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プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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121.  愛がこわれるとき 遠い昔に愛がこわれてしまったあの娘と見に行ったのがもう20年前(しんみり)。筋は「ありがち」且つ「いかにも」なんだけどちょっとホラー風というのもあって見ている時はそれなりにドキドキハラハラしてたような気がするんだけど、作品全体としては地味な印象。地味だといいながら20年前に見たきりなのに缶詰のラベルがキレイにこちらを向いた棚とか海辺の豪邸とか堅苦しくて息も出来ないような結婚生活の雰囲気とかといった断片ははっきり覚えているので、それなりのインパクトを残しているというだけでも評価されてしかるべしと。後半の展開がまた輪をかけて「ありがち」且つ「いかにも」なのはしょうがないにしても「大味」な演出までもが「ありがち」且つ「いかにも」なのがどうにもこうにも。あと、同じ新妻でもこれより後の『ペリカン文書』のほうがずっとかわいいのは何故。[映画館(字幕)] 5点(2011-05-18 16:55:59)

122.  アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 《ネタバレ》 十字架は美しい。なぜなら十字架は「痛み」を通過しているから。本物の「美」とは「痛み」を通過したもの。らしい。芸術家は猟奇殺人犯となり作品に「痛み」を与え「美」を完成させる。その男に同化したジョシュ・ハートネットの役どころは「美」を知る者といったところか。地獄を見てきた末にマフィアのボスとなったイ・ビョンホンは癒しようのない「痛み」を抱えて生きている。木村拓哉は全ての「痛み」を受け入れる現代のキリスト。つまり「痛み」を抱え続ける者と「痛み」を受け入れる者の拮抗を、そこに「美」を見出す者というSM的な感受性を持った男が見て興奮する物語、なわけないが遠からずではないか。にしても十字架にはりつけはともかく、「ファザー!」とか「許す」とか“僕キリストです”てのが露骨すぎ。「美」といえばトラン・アン・ユン監督の十八番。監督が自らの武器であるところの映像の美しさについて、上っ面の「美」じゃないよと宣言しているかのよう。[DVD(字幕)] 5点(2011-01-25 14:27:07)

123.  悪人 《ネタバレ》 「出会い系」というツールが結ぶ男女の出会いを発端に、一人は殺され一人は初めて人を愛する。一つの出会いが運命的な出会いとなる。それが二つあるわけだ。なんて映画的なんだろう。となると「出会い系」という安易で軽薄なツールを使う登場人物たちの孤独さを象徴するシーンの連なりがこの作品の肝となってくる。原作どおりとはいえ、GT-Rに三連メーターなんていう車オタクぶりを見せる妻夫木。居酒屋で友人に対して虚勢を張る満島。妹カップルの出て行ったあとの乱れた寝室をぴしゃりと閉める深津。それぞれの孤独を表すなにげないシーンが効果的に配されてゆく。なのに「国道のあっちとこっちを行ったり来たりするだけの人生」(正確じゃないけど、そんな感じのこと)という決定的な孤独環境をセリフにしちゃう安易さよ。「レイプされたと訴えてやる」と声を張り上げるそのときの「絶対」を連呼する満島の短絡思考表現の絶妙さに比べて岡田のわかりやすいだけの人物造形のスカスカさよ。そしてやっぱり出てきたバカの一つ覚えのようなマスコミの描き方。とどめは一生懸命に何かを語ってくる音楽の鬱陶しさ。いいところも多々あるのに、どうしてそんなことしちゃうのってのがもっとある。[映画館(邦画)] 5点(2010-09-21 16:31:11)(良:3票)

124.  あるいは裏切りという名の犬 いい感じの雰囲気を出してるシーンが多々あるんだけど、ストーリーがまわりくどいというかジメジメしてるというか。もうちょっとシンプルに語れないものか。まわりくどくあれこれ語るわりに、というか語りすぎちゃって二人の男の立場と微妙な関係がわかったようなわからないような。過去のエピソードをもっと明確にしてくれれば「男のドラマ」、中でも「裏切り」がいっそう引き立って面白くなると思うのだが。題材がいかにもフランスのフィルム・ノワールなのにいまひとつソレっぽくないのは「男のドラマ」と「裏切りのドラマ」が薄いからだと思う。監督が元警官だとか。そのせいかどうかわかんないけどリアリティに拘りすぎちゃったのかも。フランス映画界屈指のスター二人が貫禄のオーラでドラマを引っぱっている。[DVD(字幕)] 5点(2009-09-15 17:33:28)

