みんなのシネマレビュー |
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61. 非・バランス 主人公役の女の子、派谷恵美ちゃんっていうんだあ・・・どうもアタクシは、こういう髪型で童顔な女の子に弱い。小日向文世もいい味を出してました。ただね・・・別にこの映画に限らず日本映画を観ててよく感じるんですけど、台詞の(話し言葉としての)不自然さがどーしても気になる。それでも役者さんがうまければそれほど気にならないんですけど、主人公を含めた若い女の子達の言葉の演技の稚拙さ(特に茶髪の三人)が最後まで耳についてしまって・・・。生意気なことをいうようだけど、脚本を書く人はもう少し「話し言葉としての台詞」に対して自覚的でなければいけないのではないでしょうか?蛇足ですが、最近観た日本映画でその辺りが見事だったのは「ハッシュ!」と「アベック・モン・マリ」でした。6点(2003-07-28 20:11:51) 62. アメリカン・パイ こういう「ポーキーズ系」は今まであんまり観た事なかったんですけど、「恋は負けない!」の二人が出てるのと監督が「アバウト・ア・ボーイ」の人達だったんで観てみました。が・・・うーん、ま、こんなもんかな。っていうか、この映画に出てる奴ら、何だかんだいって楽しい高校生活送ってるじゃん!高校時代、初めてのデートで相手に「宗教勧誘」されてしまった過去を持つ私にとってはうらやましい限りだぜ、ふん(怒)ふん・・・でも、可愛かったんだよお、その娘(泣)。・・・まあそれはそれとして、ミナ・スヴァーリとくっついた男の子のエピソードはちょっと良かったかな。それにしてもアップルパイとはねえ・・・。なんか、後で痒くなりそうだな・・・。そういえば、「人肌程度に温めたコンニャク」とか「ぬるめのお湯で作ったカップラーメン」の話は聞いたことあるけどね・・・え?ぼぼぼぼ僕はやってないよお、そんな食べ物を粗末にするようなことは、ししし失礼だぞ、君ィ!6点(2003-06-28 17:10:11)(笑:3票) 63. 青の炎 アイドル映画と思って馬鹿にして観ると「おお!?」と思うかもしれないけど、かといって過剰に期待しすぎるとちょっと・・・っていうのが正直なところ。これは皮肉で言うんじゃなくて、若いときに観ないと分からないタイプの青春映画なのかもしれませんね。個人的には、義理の父(ではなかったっけ?)と母親がセックスをしてるのを主人公が聞いてしまう所が痛々しかったです。6点(2003-05-29 15:20:53) 64. アタック・ナンバーハーフ へぇー、タイにもセーラームーンショーがあるんですか。それにしてもなあ、コメディなのに色々考えさせられてしまいました。まず第一に思ったことは作中のオカマがあまりにステレオタイプで戯画化されているということ。自分好みの男に色目を使ってせまるオカマの姿は、まさに今まで映画や漫画に出てきてたオカマそのものですよね。それに第一バレーやるのに爪伸ばしちゃいけないでしょ?試合中に痴話喧嘩したり、ましてやお化粧をしてないから調子が出ないって、そりゃ唯一のノンケの人も怒るって。オカマとかどうとか言う前に、スポーツ選手として失格だもの(女性のスポーツ選手が同じ事したらどう思われる?)。それに一口に同性愛と言っても色々で、中には「男のままで男を愛してる人」もいますよ(タイの事情は分かりませんが)。そんな訳で、製作にゲイの人が関わっているとかゲイの人も納得して観たとかっていうのは、僕は納得しがたいなあ。それともオカマはああいうトゥーマッチな形で自己表現するしか社会的に認知されないって事なんでしょうか?もしゲイの人でこの映画を観た人がいたら感想を聞きたいです。僕としては唯一の「隠れゲイ」のウィットにもっと焦点を当てて欲しかった。6点(2003-03-25 16:48:50) 65. アタゴオルは猫の森 (原作は未読です)・・・んー、、意地悪な言い方すると「ゲームのイベントムービーの長いやつ」って感じでした。あまりCG技術の専門的なことは分からないけど、多分狭い意味での「技術」はピクサーとかにそれほど劣ってない、のかもしれない。