で男と女の揺れ動く気持ちというものを描ききっていたらと思うとちょっと残念だったりもする。それなりに楽しめる作品ではあるけど、市川崑監督作品にしてはちょっと平凡な感じに思えた。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-12-13 21:43:03)
23. 仇討崇禅寺馬場
マキノ雅弘監督、ちょっと怖いよ!この作品の中の大友柳太郎と千原しのぶの目つきと演技の恐ろしさ、この二人のあまりの恐ろしい雰囲気に作品全体の雰囲気までがとても怖くて、どこかマキノ雅弘監督の持っている陽気であって、気風の良さみたいなものに欠ける気がしてならなかった。それでもけして、つまらなくはないし、殺陣のシーンの素晴らしさなんて、いかにもマキノって感じで良いのだが、やはりこういう雰囲気の作品はマキノ雅弘監督の得意とするものとは明らかに違って見えたのが残念です。[ビデオ(邦画)] 6点(2006-10-29 18:15:20)
|