125.  アキレスと亀 『監督・ばんざい!』でも触れたが『TAKESHIS’』公開時の監督の談ではまず『TAKESHIS’』で俳優をぶっ壊し、次の作品で監督をぶっ壊し、最後に映画そのものをぶっ壊すと言っていたように思う。この『アキレスと亀』という作品がはたして「映画の破壊」を表現しているのかは私には解からなかった。もしかしたら当初の考えからテーマを変更したのかもしれないけど、どちらにしても「三部作」の2作目と3作目は私にとってつまらないものだった。たしかに少年期の落ち着いたカメラワークと昭和の背景の相性は抜群かもしれない。たしかに青年期の友人たちとのあれこれは貧乏青年にも青春があったのだと思わせる瑞々しさを描き出している。たしかに中年期の夫婦コントは大笑いさせてもらった。そしてたしかにこの映画にはなにやら「ものを作ること」の純粋な何かが描かれてもいる。でも『TAKESHIS’』にはあった魅力的な画が無い。ただその一点において私はこの映画を楽しめなかった。おそらくこの三部作は「北野武の映画史」においては重要な位置を占め、中でも『アキレスと亀』は最重要作品ということになるのだとは思う。[映画館(邦画)] 5点(2009-09-01 14:57:03)

126.  明日、君がいない 《ネタバレ》 『エレファント』が素晴らしいのはある一点に向かう時間の流れの中にそのある一点を必然にしてしまうものを映し出しているから。この『明日、君がいない』が面白いのはガス・ヴァン・サントのやったことを逆手にとっているところ。つまりある一点に向かう時間の流れの中にそのある一点へと導く映像が映されているはずという観客の予想を裏切るところにある。しかしそのある一点というのが一人の人間の自殺らしいというところにこのゲーム感覚の「騙し」に対して少なからぬ不快感を持ってしまう。それはラストまで隠されるのが「なぜ?」ということだけでなく「誰が?」も隠されているからでもある。どうしたって我々は誰が自殺するのかなというところに興味を抱いてしまう。そこに興味を持って見ている事になんとなく不謹慎さを感じてしまう。繰り返すが、淡々と映される映像に答えがあるのではなく答えがないことで「自殺者の苦悩を誰も知らない、誰も気付けない、だから止められなかった」という結論に持ってくるあたりは上手いとは思う。でもまたこの上手さがなんかイヤなんだ。[DVD(字幕)] 5点(2009-04-27 15:47:00)(良:1票)

127.  I am Sam アイ・アム・サム 知的障害者が親になれるのかとか、なれないと端から決めるのは差別じゃないのかとかそんなことが映画の中で語られたりするけど、別にそんなことはどうでもいい。いやよかないけど、映画には関係ない。作り手だって話の中で語られるだけでそこを訴えたいってわけじゃなかろう。これは親と子にだけ成り立つ強い絆とその絆にまわりが打たれるお話なのだ。知的障害はドラマを生むための道具立て。・・だったら良かったのだが(それがダメといわれる方も当然多くいるのだろうけど)、ショーン・ペンの力演もあってドラマに妙なメッセージがこもってしまった。障害者の焦りやパニックを表現しようと揺れるカメラやせわしないカット割りがショーン・ペンの力演をバックアップする。どんどん深刻ぶってゆく。最初から障害者ネタでしっかりまじめにいくのか、単なる道具立てとして突っ込んだところにいかないかはっきりしてくれればいいのだが、この中途半端さが命取り。安易さだけが目立ってしまった。この失態を救っているのがダコタ・ファニング。容姿もそうなんだけど、表情が母性、あいや父性をくすぐりまくる。[DVD(字幕)] 5点(2009-03-04 17:29:36)