ただ、例えば、短いシーンやほんのちょっとの所作でキャラクターをいかに魅力的に見せるか、とかそーゆー基本的な部分がダメだったように思う(あ、ヒデコは良かったけど。声優さんも合ってたし)。派手なシーンは多かったけど、何だか技術畑の人が「ほら、こんな事も今はCGでできるんですよ、凄いでしょう」って言ってるみたいで(っていう言い方は技術畑の人に失礼か)、なーんだかなー。当たり前のことだけどハード面がいくら優れててもソフト面がつまんなかったらダメじゃん、と思ってしまいました。<おまけ>ただ、僕がこの作品観た時はかなり空いていたのだけれど、お母さんに連れられてきた小学校低学年くらいの男の子が上映後「面白かったね~」と言っていたので、ま、良いのかな、とも思ったり。[映画館(邦画)] 5点(2006-10-19 17:32:08) 66. 悪魔のようなあなた 名匠と言われた監督の晩年の作品にケチをつけるのは個人的に趣味じゃないのだけれど(自分を省みて、もしその年になったとして若い時と同じバイタリティを保てんのかい!と思うから)、これはちょっと・・・どうなんだ?と思ってしまった。でもコレだけ観てジュリアン・ディヴィヴィエという監督のことを分かったつもりになってはイカンと思うので、他の作品も観て、改めて考えてみたいと思う。5点(2004-07-06 16:52:38) 67. 危ない話 井筒監督の第一話は、酔った勢いでとあるスナックに入ったサラリーマン(竹中直人)が、反目しあうヤクザ同士のいざこざに巻き込まれてしまうお話。正直、竹中直人の一人芸に頼りすぎという感じがしなくもないけれど、声優の川村万梨阿が何故かホステス役で出演しているので、ファンの人には嬉しいかも。黒沢清監督の第二話は、友人のペンションを借りている作家が、何故か謎の二人組に命を狙われてしまい・・・という不条理ホラー。低予算(多分)ながら、アイデア勝負でなかなか面白かった。のだけれど、高橋伴明監督の第三話・・・、銀行強盗に成功したカップルの女の方が、顔を見られてしまったために整形手術をして・・・という話なのだけれど、うーん。クールでニヒルな感じにしたかったのだろうけれど、どーも成功してないような。それに主演の永島敏行もあんましやる気なさそうだし。全体としてオムニバス企画としては、どーなんでしょ。5点(2004-06-02 17:57:44) 68. 愛する(1997) 作品を観るのはこれが初めてだったんですけど、熊井啓という監督は、確か重厚な社会派ドラマを多く作っていた人なんですよね。それが・・・うーん、まず、時代設定がおかしくて(後になって1997年という設定がはっきりするけど、それまではずっと昭和中期の話だと思ってた。連れ込み宿とか救世軍とか出て来るし)ドラマに集中できませんでした。それに酒井美紀の演技(特にベッドシーン)は「?」だし。ハンセン病をテーマに据えるなら別に「私が・棄てた・女」を下敷きにしなくても良かったんじゃないでしょうか?気のせいかもしれないけど、かつて名監督といわれた人の最近の作品は、なんかずれてる感じがするんですよねえ。5点(2003-12-17 22:21:33)(良:1票) 69. あきれたあきれた大作戦 「シザーハンズ」のキムパパことアラン・アーキンがピーター・フォークと組んだコメディなのだが・・・。どーもテンポが悪くて楽しめませんでした。これは別に古い作品だからってことじゃないと思うぞ。5点(2003-11-21 17:18:17) 70. アデュー、ぼくたちの入江 何の予備知識もなくテレビで観たので分からなかったんですけど、主人公の少年はジプシー(←これは差別的な呼称ということで、今は『ロマ族』というらしい、確か)だったんですね。映像は綺麗だったけど・・・。ちょっとこういうタイプのフランス映画は苦手です、個人的に。5点(2003-08-06 13:15:17) 71. あなたが寝てる間に・・・ うむむ・・・。どうも僕は、こういうシカケのあるアメリカの王道ラブコメみたいなのが苦手みたいです。サンドラ・ブロックはとってもチャーミングで素敵だと思うんですけどね。それにしても「あなたが寝てる間に・・・」ってそういう意味だったのか。僕はちょっとセクスィーな物を想像してしまった。