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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. アウェイクニング 《ネタバレ》 タイトル通りに主人公に「気付かせる」ためのストーリーでした。そして、主人公が忘れていたことを思い出して終わり。思わせぶりな割に大したことない結末感。でも、ちょっと怖かったので鑑賞目的は達成です。本作と同じ英国の全寮制学校でも、ホグワーツってところなら幽霊がフツーに飛びまわっていますw[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-05-31 04:03:56) 22. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 《ネタバレ》 アベンジャーたちの会話はそれぞれの個性を引き出していて、ここに至る作品を観ていると随所でニヤッとします。でもねぇ、壊しすぎですよ。本作ほど一般人の避難を気に掛けている映画も珍しいのですけど、私はやっぱり避難させられる方々が気の毒で、鑑賞中は楽しい気分じゃなかったです。こんな感想を持つのは、自分が歳を取った証かなとも思うこの頃ですけど。 アベンジャーズが強すぎるのでストーリーを成立させるためには強い敵役が必要です。しかし、本作ではその相手を身内が作っていました。スタークは最後に「少し休養する」と言ってましたが、今回の災害の責任を問われることは無いのでしょうか? 街がまるごとひとつ無くなっています。 スタークの考え方は前作で受けた地球外からの侵略に対する防衛意識が伏線になっています。でも、代償が大きすぎると云う意見です。人工知能が自意識を持つ危険性を考えることは真っ当なテーマだと思いますが、その手前で躓いている感しきりです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-05-04 14:23:06)《改行有》 23. アタック・ザ・ブロック 《ネタバレ》 女性にナイフを向けるようなストリートギャングたちが主人公。彼らがエイリアンから狙われる。舞台はロンドンの団地に限られ、彼らだけが狙われることにもB級らしい理屈が付けられている。短い時間で上手くまとまった作品だと思う。 ただ、個人的には評価が固まらない。それはストリートギャングの描写に対して。反社会的な小僧どもが保身に奮闘して英雄扱いされる。英雄扱いは正しいのか、彼らは更生したのか。その辺りにモヤモヤが残っています。普通に考えれば、狙われる側を経験したことで、今後は他者にナイフを向けたりしないはずなんだけど、数か月後には元に戻っている気もする。まぁ、本作は彼らの成長を描こうとした作品ではないんですけど…。 ちなみに、本作に登場したエイリアンには星の海を越えてくる知性を感じません。奴らを管理している親玉がいるはずで、今回の一件はエリアを限定したテストマーケティングだったのだと思う。次の襲来は映画になるのかな?[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-07-30 01:36:47)(良:1票) 《改行有》 24. アフター・アース 《ネタバレ》 別に悪くは無いのですが、特筆するところも無かった、という感想です。 設定はとても適当だと思いました。隕石群を避けてワープしたら1000年前に放棄した地球に不時着。天文学的な偶然だけど、幸運なのか不運なのか分かりません。つまり、映画のご都合です。その未来の地球は、驚くような動植物や景観が見られる訳ではなかったです。もう少しチャレンジして欲しかった。視力の無いモンスターに対して高機能の刃物で対応していましたが、飛び道具なら楽勝のはず。これも映画のご都合です。 そんなことを言いつつも、目的地を目指すアドベンチャーとしてはそれなりに楽しめました。「ベスト・キッド」から日が浅いジェイデン君の変化に、子供の成長の速さを見ました。父と息子の関係を自分のそれと較べ、少し考えるところはありました。 エンドロールまでナイト・シャマランの作品とは知らずに観ていました。この数作を見る限り、フツーの監督になってしまったようです。ハズレを作らないという意味では進歩なのかも知れないけど、ちょっと淋しさを覚えるのでした。[映画館(字幕)] 5点(2013-06-27 05:05:10)《改行有》 25. アイ・アム・ナンバー4 《ネタバレ》 観終わった後に何も残らないんだけど、観ている間は退屈しなかったし、続編が(ありそうですが)あるなら観る気にさせる作り方でした。海外ドラマの初回2時間スペシャルって感じです。特殊な能力者がナンバー9までいるらしい。ゼロゼロナンバーのサイボーグみたい。そう考えると、ナンバー3までがすでに抹殺されているのは大きな戦力ダウンなのでは…、なんてことが009好きには気になりました(笑)。面白いと思ったのは、主人公(異星人です)が一人の相手しか愛せないという設定。