128.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 『28日後... 』がゾンビではなく未知のウイルス感染者であったことを現実的に語ったように、この作品は吸血鬼ではなく未知のウイルス感染者であることを現実的に語る。辻褄を合わせることを要求する観客に映画が応えようとすればするほど映画は窮屈で面白くなくなってゆく。しかし『アイ・アム・レジェンド』は主人公がニューヨークに一人残された状態から始めて、それ以前を極力見せず、ニューヨークから脱出することもなくそこで全てを片付けてしまうという、言わば凝縮された瞬間だけを切り取って見せることで映画としての面白さを持とうとする。だが、正直そんなに面白くならない。面白いけど思ったほど面白くならない。ひとつには途中参加の親子の重要なわりに掴みどころのないキャラがある。ひとつには先に書いた現実的であることに縛られたゆえのもの。あともうひとつはよく出来たCG。冒頭の人間のいなくなった都会の殺伐とした風景は素晴らしいし、そこで鹿狩りってのがまたいいのだが、鹿が走り出した途端に作り物っぽくなる。動きが微妙に俊敏に過ぎるように思う。そんな些細なことって思うかもしれないけど、これは感染者の動きにも言えることで、あの素早い動きが、本物らしく見せるためのごまかしにしか見えないんです。犬を探しに入った倉庫にまだこちらに気付かない感染者たちが映されたときの恐怖感はなかなかで、超絶パワーを見せ付けるよりもただじっと立ってるほうが断然怖いのは一目瞭然であることを証明している。理由をこじつけなきゃならないし、見せなくてもいいものを見せなきゃならないし、ハリウッドも大変である。[DVD(字幕)] 5点(2008-09-09 15:38:06)(良:1票)

129.  アメリカン・ギャングスター 最近のリドリー監督の作品の中ではものすごくいい!という噂を聞いて観てみたのだが、たしかにリドリーの昨今、いや、デビュー当時の数本を除いた作品群の中では普通に楽しめる作品であった。でもこのジャンルでこのお話ならこれくらいは見せてくれないと。お膳立ての時間がけっこう長く、そのぶん二人の熱き男の戦いに期待は膨らむばかりで、そういう意味でもこの長いお膳立ては実に効果的に観客を引っぱっていってくれてる。しかしいつまで待っても期待に応えた男の戦いは映されない。頭のどこかで『ヒート』を期待していたのだが。ラッセル・クロウは家庭そっちのけのちょっとだらしのない、でもって法令順守の根っからの警察官の雰囲気を出していたが、対するデンゼル・ワシントンは躊躇なく人を殺すのに威圧感とか怖さが無く、黒人マイノリティの成り上がりなのに哀愁とか憂いとかが無く、やたら冷静でやたらかっこいいのに隠れた大物というよりクレバーなチンピラみたいな描き方。いや、クレバーなチンピラを大物ぶった風に描いているのか。対決は無いなと頭を垂れるも、実話といえど、後半は一気に主役がデンゼルからお話そのものへ変わってゆく始末。前半で勝手に期待に胸膨らませたこっちも悪いのだが、この筋でいくなら刑事側でとことんいかないと。[映画館(字幕)] 5点(2008-05-13 15:47:15)(良:1票)

130.  赤いアモーレ 一番の驚きは『バニラ・スカイ』と同じになっちゃうけど、ペネロペの語学力。今回はイタリア語。容姿もえらいおばさんぽいんだけど、貧しい暮らしとそれゆえに培った男に媚びる風貌のケバケバしさが本来の美貌を覆い隠してしまっているという可愛そうな女を見事に表現している。赤の使い方がけしてケバさを助長することもなくいい感じの配され方をしている。男と女がそういった関係になる最初の第一歩があるわけだが、もうちょっと劇的というか意味深く出来なかったのだろうか。酒に酔った勢いってのはわかるし、意味なく唐突にってのもそれはそれでいいのだが、画面はその後の物語に影響する運命の瞬間であることを伝えるべきシーンだと思うのだが・・。ベストセラー小説の映画化ということらしいが、キリスト教的なバックボーンが無ければイマイチのれないかも。[DVD(字幕)] 5点(2008-04-15 11:30:16)

