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41. アラバマ物語
アメリカ映画、全盛期の頃の本当に良い映画って感じの素晴らしい作品!黒人と白人との人種問題について真剣に取り組みながらきちんとした家族の物語として描いたこの作品、人種差別と偏見とは関係ないような暴力への追放問題、人としての正義感溢れるグレコリー・ペック演じる弁護士、アティカスの家族への愛と優しさ、そして、黒人だろうが白人だろうがどんな人種でも、皆、一緒!同じ人間なのだということを問う。裁判シーンでの緊迫感、俳優の演技、どれもこれも素晴らしく、人間ドラマとしての完成度は相当のものだと思います。冒頭に出てくるブーという男を演じたロバート・デュバルの存在感、演技、やはりこの俳優、ただ者ではない素晴らしさです。そんなロバート・デュバルとグレコリー・ペックが握手するシーンは感動的であります。窓越しに娘を抱く優しき父親のアティカスと娘の演技も感動的!この映画を観て、なるほど!何故、この映画のアティカスがアメリカ映画協会が選んだナンバーワンのヒーローなのかということが納得しました。[DVD(字幕)] 9点(2006-06-11 19:19:20)
42. 仇討(1964)
日本映画に名を残す名監督の一人と言われている今井正監督による本格派の時代劇で、主演が中村錦之助のこの作品、何年か前にビデオで観ましたが今の時代のただチョンマゲつけて侍のかっこしているだけのそこらの二流、三流の下手クソな俳優とは違って、中村錦之助の役者としての魅力いっぱいの時代劇です。私もこの作品の中で一番の見所は中村錦之助の眼の演技、これが役者というもの、時代劇俳優なんだということをこの映画を観て思いました。出来れば一度だけでなく、もう一度、観たいと思うそんな日本映画全盛期の良かった時代の本当の意味での時代劇映画です。[地上波(字幕)] 8点(2005-10-31 22:15:41)(良:1票)
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