5点(2003-06-01 22:43:47) 72. 青空のルーレット この監督さんの「花」は結構良かったと思うのだけれど、なんでこんな映画を撮ってしまったんだろう、、。話の内容が物凄く古臭くて紋切り型だし、主題歌はアレな感じだし、ヴォーカル役の塩谷瞬の歌もまたアレだし(彼に歌わせるなら、「パッチギ!」の時の井筒演出のようにガンガンに追い詰めなきゃダメでしょ)貫地谷しほりは可愛かったけれど、残念ながら、聾唖者という設定が映画的に生かせてなかったと思う。[DVD(邦画)] 4点(2008-08-24 17:00:12) 73. アップルゲイツ んむー、この監督さんの「ヘザーズ」観て、肌が合わん!と思っていたのだけれど、ビデオのパッケージに淀川長治さんの推薦文が書いてあったので(しかも「シザーハンズ」の名前も出して)、ついつい観てしまった。アマゾンに住む、人間に擬態出来る虫(!)が、アメリカの原発を破壊する為、典型的中流アメリカ家族を装ってとある町に入り込むが・・・ってな話で、ドラッグや通信販売にはまる「アメリカの中流」を風刺してるんだけど、どぉーもこの人の風刺の仕方、直線的というか、ヒネリ方にヒネリがないというか・・・でも、好きな人は好きなのかな?[ビデオ(字幕)] 4点(2006-10-07 17:47:59) 74. アダム・サンドラーは ビリー・マジソン/一日一善 別に、腹は立たないけど・・・・・・内容がなさ過ぎる。4点(2003-08-20 18:44:24) 75. ある日どこかで ごめんなさい、あんまり物語にひたれませんでした。しかしさすがはスーパーマン、無茶なタイムトリップはお手の物。4点(2003-06-13 19:31:45) 76. アイス・エイジ 「モンスターズ・インク」は面白かったんだけどなあ・・・弱肉強食を誤魔化してる感じがして(だってサーベルタイガーは肉食なんだから)感情移入ができませんでした。蛇足ですが、あるラジオで爆問の太田氏が(モンスターズ・インクで吹き替えをした)田中さんに「いいなあー」といってたのは、思わず本音が出ちゃったのかも。4点(2003-02-06 20:23:02) 77. 雨あがる 映像の緑が綺麗。主人公夫婦もいい演技。でも偉い人たちの演技がみな酷いのは何故(特に殿様)?山本周五郎の原作は気をつけないとただのクサイ映画になってしまうと思う。その意味では最後もっと宮崎美子にシレッと上品に毒づいてほしかった。そうすると可笑しみでクササが中和されたのでは?4点(2003-02-01 16:45:25) 78. “アイデンティティー” なんか、「シックス・センス」以降こういう映画って増えてくのかなー。いや、観客をびっくりさせてやろうって気持ちはわかるけど、これは反則じゃないかい?前半2/3位は密室サスペンスとしてすごく面白かったのに、あんなカラクリとは・・・。結末も後味悪いし、犯人(?)もなんとなく「こいつなんじゃないかなー」と思ってた奴だったし、第一、○○○を(いくらエンタテインメントとはいえ)こういう扱い方していいの?と思ってしまった。ま、こういうの、好きな人は好きなんだろうし、それを否定する気も非難する気も毛頭ないんですけどね。名前忘れちゃったけどあの娼婦の役の女優さんと、新婚カップルの新婦の人(「十七歳のカルテ」にも出てた)は良かったけどなあ・・・。 3点(2003-11-01 22:23:41)(良:1票) 79. アンブレイカブル シャマラン監督の作品はこれが初めてだったんですが・・・・・・分からん。資金の面で映画が撮れない才能ある監督が沢山いる一方でこの人がすごいギャラを取っているのが分からん。なぜ、朝のニュース番組がただの新聞紹介番組になってしまったのかが分からないのと同じくらい分からん。なぜクライマックスで、妙に感動的な音楽が鳴っていたのかわからん。未だに叶姉妹やデビ夫人がテレビに出ているのかっていうのと同じくらい分からん。この世に生を受けて三十年余。世の中、分からないことだらけさ。2点(2003-12-06 14:57:46)
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