相手も同種族なら良いんだけど、地球の女性を相手にして後々に不幸な人生にならないかい?[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-18 02:00:39) 26. アメイジング・スパイダーマン 《ネタバレ》 最近のリメイク(や続編)は世界観の奥行に工夫を凝らして新たな魅力を獲得したものが多い。「ダークナイト」「X-MEN」「猿の惑星」などがその例です。本作にも当然のようにそれを期待しましたが、結果は「そこまではイケてない」という感想でした。主人公は前シリーズのお調子者よりシャイ&神経質で、デリケートな悩みを抱えた繊細な人物に思えるけど、例えば学園生活での描写などはステレオタイプの域を出ない。大嫌いだったヒロインが、「ゾンビランド」で印象に残った期待の女優に変わったことは大きなプラスポイントだったけど、「ゾンビランド」の方が魅力的に見える。とっても惜しい。ストーリー的には、主人公に息子を助けられたおっちゃんがNY市街のクレーンを動かしてスパイダーマンの跳躍に協力するあたりにご都合が見えます。あれをやってしまうと、物語が安っぽくなります。トカゲ人間との戦いはスピード感と迫力がありますが、その部分だけを取ると前シリーズの見え方と変わりません。全体的に世界観が深くなったとは言えず、リメイクの意義が見い出しにくい作風でした。新しいと思ったのは、主人公が特定の人にはマスクを脱いで正体を晒しながら活躍するところ。ヒーローの正体は秘密と云う固定概念を外し、ヒロインが協力者になる設定は好感が持てるシナリオで良かったと思います。「(500)日のサマー」の監督の起用意図がアクションよりラブストーリー重視だったなら、それらしい仕上がりにはなっていたと思います。でも、観たかった作品とはちょっと違うんだよね。[映画館(字幕)] 5点(2012-07-19 02:43:47) 27. 赤ずきん 《ネタバレ》 童話「赤ずきん」の記憶が風化しているので、こんな話だったかなと思いながら観ていましたが、所どころにオリジナルのモチーフを入れて大きくアレンジされていました。血縁の秘密や三角関係を交えながら、村の中に潜む人狼を探索する。サスペンスとして普通に楽しめる内容だけど、奥行きは無いです。私には主演女優がとてもとても野暮ったく見えます。この映画に限らずの話ですが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-14 09:12:25) 28. アンダルシア 女神の報復 インターポールの刑事さんが大学の後輩に似ていて嫌になった。伊藤英明でそんなことを思ったのは初めてだ。なんで本作で、と考えたら顔の骨格に加えてボサボサの髪がそっくりだからだ。なんで嫌になったかと言うと、その後輩はとっても要領が悪く無器用な奴で、随分と迷惑したからだ。自然とあの刑事さんも要領が悪く無器用な奴に見えた。要領が悪く無器用だったよね。本編ですが、個人的には前作の50倍くらい良かったです。黒木メイサさん、映画はしばらくお休みですかね。残念ですな。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-05-15 22:32:00) 29. アデル/ファラオと復活の秘薬 《ネタバレ》 アデルのおっぱいをチラ見せしたのは、アデルに協力するミイラの行動に必然を持たせるためです。でも、あのシーンのおかげで随分と潤いが増しました。変なところは良く心得ているリュック・ベッソン。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-25 01:53:36) 30. アンノウン(2011) 《ネタバレ》 序盤の交通事故から累積して行く不可解が自分には良い具合にサスペンスフルで、それを回収するためのオチも悪くないと思いました。物語に都合の良い記憶の欠落は「昏睡の後は記憶が混乱する」と医者に言わせたことで解決なのでしょう。暗殺集団の兄ちゃんたちのモタモタも、最初は主人公を殺さずに動きを封じることを目的にしていたと考えると説明がつく。辻褄はあっていると思う。でも、主人公が自分が何者かを思い出してからの展開に大きな疑問符が付き最後まで尾を引きました。周到に練った計画の首謀者が、その計画を思い出した途端に阻止する側にまわる理由が分らない。その変心に納得の行く理由があれば相当に高く評価できたが、当たり前のように正義の味方になったのはご都合主義というより不可解です。そこで大きく減点はしたけれど、それでも最後まで退屈しなかった流れは評価します。ダイアン・クルーガーはやっぱり美しい。「あの美人に惚れたから」でも十分な変心理由になるとは思うけど、そんな描写は無かったものね。[映画館(字幕)] 5点(2011-06-06 23:44:17)(良:2票) 31. アイアンマン2 序盤の公聴会でのスタークのすっとぼけ方からモナコでの戦いあたりまでは面白かったんだけど、その後はトーンダウン。醒めた目で観てましたね。