131.  アモーレス・ペロス 《ネタバレ》 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、、、長っ。デビュー作にしてすでに完成されている。良くも悪くも。複数のエピソードがひとつのテーマに集約されてゆく様はそれだけで面白い。3つともが自分のことしか考えていない者の成れの果てが描かれている。1つ目は自らの愛と未来のために実の兄までも貶める弟。笑顔の兄弟の写真が印象的。2つ目は富と名声を手に入れたうえに妻と可愛い娘がいる男を略奪する女。無言電話の逆転がちょいとあざとい。3つ目は思想のために家族を捨てた男の後悔。兄弟の諍いという一つ目の話にリンクする逸話が盛り込まれる。スタイリッシュな映像でこの3つのエピソードが繋がる。先に書いたようにひとつのテーマに集約されてゆく。完璧に。この完璧さが面白くもあり面白くなくもある。3つのエピソードという大枠以外の細かなエピソードまでもがひとつのテーマへと集約されている。それ以外は描かれない。テーマに沿ったエピソードの羅列。そこに人生は描かれない。[DVD(字幕)] 5点(2007-09-04 12:09:54)

132.  愛のコリーダ 常に物議をかもし日本映画界を困惑させてきた大島監督にしてみればこの露骨なまでの性描写こそが意味のあるもの。つまり露骨な性描写は芸術価値を高めるものではなく、あくまで監督の反骨精神の表れなのだと思う。そういう監督がいてもいいと思う。そして海外での高評価もまたたんなる日本の慎ましやかなイメージと過激なエロスの融合からくる大胆さでしかないような気がする。私自身も作品の中身よりも作品そのものの衝撃が先行してしまい、では映画の評価は?と聞かれると特別に気を惹くようなところは少なく、むしろここまで露骨にしなくたって、、と思ってしまうのです。ただ、二人の情愛で埋め尽くされた映像の中にあって兵隊の行進という一見そぐわないシーンがそぐわないからこその異様さを放っていて、大島監督がこの映画の中で描きたかったものってたぶんここだけなんだろうなと思った。体制批判がトレードマークの監督ゆえに情愛に溺れる二人を肯定したシーンとなっています。あとは全部とは言わないがやっぱり閉鎖された日本映画界への威嚇なのだろうと思う。[ビデオ(邦画)] 5点(2006-09-08 13:50:24)

133.  アタック・ナンバーハーフ2 全員集合! 《ネタバレ》 ヒットしたから第二弾というベタな展開、その第二弾にニセモノ登場というヒーローものにありがちなベタぶり、1作目のキャラの青春時代の回想というこれまた“あるある、、”なベタぶり。1作目自体が相当なベタぶりだったことを考えるとこのベタベタはかえって気持ちが良い。第二弾を作るという行為そのものに強烈な郷愁を感じる。おバカ映画のノリで観ていたがジュンちゃんの純ぶりにキュンときた。[DVD(字幕)] 5点(2006-02-28 13:37:42)

134.  アタック・ナンバーハーフ タイといえばオカマちゃんの多い国というイメージを持っている。以前テレビで、タイではオカマは男よりも女よりも崇高な存在と崇められているようなことを言ってたんだけど、この映画によると他国と同じように偏見の目で見られてるんですね。あれはタイの一部の地域の話だったんだろうか。とりあえずこの作品は人々の偏見を気持ち良くひっくり返してくれた実話が元になって作られています。だからベタでも古臭い映像でも見終えた後に心地よさが残る。それからどう見ても女にしか見えないオカマが一人いましたが(本物のオカマ!)、私の目はその人ばかり追っていました。タイに旅行して、魅せられ、帰国しない人がいるそうですが、わかるような気がします。[DVD(字幕)] 5点(2006-02-27 16:22:17)

