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プロフィール |
コメント数 |
731 |
性別 |
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自己紹介 |
奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。
好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。
どうぞよろしくお願いします。
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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。
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1. 赤い河
《ネタバレ》 フランスのインテリどもに神格化され、今や映画史上の偉大な巨匠に祭り上げられたハワード・ホークスだけど、そんな者どもの小賢しい贅言など、この映画の問答無用の痛快さ・面白さ・素晴らしさの前にどーでもいいやい! クライマックスのジョン・ウェインとモンゴメリー・クリフトの殴り合い直前、ウェインがカウボーイのどてっ腹にいきなりズドンとぶちかますのにも(あれってジョン・アイアランドだっけ?)ビックリ。それが、あんな小娘の一喝で急に仲直りするいきなりな展開に、「映画はこうでなくっちゃ!」と、これまた理由もなく感激したぼくなのだった。10点(2003-09-30 11:12:40)
2. 青い山脈(1949)
その全盛期には“社会派の「巨匠」”と呼ばれ、黒澤明や小津、溝口以上に批評家から称揚されていた、今井正。そして今やすっかり忘れ去られようとしているこの監督さんだけど、改めて見直す時、最良の今井作品とは常に「少女(たち)」を描いたものであったことに気づかされる。『ひめゆりの塔』しかり、『純愛記』しかり、そしてこの『青い山脈』しかり…。そこには、戦前までの封建社会において抑圧されていた女性性と、戦後社会になってなお残る社会の諸矛盾を、彼女たちを通して浮き彫りにしようという意図があったのかもしれない。けれど、それ以上にこの「巨匠」が少女たちそのものを、ある特別な眼差しで見つめている気配が、その作品から伝わってこないだろうか。この『青い山脈』のなかでも、杉葉子演じる女子高生と女教師である原節子がほとんどチークダンス(!)のように身体を寄せてダンスする場面に漂う、何とも言えない“妖しさ”はどうだ…。なるほど、これは戦後民主主義を謳歌する若い世代を明るく肯定することで、未だ残る戦前的価値観(その象徴である男性教師たちの滑稽さときたら!)へのアンチテーゼたらんとした…という「意図」なのだろう。が、そんな「良識的」な主題以上に、今井正は、女子高生が美しい女教師を慕うそのエロチシズムにこそ、自身が魅せられているのじゃあるまいか。そして、そういった一種の《倒錯》をあらわにする瞬間に、この監督の「本質」があるのだと、ぼくは思う。彼の謳う「正義」や「教条主義」はもはやほとんどタイクツかつ偽善的でしかないけれど、その「少女愛(!)」に満ち満ちた眼差しは、現在においてもなお生々しく見る者に迫ってくる。そう、大いなる肯定と賞賛を込めて、今井正作品は偉大な“ロリコン”映画なのだと、ぼくは断言したいと思う。8点(2004-02-23 18:28:05)(良:1票)
3. 哀愁
昔の映画って、やはりセットや照明などの技術面がしっかりしているから、例えばこんなくだらない・安っぽい・ご都合主義的なストーリーでも一応「名作」っぽく見せてしまうんですなあ。確かにヴィヴィアン・リーは美しいけど、彼女が出ていなきゃ、とっくに風と共に忘れ去ってしまわれていたでしょうね。この映画を翻案したとおぼしい溝口健二の映画もあったけど何だっけ? あれも溝口にしちゃ正直ヒドイ出来だったなあ… 《追記》うわあぁああっ! 何だこのヒドイ文章は!! 自分で書いたなんて、未だしんじられましぇ~ん(泣)。たぶんあれだな、カミさんとケンカしたか、仕事でトラブッたか、ひそかに好意を寄せていたコが結婚しちゃったか…いずれにしろ、“八つ当たり”以外の何物でもありません。もう、見てから20年近くたってるはずだけど、その時は特に前半のヴィヴィアン・リーの完璧な美しさにア然ボー膳としていたっけ。それだけでも、高評価に値するでありましょう。もうひとつ、溝口の『夜の女たち』も今見直せば、きっと自分の不明を恥じ入って、自殺したくなるに違いない…。削除も考えましたが、点数だけ変更しておのれのスットコドッコイさ加減をさらしておくことにします。この映画を正当に評価されておられる皆さん、本当に申し訳ありませんでしたっ!8点(2003-10-07 11:14:07)
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