時おり挟まれる派手なシーンとは裏腹に、ストーリーが地味だからだと思う。ラストの盛り上がりに期待したが第1ラウンド・ドクターストップTKOって印象で、アクション的なクライマックスはモナコだったような…。そんな中で、特筆すべきはスカーレット・ヨハンソン。こういう役柄は観たことが無かったが、少なくともミラ・ジョボビッチよりはイケてる。もっと出番が欲しかった。[映画館(字幕)] 5点(2010-07-06 22:21:34) 32. アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 普通に面白かった、ってところだろうか。顔デカ赤女の「首をはねろ」って口癖と、彼女おやつを盗み食いしたアマガエル君のアップはちょっと気に入りました。ティム・バートンの色彩の多い世界とファンタジーの世界観は相性が良い。でも、期待値みたいなものを基準に計ると落第点でしょう。「うぉお~!」ってシーンや展開が無い。3Dだから良いというところも無い。原作の後日談ということなら、もう少し大胆にアレンジしても良かったのでは…。ティム・バートンらしくない行儀の良さを感じました。それと、あんな貴族男のプロポーズはその場で断りなさい。[映画館(字幕)] 5点(2010-05-05 00:59:42) 33. ANNIE/アニー(2014) 《ネタバレ》 1982年版には感銘を受けたので楽しみにしていたのですが随分と萎んだ印象です。細かい設定が現代用にアレンジされていますが原型は同じ。なぜ見応えが違うのかは、ラストシーンで分かりました。82年版のアニーには富豪の養女に収まるだけの魅力と能力がありました。それは徹底したポジティブさ。前作のアニーなら、偽両親が「彼からお払い箱にされた」と言っても軽く一蹴したでしょう。そのポジティブな波動で周囲を啓蒙したり浄化したりすべき部分が薄い。文字が読めない設定もアニーのポジティブに翳りを落としていました。挙句、通信会社の社長さんは選挙戦を辞退してアニーのご機嫌を取ってハッピーエンドって、それでいいのか? 本作のアニーに「トゥモロー」は似合わないです。中盤以降、印象に残る歌唱シーンがほとんど無く、これがミュージカルだと云うことを忘れていました。これもマイナスポイントですね。[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-06-28 03:23:02) 34. アジャストメント 《ネタバレ》 偶然の積み重ねが大きなうねりになって人生とか運命を形成する視点は頷けて、聞いていたほど悪くない映画だと思いました。でも、詰めが甘いというか、面白くないですよ。本作のテーマが「運命は愛の力で変えられる」だとしたらケチは付けにくいけど、映画としてはゆるゆるです。ちょっとイラッとするのは、世界の命運を握るような一握りの人物だけが「調整」されること。そんなことより、多くの男女の出会いを演出するのがあんたらの仕事じゃないんかい。その方が、世の中、良い方向へ回って行くよ。子供の数も減ってることだし。俺の人生も調整してくれよ。ということで4点です。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-04-21 20:14:39)(笑:1票) 35. アップルシード アルファ 《ネタバレ》 10年ほど前に同監督が同名の作品を作っています。本作はその前日譚的な内容。10年前の作品は楽しめた記憶があるのだけど、コチラは退屈でした。作品からテーマ性を覚えるところが無く、CGアニメの技術力を確認しているだけと云う印象を持ちました。巨大兵器のスケール感や重量感は上手いと思いましたけど、ストーリーに面白味が無いとダメですね。[CS・衛星(邦画)] 3点(2018-03-06 00:28:24) 36. アナザー Another(2011) 《ネタバレ》 原作を読んでいたので観に行きました。義眼の女の子と人形の館のミステリアスな感じに興味がありました。だから最初からオチは分かっていたのですが、それでも映画としてはストレスが溜まる作り方だと思いました。ルールを教えずにルールを守らせようとする。それがとても不可解に映ります。実は原作もそこは上手くクリアしていると思えなかったのですが、本作では不可解なストレスが倍増している感じです。主人公の心情が詳細にトレースされる原作なら納得できる部分も、人の常識的な行動パターンを疎かにした演出ですべてダメにしています。ハリウッドの某シリーズを邦画でやりたかったんですかねぇ。女子生徒の首のシーンは後ろに座っていた高校生たちが失笑していましたよ。後で気が付いたのですが「オトシモノ」の監督でした。悪い意味で納得。ちなみにお目当てだった義眼女子と人形の館の描写はそれなりでしたが、ストーリーにおける必然が感じられないので、やはり不可解を増やしていました。[映画館(邦画)] 2点(2012-09-03 20:52:20)(良:1票)
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