135.  悪魔のような女(1996) 『氷の微笑』の出演を断ったI・アジャーニと同作品でブレイクしたS・ストーンが顔を合わせた話題作。アンリ・ジョルジュ・クルーゾーのオリジナル版は光と音楽による巧みな演出により「怖さ」が際立った作品だったが、リメイク版は観客を「騙す」「驚かす」ことに力を入れた作品。まあ楽しめるが一度きり、二度目からはそれほど楽しめない作品になってしまってる。ラストまでコンパクトにまとめているのはいいが、ライターとかサングラスとか、あるいはスーツをクリーニングに出した人物がいたと思われる部屋とかが一つの出来事として通りすぎるだけで、もうちょっとドキドキさせてくれと思ってしまう。この作品を結末を知ったうえでもう一度見る機会があればぜひチャレンジしてほしいことがあります。風呂場のシーンで男がどう見ても息を止めているところを同じように息を止めてみてください。私はやりました。死ぬかと思いました。5点(2004-07-15 12:45:48)

136.  赤い橋の下のぬるい水 川の水と海の水が交わる赤い橋の下。川がカドミウムで汚染されたイタイイタイ病の逸話。超純水がおいしくないという話。川で溺れ死んだサエコの母。入水自殺したサエコの前の男。都会からはじかれ漁師になる陽介。そしてサエコのぬるい水。これだけ”水”をからめているにもかかわらず、サエコのぬるい水がインパクトありすぎて他が希薄に感じられるのが残念。そのかわり、水が織り成す縁の中に女の神秘性を感じる。サエコを演じた清水美砂が妊娠中だったということを知って観たせいで余計にそう思うのかも。水が噴出す時の音楽は絶妙。5点(2004-05-12 13:54:52)

137.  愛を弾く女 《ネタバレ》 バイオリン職人としては極めていても、自分の狭い世界の中でしか生きようとしない主人公。今までそうやって生きてきたから楽なんでしょう。わかる気がする。そんな主人公に恋愛感情が生まれるのですが、パートナーとして受け入れた場合、この先共に生きるには自分を少し壊さなければならない。それを拒んだということなのだろうか。恋愛に対してはウラハラな言動でも生き方としては自分を徹した。結果は他人を傷つけただけ。一線を越えた対人関係を築けない主人公が哀れに感じた。たしかにダニエル・オートゥイユの映画です。故に起伏の無いドラマが...いや、正直に告白しますとですね、邦題に少しエロを期待しちゃったんですね。それが点数に影響しちゃってます。ごめんなさい。エマニュエル・ベアールのバイオリン演奏の演技はうまかった。あれ、演技ですよね。5点(2004-04-27 13:45:15)

138.  アルビノ・アリゲーター 《ネタバレ》 くせのあるキャストとケビン・スペイシー初監督作に惹かれて見た。舞台劇のようというご意見があるがまさにそう思う。でも個人的にはそれがマイナスに働いた。舞台を見ているようでリアル感が無い。大好きなジャンルだけに痛い。人質たちのセリフもやたら多く、恐怖感が伝わらない。最後に生き残った3人の内親子2人については白いワニの話がうまく活かされている。2人が助かるために一人の男を生贄に..おそらく母のために息子が殺しその息子のために母がマット・ディロンをかばう。ただ、だからどうした?とも思う。ストーリー、設定ともに面白いのに勿体無い。5点(2004-01-17 13:36:39)

139.  あしたのジョー(1980) ブラック・ジャックに次いで私の性格形成に多大な影響を及ぼしたのが矢吹丈である。それほどはまったわけだが、もちろん「漫画」で、である。テレビアニメも声が渋いので好きだったが「映画」は仕方ないとはいえ、はしょられ過ぎで物足りない。テレビ版はビデオ無いんですか?なら、映画つくった価値はあったというわけですね。5点(2004-01-13 14:17:07)

140.  愛人/ラマン ドラマのラストはいいんですけど、最後の最後のナレーションの部分がいやなんです。結局その後、自分(女のほう)は他の人と結婚して男のほうが自分のことを思い続けてるみたいなくだりが(違いました?)。私の痛い痛い過去が頭に蘇ってきて..。5点(2003-11-21 17:24:06)

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